Tom_Waits

Temptation

 お休みの日だからもう少しゆっくりしようと思っていたんだけれど、昨夜は奥様の妹が我が家に泊まったので珍しく早起き.

 ブログでも書こうと思いながら FaceBook やいろいろな Blog を覗いていたらどんどん脱線していっちゃって ・・・・・・ 1 時間があっという間に過ぎ去ってしまいました (笑)

 外は快晴 !!
 年末恒例の大掃除 ・・・・・・ ボクの担当する浴室はすでに清掃作業が完了したので、あとはのんびり年末を迎えるばかり.
 と言いたいところですが、明日は最後のお仕事が待っています.
 忙しくなければいいのですが ・・・・・・・



 年末に届いたアルバムを iTunes にインポート.
 ところがどうも最近 iTunes のランダム再生していると 「仮想メモリーの不足 ・・・・」 というようなメッセージが出るようになってきた.
 これって、詰め込み過ぎなのだろうか.

 設定で領域増やすかメモリー増設しようか思案中なり.



 そんなアルバムの一枚から.
 美女は何をやっても様になるなぁ ・・・・・・ 的なアルバムです.






Krall008






  " The Girl in the Other Room / Diana Krall "




  1. Stop This World
        (M.Allison) ・・・・・ 3:59
  2. The Girl in the Other Room
        (D.Krall-E.Costello) ・・・・・ 4:05
  3. Temptation
        (T.Waits) ・・・・・ 4:27
  4. Almost Blue
        (E.Costello) ・・・・・ 4:04
  5. I've Changed My Address
        (D.Krall-E.Costello) ・・・・・ 4:47
  6. Love Me Like a Man
        (C.Smither) ・・・・・ 5:49
  7. I'm Pulling Through"
        (A.Herzog-I.Kitchings) ・・・・・ 4:02
  8. Black Crow
        (J.Mitchell) ・・・・・ 4:49
  9. Narrow Daylight
        (D.Krall-E.Costello) ・・・・・ 3:32
  10. Abandoned Masquerade
        (D.Krall-E.Costello) ・・・・・ 5:11
  11. I'm Coming Through
        (D.Krall-E.Costello) ・・・・・ 5:07
  12. Departure Bay
        (D.Krall-E.Costello) ・・・・・ 5:39





  Diana Krall (p.vo), Anthony Wilson (g),
  Christian McBride (b: # 1.3.4.7-12), 
  John Clayton (b: # 2.5.6), Neil Larsen (Hammond B-3: # 3),
  Peter Erskine (ds: # 1.4.7-12), Jeff Hamilton (ds: # 2.5.6),
  Terri Lyne Carrington (ds: # 3)
  Recorded at Capitol Studios, Hollywood & Avatar Studios, NY.
  





 彼女のスタジオ録音としては 7 枚目のアルバム.
 あの有名な "Live in Paris" の次にリリースされています.
 このアルバムもバカ売れで、一般の方の評価もかなりいいアルバム.

 録音されたのは 2003年から2004年にかけてですが、詳しいレコーディング・データはわかりません.
 彼女のアルバムは "The Very Best of Diana Krall" を除き、これでみんな揃いました.

 この後、なんだかんだと批評していますが、大好きなミュージシャンの一人です.



Krall008-1

 2003 年に エルヴィス・コステロ (Elvis Costello) と結婚.
 その後にリリースされたのがこのアルバム.

 当然と言えば当然ですが、 コステロ の曲や彼との共作品がアルバムの半分を占めています.

 ここが好き嫌いの表れる部分かもしれませんね.
 実はボク、このアルバム多くの方が絶賛しているようにいいとはあまり感じない ・・・・・・ 嫌いというんじゃないけれど、何となくジャズっぽくない感じを受けちゃうんですね.

 確かにこういったスモール・コンボでの演奏は彼女の歌を惹きたせますし、他のジャズ・ボーカルのアルバムもストリングスのものよりはこういった演奏が絶対的に好きなのですが.


 特に後半がやっぱり違和感.
 基本的に エルヴィス・コステロ の音楽が好きじゃないこともありますし、こんなきれいな女性をあんなオヤジがゲットしちゃったというやっかみもあるので ・・・・・・ (爆)
 冗談はさておき、ジャズというジャンルに拘らなければなんの違和感も感じないでしょう.

