Tina_Brooks

House Party

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 無職の言い訳っぽいですが ・・・・・・・


 時間があるのがとてもいいなぁ (実感)
 例えば部屋の掃除にしても、一度にみんなやろうと思ってしまうから今まではなかなか重い腰が上がらなかった.
 でも時間さえあれば、気が向いた時に少しずつできます.
 車のタイヤ交換のついでに倉庫を片付けたり ・・・・・・・

 昨日は、ずっとやらなくちゃと思っていた CD の整理.



2017.4.7 000-99

 これだけの限られたスペースしかないので、 CD や Blu-ray が増えてくるといろいろ工夫していかないととても収納できなくなってしまいます.
 ほんの少しだけ配置を変え、スペースを作ってみましたが、やり始めたらいろいろなものを片付けたりしなくちゃならず、思いのほか時間がかかったりです.


 で、これだけ集中してやればいいものを途中で他の片付けなんか脱線しながらしてしまうのでさらに泥沼状態 (笑)


 ちなみに前列の CD 群は、 Blue Note だけを別にし、他のアルバムは A 〜 Z 順なのですが、奥の DVD はまったく順序だっていないため、観たいと思った時に探すのが一苦労.



2017.4.4 002-99

 腐女子 から頂いたスタバのミニ・マグも、一応キレイに並び直したり.

 腐女史 殿、ちゃんと元気に仕事していますか ?
 きちんと大事にしておりますよ ・・・・・・・・ でも 東南アジア に限局されてるなぁ.

 違う大陸のものもあると ・・・・・・・・・ 部屋の片づけしながら独り言を ボソッ 



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 そんな作業中、 iTunes から流れ出したのは久しぶりに聴いた "Au Privave" .
 久しく聴いていなかったアルバムです.

 ジミー・スミス の人気アルバムの一枚です.
 今日気がついたのですが スイングジャーナル誌選定ゴールドディス だったんですね.





4002 House Party






  " House Party / Jimmy Smith "





  1. Au Privave
          (Charlie Parker) ・・・・・ 15:07
  2. Lover Man
          (J.Davis-R.Ramirez-J.Sherman) ・・・・・ 6:58
  3. Just Friends
          (J.Klenner-S.M.Lewis) ・・・・・ 15:13
  4. Blues After All
          (Kenny Burrell) ・・・・・ 6:04
  5. Confirmation
          (Charlie Parker) ・・・・・ 10:32





  # 3 & 4 :
  Lee Morgan (tp), George Coleman (ts),
  Curtis Fuller (tb), Kenny Burrell (g: # 4 only), 
  Jimmy Smith (org), Donald Bailey (ds),
  Recorded at Manhattan Towers in NYC, August 25, 1957.

  # 2 :
  Lou Donaldson (as), Eddie McFadden (g),
  Jimmy Smith (org), Donald Bailey (ds),
  Recorded at Manhattan Towers in NYC, February 25, 1958.

  # 1 & 5 :
  Lee Morgan (tp), Lou Donaldson (as),
  Tina Brooks (ts), Kenny Burrell (g),
  Art Blakey (ds)
  Recorded at Manhattan Towers in NYC, February 25, 1958.






 オリジナルアルバムは 4 曲目までで、 5 曲目は CD 化のボーナス・トラック.
 二つのセッションから選曲されています.

 ジャケット裏の表記では "Au Private" になっていますが、これは間違い.




4002-2

 Blue Note と言えば Jimmy Smith と言ってもおかしくないほど、初期から Verve に移籍するまでの間多くのアルバムを作っています.
 ただし、日本のジャズ喫茶ではどうも敬遠されがちでした.
 それはやっぱり演奏していた楽器がオルガン (Hammond B-3) ということでしょうか.
 これだけでシリアスという部分から除外されてしまっていたような、ものすごく差別的な部分が一昔前のジャズ喫茶にはありましたから.


 このアルバムでの演奏はスタジオ・ジャム・セッションといった趣です.
 ジミー・スミス のアルバムではこういう感じのセッションが多いので、このあたりも好き嫌いの分かれるところでしょうか.



Jimmy Smith 005

 このアルバムの兄弟アルバムともいえるのが "The Sermon !" (BLP-4011)
 "The Sermon !" のほうも、このアルバムとまったく同じ二日間の演奏を収めたものでした.

 だったら、演奏日ごとに 2 枚のアルバムにすればいいと素人的には考えます.
 収録時間や収録曲、さらにはミュージシャンたちへのギャラの問題とかもあったのでしょうか ・・・・・・

 ところが調べると、この二日の録音はこれだけではなくさらに何曲か録音されていました.



 1957 年 8 月 25 日に録音された曲は
  "J.O.S." (BLP-4011 "The Sermon !" に収録)
  "Lover Man"
  "Just Friends"
  "'S Wonderful" (BNJ-50101 に収録)
  "Little Girl Blue" (LT-1092 "On The Sunny Side" と TOCJ-6186 "Standards"に収録)
  "What Is This Thing Called Love" (LT-992 "Confirmation" に収録)
  "Cherokee" (LT-992 "Confirmation" に収録)


 1958 年 2 月 25 日に録音された曲は
  "Flamingo" (BLP-4011 "The Sermon !" に収録)
  "The Sermon" (BLP-4011 "The Sermon !" に収録)
  "Au Privave"
  "Blues After All"
  "Confirmation" (LT-992 "Confirmation" に収録)



LT-992

Jimmy Smith Standards

 と、ざっと調べただけでも 12 曲になります.
 これはアルバム未収録曲の発掘ブームによって陽の目が当たった曲が多いためです.

 さらに厄介なのはそれらがまた切り売りされて他のアルバムのボーナス・トラックとして加えられてしまうことでしょうか.
 LT-992 "Confirmation" はアルバムとしてもありますが、本アルバムのボーナス・トラック "Confirmation" はそのアルバムと同じ演奏です.
 だからちょっと注意していないと同じ演奏があるにもかかわらず、違うタイトルのアルバムを買ってしまうことになりそうです.


 前の Sonny Clark のようにね (笑)



Tina Brooks 004

 ボクが持っている Blue Note の ジミー・スミス のアルバムはちょうど 20 タイトル.
 ティナ・ブルックス が入っている演奏はたまに聴くものの、積極的に聴こうという感じではありません.

 全体的にこんな感じで長い演奏が多いからでしょうか.

 久しぶりに聴いてみると彼の演奏はもちろん、まわりのメンバーもジャムセッション独特とでもいう、リラックスした感じですごくいいのですが ・・・・・・・・

 まぁこの時代にこれだけのメンバーが集まれば、演奏がいいのは当たり前か (笑)



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 CD の整理ついでに、ついつい DVD の並び替えも始めてしまいました.

 ところがどうしても 100 本程度棚に収まらないことが判明.

 さてどうしようか ・・・・・・・・・



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 片付けていたはずなのに、まるでホームパーティの後のような部屋になってしまいました.


 日曜日の今日は雨降り、昨日からの片づけをそろそろ開始なのです.



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The Sermon !

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 こりゃもう、ほんとにヤバイ.

 暑すぎます.



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 昨日は、朝一番に スタバ で一休みして家に帰ってきたんだけれど、昼頃からグングン気温上昇.
 なんと、昼頃にはリビングで 30℃ 超え !!!
 窓開けて風は入ってくるものの、暑い風ばかり.
 ボクの部屋に至っては PC やオーディオ・アンプからの放熱で、 33℃ くらいにはなっていたはず.

 全国的にも多くの地域で最高気温の更新をしたようです.
 扇風機だけのボクの部屋では、マジで熱中症になってしまいそうだな.



weather map002

 ちなみに、ネットに出ていた今日 ( 7 日) の予想だそうです.

 真っ赤っか ・・・・・・・・・ これ見ただけで汗が出てきそう.



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 久しぶりに Blue Note のアルバム聴いてみましょう.
 こう暑いとなにか Blue Note 聴こうという気になれなかったんだけれどね.

 こういうオルガンの音聴いていると、なにか南部のうだるような暑さを連想してしまいます.

 今夜も ・・・・・・・ In the Heat of the Night かな





4011






  " The Sermon ! / Jimmy Smith "





  1. The Sermon
        (Jimmy Smith) ・・・・・ 20:12

  2. J.O.S.
        (Jimmy Smith) ・・・・・ 11:56

  3. Flamingo
        (E.Anderson-T.Grouya) ・・・・・ 8:02





  # 1 & 3 :
   Lee Morgan (tp), Lou Donaldson (as: # 1 only),
   Tina Brooks (ts: # 1 only), Jimmy Smith (org),
   Kenny Burrell (g), Art Blakey (ds)
   Recorded at Manhattan Towers, NYC, February 25, 1958.

  # 2 :
   Lee Morgan (tp), George Coleman (as),
   Jimmy Smith (org), Eddie McFadden (g),
   Donald Bailey (ds)
   Recorded at Manhattan Towers, NYC, August 25, 1957.






 ずっと前に簡単に取り上げましたので、今回はデータも記載して.



 
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 大好きな ティナ・ブルックス が入っています.
 3 曲目の演奏を聴いてみたかったんですが残念ながら 1 曲目の "The Sermon" だけの演奏.

 1 曲目アルバム・タイトル曲 "The Sermon" は 20 分超えのとても長い演奏で、ジャム・セッションのような感じでもあります.
 それぞれ個性的なソロをとっています.

 ソロは Smith - Burrell - Brooks - Morgan - Donaldson の順.
 一人一人のソロが長いせいか、どうも個人的にはあまりいいとは言えません ・・・・・・ まぁ悪くはありませんが.

 ティナ についてもいきなりの出だしで音がはっきり出ない感じで、途中グッとくるんですがそのまま尻つぼみという感じで終わっちゃうんだな (笑)

 それに比べ 2 曲目の ジョージ・コールマン のアルトがとても元気があっていい感じ.
 そこに釣られるように リー・モーガン や ケニーバレル もホットな演奏をします.
 まぁ曲自体がアップ・テンポということもあると思いますが.



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 ティナ・ブルックス が入っている 1958 年 2 月 25 日の演奏は他にもあり、 "House Party (BLP-4002)" に "Au Privave" 1 曲が入っています.
 さらにオリジナルに収められなかった "Confirmation" の演奏があり、後年 "Confirmation / Jimmy Smith (LT-992)" として日の目を見ました.

 その後この演奏は、 "House Party" の CD 化に伴いボーナス・トラックとして加えられました.
 ボクは "House Party" に加えられた演奏のほうを持っています.


 演奏の途中に飛び込んでくるノーズのような音がいかにもオルガンという感じ.
 ホーンレスの演奏も結構ありますが、ボクはホーンの入っている演奏のほうが好き.


 そして、やっぱりこのアルバム、ボクは断然 B 面.

 それも 2 曲目の "J.O.S." だな ・・・・・・・ この演奏はこんな暑い夏にピッタリ (笑)
 


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 最後にまたまた映画のお話です.

 さてここにきて DC コミックス の逆襲が半端ありません.



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 少し前までは アヴェンジャーズ・シリーズ の マーベル・コミック が映画界で台頭していました
 それらの世界観を一緒にしてあるのが マーベル・シネマティック・ユニバース (Marvel Cinematic Universe) で、通称 MCU と呼ばれています.
 この世界観の上で、多くのヒーローたちが交差していました.

 それに対して DC コミックス は DC エクステンデッド・ユニバース (DC Extended Universe) 、通称 DCEU .


 ビジュアル系のボクとしましては、 スカーレット・ヨハンソン は絶対に近いものがありますが、どうしてどうして DCEU も捨てがたいのです.

 特に来年公開予定のこのお姉さんには ・・・・・・・



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 DCEU シリーズの第 4 作品目の "Wonder Woman" .

 主演はイスラエル出身の女優 ガル・ガドット (Gal Gadot) .
 この人、ボクは前から好きでした.
 彼女が有名になったのは "ワイルド・スピード MAX" での ジゼル 役.

 DCEU シリーズは、第一作目が "マン・オブ・スティール" 第二作目が "バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生" .
 この二作目に ワンダー・ウーマン が登場していたようです.


 ただボクは バットマン と スーパーマン という組み合わせがあまりにも突飛すぎたので劇場で観ようとは思わなかった.
 ワンダー・ウーマン ・・・・・・・ ガル・ガドット にはとても興味あったんだけれどね.


 "マン・オブ・スティール" は結局劇場での鑑賞をやめて WOWOW で観ましたが、なにか妙に暗い映画で.
 まさかこんな感じでつながっていくとは夢にも思いませんでした.
 もう一度しっかり観直す必要ありそうだ.



 そしてもうじき公開される DCEU 第三作目が "スーサイド・スクワッド (Suicide Squad)" .



Suicide-Squad002

 これ面白そうです ・・・・・・・・
 とにかく ハーレイ・クイン のインパクト大.
 でも上の写真のように、どうもそれ以外はインパクトにかけちゃう感じ.
 ウィル・スミス も出演していますが、最近これは ! って映画に出てないからなぁ ・・・・・・

 ただ映画としては、これ観てみたいかも.
 どうも地元の TOHO シネマズ にもやってくるようですし.


 ちなみにこちらの DCEU シリーズの Blu-ray はすでに廉価版も出ているので、そういう意味では マーベル (ウォルト・ディズニー・ジャパン) よりはずっといいかな.

 あとは日本語吹き替えどうなっているかが楽しみだ.
 いかんせん ウォルト・ディズニー・ジャパン の吹き替えは本当に観るに堪えられないくらいひどいからなぁ.


 折角 MCU がみんな揃ってヤレヤレだったのに ・・・・・・・・・・・・・・・

 今度は DCEU 集めるような予感がプンプンなのです.


 数年後には マーベル vs DC 何てことも起きるのかなぁ ・・・・・・
 どんどん引っ張っていけそうな感じです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Shades of Redd

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 この時期は陽が沈むのがすごく早くなっているので、夕方の風景が全く写真に収められないのです.

 ということで、今朝の風景を.



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   (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/1000sec f/4.5 ISO-100)

 先週は結局一回だけの更新になってしまいました.
 いくら不規則なアップと言っても、さすがに週一回はまずいだろう ・・・・・・

 ということで、頑張って平日の夜書いております.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 このアルバムはずっと前にジャケット写真を載せた程度でしたので、再掲載.
 結構マイナーなのですが、何とも言えない味があります.
 こういうアルバムが有名なアルバムの間に隠れているのも Blue Note のよさです.




4045






  " Shades of Redd / Freddie Redd "




  1. The Thespian ・・・・・ 6:58
  2. Blues, Blues, Blues ・・・・・ 5:57
  3. Shadows ・・・・・ 7:20
  4. Melanie ・・・・・ 5:03
  5. Swift ・・・・・ 4:02
  6. Just a Ballad for My Baby ・・・・・ 4:11
  7. Ole ・・・・・ 6:22
  8. Melanie (alt-tk) ・・・・・ 5:26
  9. Ole (alt-tk) ・・・・・ 7:38




  Jackie McLean (as), Tina Brooks (ts), Freddie Redd (p),
  Paul Chambers (b), Louis Hayes (ds)
  Recorded at VG Studio, Englewood Cliffs, August 13, 1960.





 このアルバムはすべて フレディ・レッド の曲で占められています.
 オリジナルは BLP-4045 、 8 曲目と 9 曲目は CD 化のボーナス・トラックです.




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 久しぶりに聴いたなぁ.
 2 曲目の "Blues, Blues, Blues" がかかって、思わず笑ってしまう ・・・・・ そうそう、これだよ.

 このアルバムは、 ティナ・ブルックス が参加していたので、 フレディ・レッド のことは全く分からないまま購入した記憶があります.
 だから 2 曲目の ティナ を聴いただけでも十分満足した記憶もよみがえりました.

 このアルバムを購入してから、 オフ・ブロードウェイ で上演された "The Connection" のことを知り、 "The Music from 'The Connection' (BLP-4027)" を購入.

 さらにHoward McGhee 名義の"The Connection" をやっとの思いで手に入れたんだった.
 そういえば、そのアルバムジャケットの名前は Freddie Redd ではなく I.Ching でした.



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 フレディ・レッド のピアノは、感覚的に ティナ・ブルックス のテナーのような感じ.
 べらぼうにうまいという感じではなく、不器用そうなんだけれど独特の味があるとでもいうか.
 このアルバムはすべて彼の曲ですが、そんな曲が結構ブルージーだったりするところもボクの好み.

 そんなところが微妙に良かったりするのです.


 Blue Note の彼のリーダー・アルバムは、上記を含むたった 2 枚だけ.
 その後未発表だった "Redd's Blues (TOCJ-66076)" が発表されました.


 この "Redd's Blues" もいいアルバムなので、いつか取り上げてみよう.


 ちなみにこのアルバムでは、 ティナ・ブルックス と ジャッキー・マクリーン も結構いい演奏しています.


 それにしても通して聴いていると懐かしさを感じてしまうなぁ.
 それほど多くは聴いていないアルバムのはずなのに、ほとんどの曲が 「そうそう ・・・・・ これこれ ・・・・・」 って感じで思い出されます.



 購入した時には結構聴いたんだったっけ ・・・・・・・・



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 さて、今夜家に一冊の本が届きました.
 ボクが普段行っている いつもの講習会 の日本語テキストです.



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 実はこのテキストの日本語翻訳のお手伝いをした関係でいただきました.
 お手伝いは完全なる無償の作業でしたので、製本 1 冊くらいはいただいてもいいですよね.

 あと 1 年くらいするときっと新しいものが出るはずですが、まぁ自分の足跡的に大事にとっておくことにします.

 この作業したのが 2 年半くらい前だったかな ・・・・・・

 あの頃は今よりずっとパワーがあったような気がします.


 最近、なんとなくですがめっきり老けた気がしてなりません.
 この本もう一度読み返して、あの頃のパワーを取り戻したいものです.



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Blue Lights vol.1

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 プチ充実したシルバー・ウィークも終わってしまいましたが ・・・・・・・
 なんと、たった二日勤めただけで土日のお休み !!

 ボクのようなナマケモノにはこれは嬉しすぎる.

 おまけに来週はかなり前から予定していた家族旅行があるので、木・金とお休みいただいております.
 体が完全に休日モードになっています.
 この先、普通の勤務がちょっと心配だったりします (笑)



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/1600sec f/4 ISO-100)

 10 月 1 日付人事異動の内示があり、ボクのブログに何度も登場していた 腐女子 が他の職場に異動になります.
 とてもユニークな女子で、ブログ・ネタとしていろいろ使わさせていただきましたのでちょっと残念.

 まぁ現職場が長かったので、これもやむ無しといったところでしょう.
 その代わりに、別の意味でユニークな女子がやってくるのでどうなることやら.




 今日も特に予定ないのでちょっと出かけようかと思っていましたが、上の写真のような曇り空.
 天気予報だと午前中は晴れの予想なんですが、どうもパッとしません.



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 じゃあ家でブログでも更新しようと ・・・・・・・・

 それも正統派のハード・バップを久しぶりに聴いてみよう.
 少し前までは 新主流派 やロック色の強いアルバムが多かったので、前回の "Blue Hour" に続いて Blue 繋がりの Blue Note 盤ということで.
 





1596






  "Blue Lights vol.1 / Kenny Burrell"





  1. Phinupi
         (Kenny Burrell) ・・・・・ 9:45
  2. Yes Baby
         (Kenny Burrell) ・・・・・ 11:05
  3. Scotch Blues
         (Duke Jordan) ・・・・・ 7:56
  4. The Man I Love
         (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 6:43
  5. I Never Knew
         (T.F.Rito-G.Kahn) ・・・・・ 12:34





  Louis Smith (tp), Tina Brooks (ts: # 2, 3 & 5),
  Junior Cook (ts: # 1-3 & 5), Kenny Burrell (g),
  Duke Jordan (p), Sam Jones (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at Manhattan Towers, NYC, May 14, 1958.







 オリジナルは BLP-1596, 1597 という二枚のアルバムです.
 5 曲目の "I Never Knew" は CD 化に伴ってのボーナス・トラック.




1596-2

 このアルバムの 2 枚目については 以前に 紹介しました.
 その時に詳しく書きましたが、ボクの持っているアルバムは輸入盤で 2 枚組のものです.
 そのためオリジナルとは収録順序が大きく違っています.
 一応ブログ・タイトルはオリジナルの表記をしましたが、内容はかなりオリジナルとは違うことをご承知ください.
 アルバムの写真はボクの持っているものですので、 "Volumes 1 & 2" になっています.


 ただどうして 1 曲目に "Phinupi" を入れたのでしょう.
 オリジナルでは A 面の 1 曲目に "Yes Baby" を入れています.

 アルバムの 1 曲目に何を入れるかって、そのアルバムの方向性を示すべき大きな役割があるので、プロデューサーもかなり気を使うという話を、以前 TBM の 藤井さん から聞いたことがあります.