 最近のアルバムなどを聴いていると、ジャズとアダコンの双方向に向っているようにも感じます.
 まぁどちらも中途半端ではなくきちんとこなしてしまうから人気もあるのでしょう.


 全体の曲の調子が、みんな同じような感じなのがダメなのかなぁ.
 彼女はこういったしっとりと歌うのもいいけれど、もっとアップ・ビートでスイングした曲の方がボクは結構いいと思うんだけれど.
 だから、彼女のライブ映像は大好き.



 3 曲目の "Temptation" はボクもちょっと好きな Tom Waits の曲.
 この曲はアルバム "Franks Wild Years" に入っていた曲です.




TomWaits005

 ただオリジナルはかなり個性的な歌い方なので、ダメな方もきっと多いでしょうね.

 それがキレイな女性が、ちょっとハスキーな声で、けだるげに歌うとまったくと言っていいほど雰囲気が変わってしまいます.
 この曲は我々男性にとっては反則技に近い.
 小さなライブハウスでこんな演奏を聴いたら、数秒で堕ちます.


 Tom Waits といえばやっぱり "Ol' 55" が最高にいいですね.


 こんなことを書きながら、ついつい "Closing Time / Tom Waits" を引っ張り出して聴き始め ・・・・・・
 そうしたら "Still Got The Blues / Gary Moore" もちょっと聴きたくなり ・・・・・・・

 いつもこんな感じだから、なかなかブログが先に進まない (笑)


 この "Temptation" 、今日のブログ・タイトルでもありますが、とてもいい演奏です.
 こんな歌で誘惑されたら、みんな堕ちてしまいます (笑)






DSC_0059

 きれいな青空にうかぶ 北八ヶ岳 です.

 逆光気味で、いつもはゴースト入れますが今日はゴースト入らないように.


 今年も本当にあと数日で終わり.
 単なる一つの区切りに過ぎませんが、今年一年自分自身どうだったんだろうと.

 来年は今年以上に忙しくなりそうな雰囲気がすでに漂っています.
 自由な時間がどんどん少なくなりそうで、肉体的よりも精神的な疲労が溜まってしまいそうです.



 そんな時、隣に Diana Krall でもいてくれたらいいんですが ・・・・・・・・・・・・

70's Asylum Records

 どうも天気が目まぐるしく変わりますね.
 今夜も雪の予想です.

 今夜は職場の退職者送別会です.
 今年は 6 名の方が定年退職、数年前から退職者数が増えており、職場は一気に若返り状態になっています.
 2 ・ 3 年後には団塊の世代と呼ばれた皆さんの退職もあり、まだまだ若返りは続くのですが、一気に若返ってしまったことにより、組織全体としての知識やスキルの低下が否めません.
 きっと日本中でこんな感じなのではないでしょうか.



 さて、もう一回だけ Eagles ネタです ・・・・ これで最後にしましょう.

 公式サイトを見てみるとご覧のようなツアー・スケジュールが書かれていました ・・・・.
 60 歳過ぎのオジサマたちには、かなりハードだと思うのですが ・・・・ ボクのような飛行機嫌いにとっては考えられないです、移動だけでもクタクタになってしまいそうで.
 でもまぁ、それだけ世界中で待っている人もいるということなのでしょうね.


 3/1  Osaka, Japan  Osaka Dome
 3/3  Nagoya, Japan  Nagoya Dome
 3/5  Tokyo, Japan  Tokyo Dome
 3/6  Tokyo, Japan  Tokyo Dome
 3/9  Shanghai, China  Mercedes Benz Arena
 3/12  Beijing, China  Wukesong Arena 
 3/15  Seoul, South Korea  Olympic Gym
 3/18  Hong Kong  Hong Kong Exhibition Centre Hall 
 6/9  Reykjavik, Iceland  Nyja Laugardalshollin
 6/12  Stavanger, Norway  The Viking Stadium
 6/13  Oslo, Norway  Norwegian Wood
 6/15  Aalborg, Denmark  Hjallerup
 6/17  Sundsvall, Sweden  Norrporten Arena
 6/19  Wiesbaden, Germany  Bowling Green Open Air
 6/21  Cologne, Germany  Lanxess Arena
 6/23  Berlin, Germany  Waldbuhne
 6/25  Graz, Austria  Schwarzl Freizeitzentrum
 6/26  Munich, Germany  Konigsplatz
 6/28  Hamburg, Germany  Colourline Arena


 まだまだこれだけのパワーがあるのでしたら、日本でももう一度くらい演奏を聴くことができるかな〜.