 このアルバムの 1 曲目と 2 曲目では演奏ががらりと違っています.
 アルバム・タイトルの雰囲気からすると、オリジナルの "Yes Baby" のほうが似合っているかな、とボクは感じますが.

 まぁ好みの問題にもなってしまいますね.
 録音順にきちんと入れてあるのかもしれませんし ・・・・・



Kenny Burrell008

 写真は ケニー・バレル と ジョン・ジェンキンス .
 1957 年の "John Jenkins with Kenny Burrell" (BLP-1573) の録音風景と思われます.

 ちなみにこの "John Jenkins with Kenny Burrell" ですが、ずっと探しているんだけれどなかなか見つかりません.
 4 - 5,000 円出せば購入できますが、ボクは基本的に 2,000 円以内 (できれば 1,000 円以内) という変なポリシイ持っていたりするので、なかなかありませんね.
 でも、こういったアルバムはきっと廉価価格で再版されると信じていますので、それまではじっと我慢.




 さてこの "Blue Lights"アルバム、スタジオ・ジャム・セッションをおさめたもの.
 雰囲気的にはすごくくつろいだ雰囲気が伝わってきます.

 ジャム・セッションというとバリバリの闘争心溢れるようなプレイを連想しますが、このアルバムは気心の知れたメンバーがリラックスした雰囲気の中で演奏している感じがあります.


 このアルバムのホーン陣は非常に地味な印象です ・・・・・・・・
 まぁボクのような ティナ・ブルックス 大好きにとってはたまらないアルバムでもありますが (笑)


 ティナ・ブルックス はもちろんですが、 ルイ・スミス にしてもまだまだ駆け出しでこのアルバム録音の 2 か月前に Blue Note での初めてのアルバムを吹き込んだばかり.
 ただし倒産した トランジョン・レーベル に 1957 年の録音があり、その音源を アルフレッド・ライオン が買い取り "Here Comes Louis Smith" (BLP-1584) として発売はしています.


 Blue Note と言えば Lee Morgan 、 Donald Byrd や Freddie Hubbard といった華やかなトランぺッターがいますが、 ルイ・スミス はかなり地味な感じです.
 まぁ活動期間が少なかったこともあるのでしょう.



Juniorcook001

 この写真は 1960 年 Birdland での ホレス・シルバー・グループ の演奏風景.
 トランペットは ブルー・ミッチェル 、 テナーが ジュニア・クック .


 このアルバムにも登場している ジュニア・クック ですが、この人も前述の ルイ・スミス 同様べらぼうにうまいわけではないんだけれど何か味がある.
 ただこの人のほうは ホレス・シルバー・グループ の黄金期のメンバーとしてとても有名ではあります.

 最後にソロ順を書いておきますね.


 "Phinupi" 
    Cook → Smith → Burrell → Jordan → Blakey
 "Yes Baby" 
    Burrell → Brooks → Smith → Cook → Jordan → Blakey
 "Scotch Blues" 
    Burrell → Brooks → Smith → Cook → Jordan → Blakey
 "The Man I Love" 
    Jones → Smith → Jordan → Jones
 "I Never Knew" 
    Burrell → Brooks → Smith → Cook → Jordan → Blakey




 全体的に地味な感じのホーン陣がリラックスしながら作ったアルバムが、とてもブルージーでステキなアルバムになってしまいました.



 さて昼ごはんの時間です.
 午後はのんびり映画でも観て過ごすことにしましょう.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Ray Charles Live In Brazil,1963

  ・ ・ ・ ・ ・



 昨夜この記事書いたんだけれど、データとか書き忘れてしまったので書き加えて新しくアップです.
 ここから下は昨日の金曜日に書いたものです.



     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 4 月の異動からまだたったの 3 日 ・・・・・・・ だというのに、本当に疲れた.
 やっと金曜日の夜がやってきました.


 ところが今週末の土日は全然ゆっくりできない.

 そう言えば、写真も最近は撮っていないなぁ.



  ・ ・ ・ ・ ・



 気分転換に、たまには R&B でも聴いてみようか.
 ちょっと前に ブロ友 さんの話題になった DVD です.





Ray Charles001





  "O-Genio : Ray Charles Live In Brazil, 1963"





  First show:
  1. What'd I Say
  2. Take These Chains from My Heart
  3. You Are My Sunshine
  4. Set Me Free
  5. Carry Me Back to Old Virginny
  6. My Bonnie
  7. In the Evening (When the Sun Goes Down)
  8. Just a Little Lovin'
  9. You Don't Know Me
  10. Margie
  11. Hit the Road Jack
  12. Moanin'
  13. Birth of a Band
  14. Hallelujah I Love Her So
  15. untitled jazz instrumental

  Second show:
  16. Hallelujah I Love Her So
  17. In the Evening (When the Sun Goes Down)
  18. Erontex commercial
  19. Moanin'
  20. My Bonnie
  21. No One
  22. Don't Set Me Free
  23. Take These Chains from My Heart
  24. Erontex commercial
  25. I Can't Stop Loving You
  26. Don't Set Me Free reprise
  27. You Are My Sunshine
  28. What'd I Say
  29. Ray Charles Entre Nos commercial
  30. closing announcement





  Ray Charles (p.vo.as),
  Elbert "Sonny" Forriest (g), Edger Willis (b), Wilbert Hogan (ds),
  Oliver Beener (tp), Roy Burrows (tp), Philip Guibeau (tp),
  Henderson Chambers (tb), James Harbert (tb), Julian Priester (tb),
  Frederic "Keg" Johnson (b-tb), Harold Minerve (as),
  Dan Turner (as), Tina Brooks (ts), David Newman (ts),
  Leroy "Hog" Cooper (bs)

  The Realetts:
  Gwen Berry, Margie Hendrix, Darlene McCray, Patricia Richards






 Tina Brooks のファンだったら、ほとんどの方が知っているはずの DVD .
 なぜか レイ・チャールズ の楽団にいるじゃないですか.



Ray Charles001-2

 レイ・チャールズ楽団が 1963 年に行ったブラジル公演を収録したものです.
 サン・パウロ 公演 2 回分をノー・カットで収録してあり、どちらのステージもモノクロ撮影です.
 どうもテレビ番組の収録という感じなので、途中でいきなり生 CM が入ります (笑)
 音質・画質は 1 回目のほうがよく、 2 回目はちょっと映像が乱れています.

 演奏は一部曲がダブっており、それらの曲のアレンジはほとんど同じ感じ.



 昨年この DVD の存在を知って、 Amazon から輸入盤を 1,500 円ちょっとで購入しました.
 ちなみにアメリカでは 10 $ 弱でした.

 リージョンコードは北米仕様の リージョン 1 ですので、再生するにはリージョン・フリーのデッキか再生機の設定を変える必要があります.

 が、ボクはちょっと違う方法で観たりしています.



tina brooks005

 ボクのお目当ては当然テナーの Tina Brooks .

 なんてったって動いてる Tina ですよ ・・・・・・・・
 そんな映像が観れるだけでも、もう十分すぎるくらい満足できちゃいます.



 ただ、この楽団での彼の位置ってどうも控え選手的な位置のようだな.
 "Birth of a Band" では前に出てきてテナー・バトルもしていますが、それ以外はパッとしない.
 もう一人のテナー、 David Fathead Newman のほうが全然多くのソロをとっています.

 Tina のタンバリンを叩いている姿が結構目についたりもするんだな.


 演奏の合間に彼の表情が幾度となく見ることができますが、結構自信なさげとでも言うのかなぁ.
 この時期、きっと身も心もボロボロだったんじゃないのかなぁ.
 レイ・チャールズ もこの時期はまだ麻薬を常用していた時期でした.


 Tina の表情見ていると、なんとなくだけれどボクの大好きな 口下手なテナー が納得できたりします.

 うまいだけがいい演奏じゃないんだよねぇ.



Realets1

 The Realetts という女性グループです.
 左から 2 人目が中心とも言える マージー・ヘンドリックス (Margie Hendrix) .

 有名な "Hit the Road Jack" なんか、とてもいいなぁ.


 数カ月後、 "ストックホルムでワルツを" の中でこの曲を聴いた時には思わずニヤけてしまいました.
 そういえばこちらの DVD も来週発売です、楽しみなのだ.



 このDVD観ていて、この演奏を聴いている人たちの服装がとても気になったり.
 みなさん正装なんです.

 言い方は変ですが、上流階級の皆さんが聴いている感じなんです.


 The Realets も歌い終わった後まっすぐに整列するところなんかも、ちょっと面白いな.



Ray Charles005

 ・・・・・・・・・・・ ところで レイ・チャールズ は、

 改めて言うまでもなく、うまいし、とてもゴキゲン、観ていてハッピーになれます.


 おまけにアルトまで吹いちゃってますから (笑)


 ジャズのスタンダードとも言える "Moanin'" なんかの演奏もありますが、まぁこれは本当に軽くという感じ.
 こういった部分でシリアスなものは追及しない方がいいでしょうね.


 "Birth of a Band" のテナー・バトルにしてもジャズとして捉えるともう少しになってしまいそうですし.
 それでもこの DVD の価値は、絶好調の レイ・チャールズ の演奏や、 "動く" Tina Brooks が観れることでしょう.


 それだけでも十分満足できるものです.



  ・ ・ ・ ・ ・




 今日土曜日は朝からどんよりした下お天気.
 早い時間に散髪にいきサッパリ、昨日の書き忘れたデータを追加で書いています.


F07A6585
 (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/2000sec f/4.5 ISO-100)

 何か今にも降り出しそうな空です.


  ・ ・ ・ ・ ・

The Waiting Game

 また雪でした
 昨日は朝からずっと、シンシンと降り続いていました.

 ただ、気温が比較的高かったせいかまったくと言っていいほど積もらず、道路も雨が降ったような感じでした.



F07A473901
    (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 0.6sec f/4 ISO-6400)

 昨夜家に帰ってから撮ってみました.
 ISO 6400 だとどのくらいに映るのかテストみたいな感じで.

 雪の降る夕方 18:00 過ぎですので、当然辺りはほとんど真っ暗に近い状態.
 家や道路の光量が結構あったせいか、ビックリするほど明るくなってしまいました.
 もう少し青っぽい雰囲気出したかったのですが、明るすぎて面白みに欠けてしまいますが (笑)

 数枚設定変えて撮ったりしましたが、手持ち撮影 & 露出時間が長いためかなり手振れが ・・・・・・
 もう少し試そうかと思いましたが、雪も降っているし、寒いしで家に飛び込んでしまいました.


 カメラはジャズ以上にルーキーなので、とりあえず撮りまくるしかないですね.






 さて土曜日なのでブログ更新.
 早めに更新して、ノルマ (笑) の映画鑑賞でもしようか.
 幸いなことに今日明日は奥様がスキーでお泊まりなのです.
 アルバムも映画も大きな音出して楽しめます.


 ということで、久しぶりに大好きなテナーでも聴くとしましょう.
 こういうアルバムはちょっと大きめな音で聴くのがいいです.









TOCJ66075






  "The Waiting Game / Tina Brooks "





  1. Talkin' About
         (T.Brooks) ・・・・・ 7:41
  2. One For Myrtle
         (T.Brooks) ・・・・・ 4:39
  3. Dhyana
         (T.Brooks) ・・・・・ 6:53
  4. David The King
         (T.Brooks) ・・・・・ 6:40
  5. Stranger In Paradise
         (Wright-Forrest-Borodin) ・・・・・ 7:32
  6. The Waiting Game
         (T.Brooks) ・・・・・ 6:12





  Johnny Coles (tp), Tina Brooks (ts), Kenny Drew (p),
  Wilbur Ware (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, March 2, 1961.








 Tina Brooks ・・・・・・・・
 なぜかこの人のテナーが大好きです.
 特別このミュージシャンの演奏をよく聴くわけでもありません.
 でも 「好きなミュージシャンは ?」 と聞かれれば必ず彼の名前が出てしまいます.


 4 曲目 "David The King" のソロに入っていくところなんか、グッときたりする訳ですよ.
 うまいという感じは受けないんですが、ちょっと不器用そうな演奏がいいんだな.





TOCJ66075-2

 このアルバムも マイケル・カスクーナ が発掘したアルバムの一枚.
 1999 年、日本で TOCJ-66075 " The Waiting Game "として発売.

 この日本で発表されたのが世界で初めてというような表記がありますが、 "The Complete Blue Note Recordings Of The Tina Brooks Quintets" (Mosaic MR4-106) というタイトルでも発表されているようですので、どちらが最初なのかはよくわかりませんし、まぁボクにとってはどうでもいいかな (笑)

 ちなみにボクの持っている CD は、数年前に結構苦労して探した輸入盤.
 よくわからない 40536 というナンバーが入っています.


 このアルバム、 ユニバーサルミュージックジャパン の "ブルーノート・ザ・マスターワークス" シリーズ第 3 期 30 枚中の一枚として、昨年 6 月に発売されています.
 こういうアルバムが廉価価格で発売されるのは、本当にうれしいです.
 



 トランペットの Johnny Coles も渋いなぁ.
 この人の演奏もあまり聴いたことがないですね.
 一応 Blue Note のリーダーアルバム "Little Johnny C" を持っていますが、あのアルバムはボクの思っていたような演奏ではなかったと記憶しています.
 このアルバムのことはいずれまた.

 このアルバムでの Johnny Coles はリーダー・アルバムで感じたようなイメージとはちょっと違って、淡々とストレートに吹いている感じです.
 ティナ・ブルックス のテナーにとてもよく合う感じがします.

 お互いに言いたいことをはっきり言わないような演奏ではありますが (笑)


 このアルバムは一曲を除いてすべて ティナ・ブルックス の曲.
 彼の曲もボクのツボにハマるというか ・・・・・・・・ こういう作曲のセンスもいいですね.






tina brooks003

 この人こそ不遇のミュージシャンといっても過言ではないかな
 最初のレコーディングは 1958 年 3 月、 リー・モーガン 、 ソニークラーク 、 ダグ・ワトキンス 、 アート・ブレイキー という層々たるメンバーで録音したのにもかかわらず、お蔵入り.
 このアルバムが陽の目を見たのは 1980 年代の日本でした.


 ティナ・ブルックス は、 Blue Note でこのアルバムを含め 4 枚のリーダー・アルバムを吹き込んだにもかかわらず発売されたものは "True Blue" 一枚のみ.

 "Back to the Tracks" に至っては、アルバムのインナー・スリーブにジャケット写真が印刷されレコード番号が付いてていたにも拘らず発表されなかったため、一気に幻のアルバムになってしまいました.


 そして今日のアルバム以降のアルバム録音はまったくありません.
 彼も多くのミュージシャン同様に薬物依存、 1974 年 8 月 13 日肝不全により ニューヨーク で 42 歳で亡くなっています.
 本当にもったいないなぁ.



 久しぶりにゆっくり聴いてみると、やっぱりいいのであります.
 語尾がちょっとはっきりしないような演奏ですが、そういうところもいいじゃありませんか.

 とてもホッとできるような演奏なのであります.

 








31 002
  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/400sec f/14 ISO-100)

 午前中には雪も止んで青空が見えてきました.
 気温はそれほど上がらないのか、外はかなり冷え込んでいます.



 さてこれからのんびり映画でも観るとしましょう.
 何を観ようかと、探すのが結構時間がかかったりもします (笑)

On View at the Five Spot Cafe

 今朝ゴミ出しのために外に出てみると、風が何時もよりも暖か.
 道路は昨夜の雨が凍結し日陰はまだ凍ったままなのですが、陽があたっている部分は水蒸気が立ち上ってみんな融けていました.

 何かまるで初春という感じです.
 これから一年で一番寒い季節だというのに、このまま暖冬で春になるのでしょうか.



 今日のアルバムはずっと前に一度取り上げましたが、詳細データは記載しなかったのでもう一度.
 2009 年 9 月に書いたものですが、その時の記事を読んでみると最初の出だしが 「東京オリンピック残念でした ・・・・・・ 」 でした (笑)
 今は 東京オリンピック 招致万歳と騒いでいるというのにねぇ.


 Five Spot Cafe での熱いライブ演奏を収めたアルバム.
 ボクは違うカフェでこれを書いています.





4021






  " On View at the Five Spot Cafe / Kenny Burrell "





  1. Birk's Works
        (D.Gillespie) ・・・・・ 9:15
  2. Lady Be Good
        (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 8:15
  3. Lover Man
        (J.Davis-R.Ramirez-J.Sherman) ・・・・・ 9:48
  4. Swingin'
        (C.Brown) ・・・・・ 9:48
  5. Hallelujah
        (C.Grey-L.Robin-V.Youmans) ・・・・・ 11:43
  6. Beef Stew Blues
        (R.Weston) ・・・・・ 4:32
  7. If You Could See Me Now
        (T.Dameron-C.Sigman) ・・・・・ 5:25
  8. 36-23-36
        (K.Burrell) ・・・・・ 3:35




  Kenny Burrell (g),
  Tina Brooks (#1-4: ts), Bobby Timmons (#1-4: p),
  Roland Hanna (#5-8: p), Ben Tucker (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at "Five Spot Cafe" , NYC.
    # 7 : August 25, 1959. (1 st set)
    # 1, 2, 4: August 25, 1959. (2 nd set)
    # 5, 6 : August 25, 1959. (3 rd set)
    # 8 : August 25, 1959. (4 th set)
    # 3 : August 25, 1959. (5 th set)







 何度聴いても、このアルバムはいいですね.
 演奏のことは前に書いたので、今回はスルーです.


 ボクの持っているアルバムは輸入盤でボーナス・トラックが入っています.
 オリジナルは下のジャケ裏写真のように 5 曲のみ.
 当日のオリジナル・アルバムには入らなかった他の演奏は、 "Swingin'" (GXF-3070) として日本で発売されました.




4021-1

 このアルバムではボーナス・トラックとして 3 曲追加されています.
 ただ、曲順もオリジナルとは違い、さらに演奏された順とも違っています.
 Tina Brooks と Bobby Timmons の入っている 2 nd と 5 th セッションを最初に持ってきたという感じです.
 アルバム後半の 4 曲は、ホーンレスのカルテット演奏になっています.

 とにかく Tina Brooks !!
 やっぱりいいですね、 Kenny Burrell のブルージーなギターにぴったり合うというか ・・・・・
 兎にも角にも一曲目の "Birk's Works" の演奏はいつ聴いてもグッときます.
 ボク的にはこの一曲だけでも全然十分であります.

 Roland Hanna のピアノが聴けるのも、ちょっとおもしろいですね.






 最近、いつも行く スタバ が混んでいてゆっくり座ることができません.
 ボクの場合、ソファー席が空いていなければ持参のポットでテイクアウト.
 他の椅子の席にはよほどのことがない限り座りません.
 だからここ数回はいつも家に持って帰ってコーヒーというパターンが続いていました.

 そんなに遠くない場所にもう一軒 スタバ があるので、いっそのこともう一軒の方に行こうかとも考えているのですが、ソファーの座り心地が今ひとつなのと、何か落ち着けない雰囲気なので、結局いつもの スタバ になってしまいます.




DSC_0329

 今日も半分諦めながら行ってみたら、運よくお気に入りの席が空いてました.
 久しぶりにゆっくりと、店内でブログ更新.


 季節は明日から 2 月 ・・・・・・・ バレンタインチョコレートプレッツェルモカ の試供品をお客さんに配っていました.
 ボクはいつも ホットコーヒー という呪文しか使わないので、こんな難しい呪文は無理です (笑)
 下の写真は飲み終わってからの写真 ・・・・・・・・ って言うか、撮り忘れただけです.

 味はどうなんでしょう ・・・・・ 微妙な甘さがボクにはちょっと ・・・・・ という感じですが、悪くはないと思います.
 プレッツェル の塩味が、チョコレートホイップクリームとマッチしています.
 ただこう言った飲み物全体の宿命か、ちょっとぬるい感じがボクにはどうも ・・・・・
 大体が、こういったものってどうやって飲むんだ !!?? 状態.

 今日は帰り際、店員さんとそんなお話もしてきました.




DSC_0326

 ちなみにこの写真、魚眼モードで遊びながらの撮影でした.
 カップがヤバいほどずんぐりしちゃいました.

 上の店内を撮った写真は ミニチュアライズカメラ というモード.


 スタバ はすでにバレンタイン・モードに突入です.
 カフェはカフェでも スタバ と Five Spot では全く違いますね.

True Blue

 先週は、同じ県内ですが高速道路で 200km 弱移動しての いつもの小児救急の講習会 .
 金曜日の午後向かったのですが、気持ちのいい青空が広がっており、絶好のドライブ日和.
 ただ、周りの山々は雲に覆われた荒れ模様のようでした.

 日曜日の夕方、講習会を終えての帰路も、とてもいい天気で南アルプスの頂もくっきり.
 日曜日のこの時間帯の 中央高速 って、 名古屋 方面に向かう車は結構多いですが、 長野 方面に向かう車はそれほど多くないので、これまた気持ちのいいドライブ.

 200km 弱の距離を、三つの高速道を経由して帰ってきました.




 行き帰りに見た青い空の色 ・・・・・・・ 同じようでいて、微妙に色合いが違います.
 このアルバムの青も、いろいろな青が詰まっています.






4041






  " True Blue / Tina Brooks " ( BLP - 4041 )





  1. Good Old Soul
          (T.Brooks) ・・・・・ 8:05
  2. Up Tight's Greek
          (T.Brooks) ・・・・・ 5:14
  3. Theme For Doris
          (T.Brooks) ・・・・・ 5:50
  4. True Blue
          (T.Brooks) ・・・・・ 4:55
  5. Miss Hazel
          (T.Brooks) ・・・・・ 5:29
  6. Nothing Ever Changes My Love For You
          (M.Fisher-J.Segal) ・・・・・ 7:50
  7. True Blue (Alternate Take)
          (T.Brooks) ・・・・・ 5:05
  8. Good Old Soul (Alternate Take)
          (T.Brooks) ・・・・・ 7:35

   # 7 & 8 Bonus tracks, not part of the original album.





  Freddie Hubbard (tp), Tina Brooks (ts), Duke Jordan (p),
  Sam Jones (b), Art Taylor (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, June 25, 1960.






4041-2

 このアルバム・ジャケットの写真って、色が微妙に違っており、なかなか気に入った色とサイズのものが見つかりませんでした.
 今回はちょっと明るめの色の写真を見つけてきましたが、ボクの CD はもっと落ち着いた感じの色.

 一体どれが True Blue なのか ・・・・・・・・・



 このアルバムも、過去に何度か取り上げていますが、データの記載は今日が初めて.
 最初は マドンナ の "True Blue" との語呂合わせで記事書いたんでした ・・・・・・ そういえば 3 枚買って 1 枚おまけでもらえるキャンペーンでこのアルバムを手に入れたこともすっかり忘れていました.
 それがボーナス・トラック 2 曲入ったこのアルバムで、さらにもう一枚 Blue Note xrcd 24 シリーズ のアルバムがあります.
 こちらの方はボーナス・トラックはなく、オリジナル盤と同じ曲数です.





tina brooks002

 大好きなテナー奏者 ティナ・ブルックス に関しては、過去に幾度となく書いてあるので今回はパス.
 このアルバム一曲目 "Good Old Soul" のテナー・ソロを聴いていただければ、彼の何とも言えない良さがわかるんじゃないでしょうか.

 ボクは基本的に、ソロパートの出だしからグッと聴き手の心をつかんでしまうような演奏が好きです.
 その最たる奏者が ジョン・コルトレーン だと思っています ・・・・・・・ もちろん、出だしは今一つテンション上がっていないのに、どんどん後半惹きつける演奏もたくさんありはしますが.


 この ティナ・ブルックス の演奏も、ソロパートの数小節聴いただけで、ボクはヘロヘロになってしまいます.
 決して技術的にうまいという訳ではないのですが.



 アナログ盤を手放し、十数年ジャズから遠ざかっていたのが、 ティナ・ブルックス と出会ってからまたジャズをしっかり聴くようになった一つのきっかけだったようにも思えます ・・・・・・ このブログもそのきっかけの一つ.
 それからあっという間に、数えるほどしかなかった CD が、今では 1000 枚近くに.







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 金曜日、駒ヶ根 SA から 南アルプス を パチッ.
 本線走行中は、もっともっと山並みがきれいに見えたのですが、ここからは今一つですね.




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 こちらが反対の 中央アルプス ・・・・・・・ 山頂付近はかなり荒れていそうです.



 空の色は結構きれいでしたね、程よく雲があったりして ・・・・・・ こういうドライブは、一人でもウキウキです.
 途中、長いトンネルを抜けたと思ったらカーナビに繋げた iPod から "Street Singer" ・・・・・・・・・
 ウキウキ度が一気にマックスでした (笑)




 家に帰ってすでに 5 月の 山梨 出張コースの手続き開始です.
 その間にも、 3 月 4 月とコースが入っています
 一つのコースが終わると、すぐに次のコースに切り替えです.


 もう何年もこんなことの繰り返しです ・・・・・・・ そうして一年があっという間に過ぎていきます.

Back To The Tracks

 連休の合間の平日です.
 昨日はとても温かな、いいお天気だったというのに、今日は雨降り.
 それも、ちょっとばかり風が強くて ・・・・・ 雨はそれほど降ってはいないのですが、風に乗り叩きつけるように窓にあたっています.




DSC_1605

 連休中も仕事があるので、今日はお休み.
 こんな天気なので、当然のように家でグダグダしてます.




 先日久しぶりに聴いた Fleetwood Mac を iPad にインポートしたので、だったら歌姫も iPad に入れてあげようとインポート作業開始.
 Stevie Nicks のアルバム 5 枚を iTunes 経由、 iPad に移送しようとしたのですが、どういうわけか一枚だけ読み取りません.
 CD プレーヤーだときちんとかかるんですが、 PC との相性が悪いようです.
 90 年頃の CD だからでしょうか ・・・・・・
 この一枚だけ入らないというのが、どうも気になってしまいます.


 ・・・・・・・・・・・ それで思いついたのが、ほとんど使用しない Desktop PC .
 確か、以前このPCにインポートしていたような記憶が有りました.


 とりあえず CD を再生できるかトレイに入れて再生すると ・・・・・ なんとか CD を読み取ることができたので、一度アンインストールした iTunes を再ダウンロードし、 CD の曲は iPad に入れることができましたが、なぜかジャケット写真がうまく貼り付けられず ・・・・・・・ 涙
 おまけにインポート作業も、最前線のノートパソコンに比べたら、何倍もの遅さのため、とりあえずジャケット写真はいれないまま作業終了です.





 午後からはまったり映画鑑賞.
 ずいぶん前に購入した DVD なのですが、最後まできちんと観たのは今日が初めてでした.
 それについては最後に ・・・・・・・・


 

 



4052






 " Back To The Tracks / Tina Brooks " (BLP-4052)





  1. Back To The Tracks 
              (T.Brooks) ・・・・ 8:02
  2. Street Singer 
              (T.Brooks) ・・・・ 10:17
  3. The Blues And I 
              (T.Brooks) ・・・・ 8:53
  4. For Heaven's Sake 
              (Meyer-Bretton-Edwards) ・・・・ 6:03
  5. The Ruby And The Pearl 
              (J.Livingston-R.Evans) ・・・・ 5:09




  Blue Mitchell (tp), Jackie McLean (as), Tina Brooks (ts),
  Kenny Drew (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, September 1, 1960.

  #2 : omit J.McLean
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, October 20, 1960.








 大好きな Tina Brooks ・・・・・・ 数少ない Tina Brooks のアルバムの中でも、一番好きなアルバムです.
 このアルバムについても、以前写真とほんの少しの紹介で取り上げましたが、今回はきちんとデータを.

 何度聴いてもホッとします.
 超ゴキゲンなアルバムです.


 そんな中でも "Street Singer" が一番好き ・・・・・・ 数多い Blue Note の演奏の中でも、マイ・ベスト 10 に間違いなく入るくらい大好きな演奏なのであります.
 Tina Brooks はどこか 演歌チック なところがあると、ボクは前から感じています.
 その 演歌チック な部分が、日本人の心にグッとくるんだと ・・・・・・・ Sonny Clark も似た感じを受けます.
 
 こうなると、演奏のうまい下手という事じゃなく、うまく言葉に表現できないような感覚的な好き嫌いになるんではないでしょうか.

 一緒に演奏している Blue Mitchell も、どことなく Tina Brooks に似たイメージです.
 派手さはありませんが、独特の音色で、ホッとできるような演奏.
 このアルバムの一曲目 ・・・・・ アルバム・タイトルにもなっていますが、ボクは二曲目のほうが好きだったせいか、あまり注意深く聴いたことがありませんでしたが、今日聴いてみたら思いのほか Blue Mitchell がいいんです.
 この人の演奏も、うまいと感じるような演奏とは言い難いのですが、どこかホッとできて、心がポカポカするような演奏なんですね.




4052-2

 Tina Brooks に関しては、以前全テイクと銘打ってブログを書きましたが、その後知った ジャズ・ディスコグラフィー・プロジェクト で他のテイクも発見しました.
 ここのデータは本当にすごいので、わからないことはいつもここで調べさせていただいています.



 このアルバムに関しては有名なお話しがあります.
 昔の Blue Note のレコードは、紙ジャケットの中にレコードを入れるための紙の内袋が入っていました ・・・・・ 他のメーカーでもこういった趣向のアルバムがいくつかありました.
 その内袋には、Blue Note の他のアルバムのジャケットが、 PR 的に印刷されていました.
 今日紹介した "Back To The Tracks" の写真も、あるアルバムの内袋にしっかり印刷され、レコード番号も記載されていました.
 ところが、どこのレコード店を捜してもこのアルバムがありません.
 実はこのアルバム、レコード番号も、曲目も、ジャケット写真も決定していたにも拘らず発売されなかったんですね.
 だからコレクターの中では幻のアルバム ・・・・・ それも超が付くくらい、となっていました.

 
 1985 年、 マイケル・カスクーナ によって発売された "The Complete Blue Note Recordings Of The Tina Brooks Quintets" によって陽の目を見、さらに 1990 年日本で完全なオリジナル版として復活しました.







 ジャズ・ディスコグラフィー・プロジェクト は、ジャズ・レコードのデータが正確かつきちんとリストアップされています.
 おなじリストでも、こちらのリストは 命 のリストです ・・・・・・・ そんな映画が今日の午後観た映画です.




Schindler_s_List_Wallpaper__yvt2

 " シンドラーのリスト (Schindler's List) " です.


 以前購入した際、途中まで観たのですが、とても最後まで観ることができませんでした.
 それ以降、ずっと本棚に眠ったまま.
 
 先日観た "タイタンの逆襲" に出ていた レイフ・ファインズ から、ちょっと観てみようという気分になり、ようやく最後まで一気に観てみました.
 

 重いです ・・・・・ それも、激おも.
 残酷な場面も淡々と描かれています ・・・・・・ ホロコーストの実態を映画化しているのですから、仕方ないですが.

 この映画については、あえていろいろ書きません.
 まだ観ていない方は、一度観ておいてもいいんじゃないでしょうか ・・・・・ ただしかなり不快感のある映像もあるので、心の準備が必要かもしれません.


 途中まで以前観たせいか、今日は一気に観終えました.
 映画の中に引き込まれて、気がつけば 3 時間が経過 ・・・・・・ 映画としては、しっかり作り込まれた映画でした.



 
 明日もお天気悪そうです.
 来週末は いつもの講習会 出張コース ・・・・・・ コース自体もリニューアルなので、マテリアルの確認もしないといけないんですが、ついつい映画観たり、 CD 聴いたりと.
 気が付くと夜になっています (笑) .

Everything Happens To Me

DSC_1489
 今朝は気持ちのいい青空.
 でも昨夜も雪が降ったようで、道路なども薄っすらと白くなっていました.


 窓の外には水田がずらっと並んでいます.
 春には水が入って鏡のように、夏には緑、秋には黄金色、そして雪が降ると真っ白にと四季折々の変化が見れます.
 どうってことのない、田舎の風景ですが ・・・・・・・・・ 癒されます.




 そんな空の青さから、ちょっと Blue Note を連想.
 ジャケットも青を基調に、いかにも Blue Note しちゃっています.
 ボクの大好きなテナー奏者 ・・・・・・・ 活躍したのはほんの一時期で、ボロボロの人生でしたが、残った演奏は心にグッときます.





GXF-3072






  " Minor Move / Tina Brooks " (GXF-3072)




  1. Nutville
              (T.Brooks) ・・・・ 8:50
  2. The Way You Look Tonight
              (J.Kern-D.Fields) ・・・・ 10:39
  3. Star Eyes
              (G.DePaul-D.Raye) ・・・・ 8:12
  4. Minor Move
              (T.Brooks) ・・・・ 6:38
  5. Everything Happens To Me
              (M.Dennis-T.Adair) ・・・・ 6:08 
  *6. Minor Move
              (alt-tk) ・・・・ 6:53

     * (#6 Not part of original LP)





  Lee Morgan (tp), Tina Brooks (ts), Sonny Clark (p),
  Doug Watkins (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, March 16, 1958.







GXF3072-2

 Blue Note っぽいデザインのアルバム ・・・・・ なんて書きましたが、ボクの持っている CD のこのデザインはオリジナルではありません.
 オリジナルのデザインは猫が写ったジャケットでした.
 もっと言うなら、このアルバムは録音されたきり発売されることなくお蔵入りしていたアルバムで、 1980 年日本で初めて発売されたアルバムです.
 だからレコード番号が GXF-3072 という、キング・レコードの番号です.



 以前にも簡単に紹介しましたが、データ記載もしなかったので再登場です.
 大好きなテナー・サックス奏者です.
 有名なアルバム残したり、すごい演奏残したとか、そんなことには縁がありませんが ・・・・・ Hank Mobley や Sonny Rollins, John Coltrane よりもきっと好きなテナーなはずです.
 彼の主だったアルバムはみんな持っています ・・・・・ ただ、ごく初期のサイドメンバーでの演奏はありませんが.
 派手な演奏ではなく、ちょっと口下手的な感じが大好きです.


 
 このアルバムは、ずっと探していて数年前ようやく手ごろな価格のものを見つけ、海外から取り寄せたカット・アウト品です.
 カット・アウト品というのは、色々な理由で廃盤を余儀なくされた商品に対して、ジャケットや外装に傷を付けたりして (cut out) 、ディスカウント商品として市場に出しているもののことを言います.
 一昔前の輸入レコードにはそんなアルバムが結構あり、それらはどれも廉価価格で販売されていました.
 この Tina Brooks の CD も、背中の部分に 2 mm ほどのカットがされています.




Tina005

 これがオリジナルのジャケット・デザイン.


 Tina Brooks は 1932 年 6 月 7 日ノース・カロライナ州 ファイエットビル 生まれ、 1974 年 8 月 13 日 肝不全のため死亡、 42 才.
 1950 年代後半、 Blue Note を中心に何枚かのリーダー・アルバムなどを吹き込むものの、 1961 年以降の録音はなく、ヘロインに依存した ヤク中 状態だったようです.

 1951 年に Sonny Thompson のアルバムに演奏が残っています (このアルバムだけが、手元にありません) が、一般的には 1958 年の "House Party / Jimmy Smith (BLP-4002) " からの Blue Note への一連の吹き込みが彼の演奏のすべてと言っても決して過言ではないでしょう.
 だから活躍したのは、ほんの 3 年程度.
 1961 年 3 月に吹き込まれた "The Waitng Game" を最後に、彼の演奏は記録として残ってはいません.


 彼のリーダー名義のアルバムは、 Blue Note にたった 4 枚あるだけです.
 そのうちきちんと発売されたものは "True Blue (BLP-4041)" 、たった一枚.
 "Back to the Tracks (BLP-4052)" に至っては、ジャケット・デザインもでき、番号も付けられ、他のレコードの内袋に印刷されていたにも拘らず発売されなかったため、コレクターの中では幻の名盤騒動が起きたことでも有名です.
 残りの 2 枚が、この "Minor Move" と "The Waitng Game" です.




 ドラッグなんかに溺れなければ、もっともっと活躍できたはずでしょうが、 「たら、れば」 の世界ですね. 
 そんな彼の人生を想いながら聴く "Everything Happens To Me" は心にジーーーンときちゃいます.

Open ・・・・ Sesame !

 インフルエンザ症状もほとんどなくなってはきましたが、まだほんの少し咳が出たり、喉のイガイガ感が残っています.
 まるで今日の天気のような感じ ・・・・・・ 東の空にはきれいな青空が見えるのですが、西に目を移していくと山の上は今にも雪が降りだしそうな雲がかかっています.




31 001

 天気予報では、週末にかけて大荒れの予報です.
 とりあえず来月末までお出かけする予定は無いので、雪が降ったら家で静かにしていることにします.




 そういえばインフルエンザで休んでいる間、何気なく見た日本の映画が、思ったよりも面白かった.
 一本は HDD に収録してあった "容疑者Xの献身" 、もう一本はネットのフリー動画にあった "宣戦布告" .

 前者は 東野圭吾 原作の作品でかなり有名で評判も聴いていたので、まぁそれなりに楽しめましたが、後者については完全に事前情報なし.
 どうせチンケな映画だろうと思って見始めたのですが、出演している俳優陣が結構有名どころが出ています.
 内容も、今の日本をよく見据えた弱腰外交な部分や自衛隊の武器使用など危機管理能力の弱い日本をうまく
表現していました.

 決して A 級ではありませんが、 B 級の上といったところでしょうか.




Dragon Tatoo 001

 映画と言えば、いよいよ来週 "ドラゴン・タトゥーの女" が公開です.
 すでにいろいろな映像が公開されています、超カッコイイ、オープニング・クレジットも公開になっています.
 監督 デヴィッド・フィンチャー 、主演 ダニエル・クレイグ 、 ルーニー・マーラ 、 予告編で Zeppellin の "移民の歌" が使われているとなれば絶対観ない訳にいきません.

 これは観に行きます、劇場に.
 この "ミレニアム" 三部作は超期待していますので.
 すでに映画化はされており、今回の映画はリメイク版になるのですが、オリジナルの DVD も今週発売になります.

 小説を読むか、オリジナル版を観るか、それともリメイク版から観るのか ・・・・・・ 超悩んでしまいますが、きっと DVD を観てしまいそうな予感です.






 今夜も映画の話ではなく、 Blue Note .
 先日、東京からの帰りの新幹線から見た夕焼けがとてもきれいで、そんな時に iPod から流れていたのがこの曲でした.
 2009 年に書いたブログでも紹介していますが、今回はきちんとしたデータを載せてみます.






4040







    " Open Sesame / Freddie Hubbard " (BLP-4040)





     1. Open Sesame 
            (T.Brooks) ・・・ 7:08
     2. But Beautiful 
            (J.Burke-J.Van Heussen) ・・・ 6:23
     3. Gypsy Blue 
            (T.Brooks) ・・・ 6:25
     4. All Or Nothing At All 
            (J.Lawrence-A.Altman) ・・・ 5:32
     5. One Mint Julep 
            (R.Toombs) ・・・ 6:00
     6. Hub's Nub 
            (F.Hubbard) ・・・ 6:51
     *7. Open Sesame 
            (alt-tk) ・・・ 7:14
     *8. Gypsy Blue 
            (alt-tk) ・・・ 7:35
    




    Freddie Hubbard (tp), Tina Brooks (ts), McCoy Tyner (p),
    Sam Jones (b), Clifford Jarvis (ds)
    Recorded Rudy Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, June 19, 1960.
    ( * #7&8 Bonus Tracks, not part of original album BLP-4040 )  









 Ira Gitler のアルバム裏の解説は、 アラビアンナイト の話から始まっています.
 アリババと 40 人の盗賊 の中に出てきた言葉 ・・・・ 「開け、ゴマ」
 Blue Note での、 Freddie Hubbard による初リーダー・アルバムです.


 Freddie Hubbard は 1938 年 4 月 7 日、 インディアナ州 インディアナポリス で生まれ、 1958 年にニューヨークに進出しています.
 このアルバムを含めた 1960 年代初頭、 Blue Note に多くの録音を残している.
 この "Open Sesame" を含め 8 枚のリーダー・アルバム、約 30 枚のアルバムにサイドマンとして三なkしています.
 1970 年代に入ると、彼は ハービー・ハンコック 率いる VSOP のメンバーとなり、日本でも大ブレイク.また、 CTI レコードにも多くの作品を残しています.


 2008 年 12 月 29 日、心臓発作により逝去.




4040-2

 アナログ盤で言うところの、 A 面にあたる最初の 3 曲がとても印象的な演奏です.
 2 曲目を挟み、前後にオリエンタルムード漂う Tina Brooks の曲が演奏されています.
 特に 3 曲目の "Gypsy Blue" ・・・・ ゆったり目のテーマはもちろんですが、ここでの各ソロがとても素敵です.
 メリハリがある躍動感あふれる Hubbard のトランペットと、ちょっとかすれ気味で言葉少なめの Brooks のテナーが何とも言えない雰囲気を作り出しています.


 2 曲目のバラード "But Beautiful" の編曲も、 Brooks が行っているので、 3 曲すべてが Brooks の曲と言ってもあながち間違いではなさそうですね.
 そんな "But Beautiful" もねぇ ・・・・ やっぱりこんな曲を、こんな風に演奏する Tina Brooks はとても素敵なのですよ.


 Tina Brooks は大好きなテナー奏者.
 ほんの一瞬だけ輝いたかと思ったら、後は表舞台から静かに消えていってしまいました.
 このアルバム録音の一週間後、 Tina Brooks リーダーによる "True Blue" が吹きこまれましたが、そこにも Freddie Hubbard の姿がありました.
 Tina Brooks が一番輝いていた頃です.

Blue Lights

 数日前はこんな光景でした.



5Z20111109GZ0JPG00049400000

 今日ワールドカップ 3 次予選試合が行われた、 タジキスタン の ドゥシャンベ・セントラルスタジアム .
 と言っても、一体どこにあるのかまったく見当もつきません.
 じゃあ、ちょっと勉強してみましょう ・・・・・ せめて場所くらいは.




800px-LocationTajikistan_svg
 

Tajikistan_satellite_photo

 東は 中国 、 南は パキスタン と アフガニスタン 、西は ウズベキスタン 、そして北は キルギスタン に接している、ほとんど山ばかりの国ですね.
 面積は約 13 万 ㎢ で世界の中で 96 番目の広さ ・・・・・ ちなみに日本は約 38 万 ㎢ で世界の中で 62 番目なんですね ・・・・・・ ちなみにちなみに、世界で一番小さい国は 0.44 ㎢ の バチカン市国 でした (思いっきり脱線しました).

 Wiki 大先生によると、 タジキスタン の GDP の約 36% がロシアなど国外での安い労働力提供で得られる仕送り ・・・・・ かなり貧しい国ですね.
 今の日本とはとても比べ物にならないでしょう、日本はある意味で過剰すぎるほど豊かでもありますので.



 さてサッカーですが、今日も 4:0 で圧勝でしたね.
 雪のせいか、グラウンドがかなり痛かった ・・・・・ ところどころ芝ははげているし、柔らかそうなところもたくさんありました.
 まぁそんな中の 4:0 はまずまずだったんではないでしょうか.
 ホームでの 8:0 は異常ですから (笑) .


 やっぱり 岡崎慎司 だよねぇ ・・・・・ 大好きです、彼のプレーが.
 今日もきっちり 2 得点でした.
 今日も 青 (Samurai Blue) がきれいでした.





 オリジナルのジャケットは、 青 に女性のイラストが印象的でした.
 そして ・・・・・・・ とっても ブルージー です 







1597






  "Blue Lights, Vol. 2 / Kenny Burrell"





   1. Caravan
        (Tizol-Ellington-Mills) ・・・・・ 9:55
   2. Chuckin'
        (S.Jones) ・・・・・ 12:10
   3. Rock Salt
        (K.Burrell) ・・・・・ 11:19
   4. Autumn In New York
        (V.Duke) ・・・・・ 5:44





   #1-3: Louis Smith (tp), Junior Cook (ts), Tina Brooks (ts),
    Kenny Burrell (g), Bobby Timmons (p), Sam Jones (b),
    Art Blakey (ds)
   #4: Kenny Burrell (g), Bobby Timmons (p), Sam Jones (b),
    Art Blakey (ds)

   Recorded at Manhattan Towers, NYC, May 14, 1958.






 このアルバムは、ずっと前にジャケットの話だけで取り上げたことがあります.
 そう ・・・・・ Andy Warhol がジャケットを書いています.


 このアルバムは、スタジオでのジャム・セッションを録音したもので、 BLP-1596 、 BLP-1597 の 2 枚に収められました.
 ところがボクの持っているアルバムは、 International 盤の 2 枚組で、今夜はその 2 枚目をピックアップしましたがオリジナル盤とはまったく曲の並びが違います.
 折角ですのでオリジナル盤の曲目を載せてみましょう.


 BLP-1596
 Side-A: 1.Yes Baby   2.Scotch Blues
 Side-B: 3.Autumn In New York  4.Caravan

 BLP-1597
 Side-A: 1.Rock Salt  2.The Man I Love
 Side-B: 3.Chuckin'  4. Phinupi



 さらに 1 枚目には、オリジナル盤には収録されなかった "I Never Knew" の演奏が、 Bonus Track として入っています.
 まぁこういった曲順の変更などは、 International 盤ではよくあります.
 このアルバムがどうしてこの順番になったのかは、演奏の順番通りに再現したからではないでしょうか.
 ボクの 1 枚目のピアニストは Duke Jordan で、 2 枚目は上記のとおり Bobby Timmons です.
 この録音当日、 Duke Jordan に違う仕事も入っていたため、後半は Bobby Timmons がピアノを弾きました.
 となると、ボクの持っているアルバムのほうが当日の録音をきちんと再現したということになるでしょうね.
 ただし、これはボクの推測ですので、曲の演奏順がこの通りだったのかは ?




1597-2

 こんな話をしていくと、今夜紹介するアルバムがオリジナルの Vol.2 とはちょっとばかり違うのですが、どんどんややっこしくなってしまうので 2 枚目ということにしておきましょう.


 このアルバムにはきちんとソロの順番が記載されています ・・・・ テナーが 2 人いるからでしょうか.
 テナーの一人はボクの大好きな Tina Brooks です.


 そしてこれらの曲の中で一番好きな曲が "Rock Salt" .
 Louis Smith → Junior Cook → Kenny Burrell → Tina Brooks → Bobby
Timmons → Sam Jones の順でソロが行われます.
 マイナーキーで、いかにも Kenny Burrell という感じ ・・・・ こういった曲が彼にはぴったりです.

 Tina Brooks もそんなにいいソロじゃないんだけれど、なぜかグッときてしまうんですね.
 ちょっと不器用そうで、お喋りじゃないところがいいんです.
 それよりも Louis Smith のソロが結構イカしてます.


 この演奏は何度聴いても ・・・・・・・ やっぱり、いいや.



 今夜は渋谷あたりで祝勝の Blue Lights が揺れていそうです.

Jackie's Bag

 菊池凛子(女優)、 古畑任三郎(刑事)、 シャーロック・ホームズ(探偵)、
 ジャンヌダルク(聖人)、 リチャード2世(英国王)、 ・・・・・ そして、ボク

 これらに共通しているのは ・・・・・・・




DSC_0486

 昨日、 1 月 6 日が誕生日だったということです.


 まぁ、誕生日だからと言ってお祝いするような年でもありませんが、なんとなくこの 1 年間無事に過ごせてこれたかな〜という思いはありますね.
 写真のように、いつもと同じ風景を、いつもと同じように眺めることができる.
 これが一番ですよね、刺激はだんだん不必要にもなってきています.
 ただ、一年があっという間に過ぎていってしまいます ・・・・ もう少し生活も落ち着かないといけないのかな〜.







4051






  "Jackie's Bag / Jackie McLean"





  1. Quadrangle
  2. Blues Inn
  3. Fidel
  4. Appointment In Ghana
  5. A Ballad For Doll
  6. Isle Of Java
  7. Street Singer(bonus-tk)
  8. Melonae's Dance(bonus-tk)
  9. Medina(bonus-tk)




  #1-3: Recorded January 18, 1959.
  Donald Byrd(tp), Jackie McLean(as), Sonny Clark(p),
  Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds)

  #4-9: Recorded September 1, 1960.
  Blue Mitchell(tp), Jackie McLean(as), Tina Brooks(ts),
  Kenny Drew(p), Paul Chambers(b), Art Taylor(ds)







 このアルバムって Jackie McLean の Blue Note での初リーダー・アルバムですよね ・・・・・・ ちょっと表現が正しくないか.
 正確には、 Blue Note における初リーダー・セッションでした.
 というのは、このアルバムが発売される前に、
   BLP 4013 New Soil
   BLP 4024 Swing, Swang, Swingin'
が発売されていたからです.
 でも録音は、本アルバムが古く、初めてのリーダー・セッションという訳. 

 本来だったらこのアルバムが最初に出るはずなのですがどうして後になったのかはボクにはわかりません.
 このアルバムの A 面と呼ばれる最初の 3 曲が、 Jackie McLean の初リーダー・セッションになり、このアルバムに収められなかった演奏が 2 曲あるのですが、それらには曲名も付いておらず、現在でも陽の目を見ていないようです.
 となると、アルバム用に一応 5 曲吹き込んではみたものの、内容的にいま一つだったのかと勘ぐってしまいます.





4051-2

 以前にも少し書きましたが、この謎は、このアルバムの次にリリースされた
  BLP 4052  Back To The Tracks / Tina Brooks
にも関係があります.
 なぜか "Back To The Tracks" には、本アルバムのボーナス・トラック "Street Singer" が収められています・・・まぁ、これについては 1960 年 10 月 20 日に録音された "David the King" の出来があまりにも悪かったため、 9 月 1 日の演奏で、本 "Jackie's Bag" に収められなかったものを 1 曲入れたというようですが.
 だから、 "Back To The Tracks" のジャケットには Jackie McLean の名前が印字されていないのもつじつまが合います.

 本来ならば、1959 年 1 月 28 日に演奏された 5 曲で 1 枚、
 1960 年 9 月 1 日のセッションで演奏された 6 曲 (このアルバムの 4 曲目から 9 曲目) で 1 枚 ・・・ 実はこれがアルバムになっているんですよね、 "GXF 3067 Street Singer / Jackie McLean & Tina Brooks" . 
 そして、1960 年 10 月 20 日 Jackie McLeanを除いたメンバーでの、5曲で "Back To The Tracks" と、 3 枚を作れば非常にわかりやすかったんだろうけどね.
 そうはいかないのが、演奏の良し悪しといったところでしょうか.
 まぁ、そういった部分をあれこれ考えながら聴くのも、こういったアルバムの良さかもしれません.




tina brooks002

 さて肝心の演奏ですが、このアルバムは 3 曲目までと、残りの 6 曲を別に考えた方がいいかもしれません.
 まず 3 曲目までですが、"Cool Struttin' / Sonny Clark(BLP 1588)" のトランペットが Art Farmer から Donald Byrd に変更になっているだけです.
 ですから、ファンキーっぽい演奏なのです ・・・・・ が、どうもボクはあまりこの 3 曲の演奏がいいとは思わないんです.
 どうしても残りの演奏に集中してしまいます.
 その最大の理由は、 Tina Brooks でしょう.

 ボクは Tine Brooks 大好きなので、彼の数少ない演奏が聴けるだけでニヤッとしてしまいます.
 そうなると、どうしても後半 ・・・・ ボーナス・トラックを入れた 6 曲になってしまう訳です.
 まぁ、誰か特定の人を好きになって、そこから徐々に聴く範囲を広げていくという聴き方も全然ありで、ルーキーにはジャズの範囲を広げていきやすい方法じゃないかと思います.


 で、Blue Mitchell, Tina Brooks, Jackie McLean の三つのホーン・アンサンブルが結構いいんですよね.
 ただ、ピアノがどうでしょう.
 前半の 3 曲では、あの Sonny Clark ですが、どうもいま一つな感じです.
 残りの演奏は、 Kenny Drew なのですが、このホーンに合っていないような印象を、ボクは受けます.
 このピアノがもう少しマッチングすれば、このアルバムの評価ももっと高いんじゃないのかなんて思ってみたり ・・・・・ よくわからないくせに、偉そうなことを書いてしまいました.


 ネガティブなことを書いていますが、Jackie McLean のちょっとくすんだ音色は好きです.
 Blue Note での彼のリーダー・アルバムも 8 枚持っています.
 ただ、ここでは Tina に視線がいってしまうだけのことです ・・・・
 "Street Singer" 大好きですから.





 ようやく冬らしい、厳しい寒さがやってきました.
 写真のように、雪は遠くの山だけですが、寒さは真冬ですね.
 放射冷却現象で、きれいな景色が連日広がっています.
 そろそろ、山に写真でも撮りに行こうかな ・・・・・


 Jackie's Bag でも担いで.

Off To The Races / Donald Byrd

 そういえば、昨日はボクの誕生日でした.

 子供の頃の誕生日と違い、特別な日では無くなっていますが、娘がタルト生地のケーキを作ってきてくれました ・・・・・・・・

 一応パティシエなので、こういう時くらいは腕前を見せてもらわないとね.






4007






 "Off To The Races / Donald Byrd" (#4007)





  1. Lover Come Back To Me
            (S.Romberg-O.Hamerstein ll) ・・・・・ 6:50
  2. When Your Love Has Gone
            (Donald Byrd) ・・・・・ 5:01
  3. Sudwest Funk
            (Donald Byrd) ・・・・・ 6:51
  4. Paul's Pal
            (Sonny Rollins) ・・・・・ 7:06
  5. Off To The Races
            (Donald Byrd) ・・・・・ 6:34
  6. Down Tempo
            (Donald Byrd) ・・・・・ 5:19





 Donald Byrd(tp), Jackie Mclean(as), Pepper Adams(bs),
 Wynton Kelly(p), Sam Jones(b), Art Taylor(ds)
 Recording at RVG Studio, NJ, December 21, 1958.






4007-2

 このアルバム Donald Byrd の Blue Note 初リーダー・アルバムなんですよね.
 といっても、この頃にはもうそこそこ実力を認められていたようです.
 ワンホーンでの 2 曲目 "When Your Love Has Gone" など聴いても、その実力はなるほどと思うくらい素敵です.
 もちろんアップ・テンポの 1 曲目や 5 曲目でも 「うまいなー」 と思ってしまいます.
 さすがに 1 曲目は吹き過ぎってボクは思ってしまいますが.


 Jackie Mclean や Pepper Adams といった、この後お馴染になるメンバー構成もグッドです.
 この構成の醸し出す音がスピーカーから聴こえただけでも、ホッとできるような、ほんとうに独特なアンサンブルを生んでいます.


  "Byrd In Hand" (#4019)
  "Fuego" (#4026)
  "Byrd In Flight" (#4048)
  "At The Half Note Cafe" (#4060,4061)
  "The Cat Walk" (#4075)


 4000 番台だけでも、これだけのリーダー・アルバムがあります.
 どのアルバムを聴いても Blue Note らしい、ストレートなジャズが、そこにはあります.





 今日、家に帰ってみると一通の封書が・・・・・・表には赤い印で「新譜」の大きな文字.
 おまけに 「TBM レコード」 のスタンプもあります.
 嫌やーな予感 ・・・・・ 悪魔の手紙です、間違いありません.
 恐る恐る封を切って、中を見ると ・・・・・




Xrcd002

 やっぱり、悪魔の誘いでした!!

 それも Blue Note とか・・・・・あり得ん!!
 何故に TBM から Blue Note ???

 でも、もうほとんど持っているから、と安心しながら見ていると・・・

 Tina Brooks も出ていました!!!


 グアーーーーーーーーーン!!

 しかたありません、買うしかありません.
 みんな持ってはいますが、このパンフの謳い文句を信じます.


 「米国内での XRCD24 マスタリングの実現により、初めて聴けるルディ・ヴァン・ゲルダーのオリジナル・アナログ・マスター・サウンド!」
 なんて書かれた日には・・・・・即注文です.

 でも今年はできるだけ買わないで、昨年秋から買った山のようなCDをゆっくり聴く予定だったので・・・・・・・抵抗ありありです!!


 でも、TBM のお誘いは、ボクの男気を奮い立たせます・・・・・こういうレーベルのために微力でも援助の手を.
 Tina Brooks の名前は、ボクの購入意欲に拍車をかけさせます・・・・・全テイク収集が現在の目標.

 ということで、とりあえず Tina のリーダー・アルバム 2 枚と、 "Open Sesame" 、それに "Cool Struttin'" の 4 枚だけ予約です.
 あとは 1 月の分が届いてからでも考えよう・・・・・


 ほんとうに、ヤバいなー、もう・・・・・また買ってしまいそうです. 続きを読む

My Favorite Tina Brooks (全テイク)

 休日一日目 ・・・・

 今日は JBL-4311B を部屋に蘇らせる作業と部屋の掃除で一日潰れました.
 明日は毎年恒例のお風呂掃除をしないといけないので、今日中に部屋を奇麗にしないと.
 とりあえずスピーカーの配置は終わったものの、部屋の中は掃除を始める前よりグチャグチャになってしまいました.



Room005

 さすがに目の前にこれがあると、威圧感ありあり.
 アンプが貧弱なので、以前ほどの音は出ないような気がしますが、中高音の抜けの良さはさすがといったところですね.
 10 年以上眠っていたものなので、いろいろな部分の痛みがありますが、とりあえず聴けるところまで頑張ってみますか.



 さてさて Tina Brooks ようやく全曲制覇 (?)です.
 今日は録音日順にその偉大なる軌跡 (・・・ かなりオーバーでした) を辿ってみます.
 もちろん曲順はわかりませんのでアルバムに入っている順です.
 曲目に番号がないものはオリジナルには入っていないテイクで、 (  ) 内はボクの持っているアルバムからです.



Tina007


 1958.2.25 "House Party/Jimmy Smith" (#4002)
  1. Au Privave
  * Cofirmation (国内盤 RVG シリーズ)


 1958.2.25 "The Sermon!/Jimmy Smith" (#4011)
  1. The Sermon!


 1958.3.14 "Blue Lights vol.1&2/Kenny Burrell" (#1596,1597)
  1. Yes Baby
  2. Scotch Blues
  3. Caravan
  4. Chuckin'
  5. Rock Salt
  * I Never Knew (輸入盤 2枚組)


 1958.3.16 "Minor Move/Tina Brooks"
  1. Nutville
  2. The Way You Look Tonight
  3. Star Eyes
  4. Minor Move
  5. Everything Happens To Me
  6. Minor Move(alt tk)


 1958.4.7 "Cool Blues/Jimmy Smith"
  1. Dark Eyes
  2. Groovin' At Small's
  3. A Night In Tunisia


 1959.8.25 "At The Five Spot Cafe/Kenny Burrell" (#4021)
  1. Birk's Works
  2. Lady Be Good
  * Swingin' (輸入盤 RVG シリーズ)




Tina008


 1960.6.13 "The Connection/Howard McGhee"
  1. Who Killed Cock Robin?
  2. Wigglin'
  3. Music Forever
  4. Time To Smile
  5. Theme For Sister Salvation
  6. Jim Dunn's Dilemma
  7. O.D.(Overdose)


 1960.6.19 "Open Sesame/Freddie Hubbard" (#4040)
  1. Open Sesame
  2. But Beautiful
  3. Gypsy Blue
  4. All Or Nothing At All
  5. One Mint Julep
  6. Hub's Nub
  * Gypsy Blue(alt tk) (国内盤 RVG シリーズ)
  * Open Sesame(alt tk) (国内盤 RVG シリーズ)


 1960.6.25 "True Blue/Tina Brooks" (#4041)
  1. Good Old Soul
  2. Up Tight's Creek
  3. Theme For Doris
  4. True Blue
  5. Miss Hazel
  6. Nothing Ever Changes My Love For You
  * True Blue(alt tk) (国内盤 RVG シリーズ)
  * Good Old Soul(alt tk) (国内盤 RVG シリーズ)


 1960.8.13 "Shades of Redd/Freddie Redd" (#4045)
  1. Thespian
  2. Blues-Blues-Blues
  3. Shadows
  4. Melanie
  5. Swift
  6. Just A Ballad For My Baby
  7. Ole
  * Melanie(alt tk) (国内盤 RVG シリーズ)
  * Ole(alt tk) (国内盤 RVG シリーズ)


 1960.9.1 "Jackie's Bag/Jackie McLean" (#4051)
  1. Appointment In Ghana
  2. A Ballad For Doll
  3. Isle Of Java
  * Street Singer (国内盤 RVG シリーズ #4052にも同テイク)
  * Melonae's Dance (国内盤 RVG シリーズ)
  * Medina (国内盤 RVG シリーズ)


 1960.10.20 "Back to the Tracks/Tina Brooks" (#4052)
  1. Back To The Tracks
  2. The Blues And I
  3. For Heavens Sake
  4. The Ruby And The Pearl




Tina006


 1961.1.17 "Redd's Blues/Freddie Redd"
  1. Now
  2. Cute Doot
  3. Old Spice
  4. Blues For Betsy
  5. Somewhere
  6. Love Lost


 1961.3.2 "The Waiting Game/Tina Brooks"
  1. Talkin' About
  2. One For Myrtle
  3. Dhyane
  4. David The King
  5. Stranger In Paradise
  6. The Waiting Game




 以上、全 75 テイクが今ボクが知りえるすべてのテイクです.
 "The Connection" が以前にも書いたようによくわからないものです.
 ひょっとすると、まだまだあるのかも知れません ・・・・ いやいや、きっとあるでしょうね.
 ちなみに "Swingin'" はつい最近、 "21世紀版ブルーノートブック" で知ったもので、仕方ないのでこの 1 曲だけのために輸入盤をもう一枚購入しました.


 オリジナルにボーナス付けたり、かと思うと別テイク集を出したり、またオリジナルと同じものを出したり ・・・・・・・ こういうのってどうなんでしょう.
 後から発見されるのでしょうがないのかもしれませんが、どこか割り切れない部分もあります.
 おかげで同じアルバムを何枚購入したものか ・・・・・・ 涙


 それにしても、本当にいいテナーです.
 このテナーが、ボクをここまでさせました ・・・・・・ 満足、満足.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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