 今日はそんな Eagles のレコード会社のことでも ・・・・.



asylumSimple Dreams


You're Only Lonely41XSCA8NRJL__SS500_


 Eagles の初期の 7 枚のアルバム (後で発売されたベスト盤は、ボク持っていないのでよくわかりません) は、アサイラム・レコード (Asylum Records) というアメリカのレコード会社から発売されており、このレコード会社は David L Geffen により 1971 年にロサンゼルスに設立されたようです.
 この創設者の David L Geffen がまたユニークと言うか、超大物で、 1980 年病気療養を終え業界に復帰した彼は、ゲフィン・レコード (Geffen Records)を設立し、さらには 1994 年スティーヴン・スピルバーグたちとドリームワークス SKG を設立したようです.


 アサイラム・レコード には、 Eagles 、 Jackson Browne 、 J. D. Souther 、 Linda Ronstadt 、 Tom Waits などのミュージシャンが所属していました.
 David L Geffen はこういった有能な新人たちを探し出す目が肥えていたようです.
 70年代最も (かは、微妙ですが ・・・) 輝いていた、ウエスト・コーストのレコード会社でしょう.

 これらのミュージシャンたちは、いろいろなところで繋がりをもっています.
 ジャズのウンチクではありませんが、こういったことを調べたりしてみると、結構楽しいですし、そういうことを知って曲を聴いてみると、また違った受け止め方ができますね ・・・・ 何年にもわたってこういった知識を否定し続けてきたボクの言葉とは思えませんが (笑) .


 J. D. Souther は Eagles に曲も提供しており、単に楽曲の提供だけでなく、バック・コーラスなどでも頻繁にゲスト参加を行っていました.
 東京でのコンサート中の MC でも、彼の名前が出てきました.

 Linda Ronstadt のバックバンドを Eagles 結成前のメンバーが務めていたことは有名ですし、日本公演でも演奏された Eagles の代表曲 “Witchy Woman” は、 Linda Ronstadt のことを歌った曲とも言われています.

 Tom Waits も関わりが深く、デビュー・アルバムの “Closing Time” の中の "Ol' '55" は、Eagles 3 枚目のアルバム “On The Border” でカヴァーされています.


 ちょっとカントリー色の付いた、カリフォルニアの爽やかな風と日差しがこのレコード・レーベルにはあったような気がします.
 70 年代のロックを語る上でも決して避けて通ることのできないレコード会社です.
 ジャズで言えば Blue Note のような存在なのかもしれません.
 こういったアルバムを今聴いてみると、つい 「あの頃はよかったな〜」 なんて、オヤジ言葉が出てしまいます (笑) .


 ということで、 3 回にわたったボクの Eagles Long Road Out Of Eden Japan Tour 2011 のレビューはこれで終了です.
 あのコンサートはいろいろな意味で、ボクにパワーを与えてくれたし、リフレッシュさせてくれました. 
 本当に ・・・・・・・ 最高でした.

Ol' '55

 先月の 30 日 ・・・・ そう、台風の夜です.
 ボクはいつもの講習会で東京、その夜のことは前にも書いたとおりです.
 あの夜、映画も終わり、U-Z-○ さんも帰った後かかったアルバムが Tom Waits .
 Noriko さんのお気に入りのようです.
 ボクにも 「Tom Waits どう?」 という感じで振られましたが、昔ほんの少し聴いたくらいで、一曲くらいしか知りませんので、あいまいなお返事.

 その知っている一曲というのが、 "Ol' '55" .
 家に帰って棚を捜したら、 Tom Waits のアルバムが一枚出てきました.





waits01





  "Closing Time / Tom Waits"




  1.  Ol' '55
  2.  I Hope That I Don't Fall In Love With You
  3.  Virginia Avenue
  4.  Old Shoes (And Picture Postcards)
  5.  Midnight Lullaby
  6.  Martha
  7.  Rosie
  8.  Lonely
  9.  Ice Cream Man
  10.  Little Trip To Heaven (On The Wings Of Your Love)
  11.  Grapefruit Moon
  12.  Closing Time





 Tom Waits の評価については、このアルバムのようなごく初期よりも、もう少しアクの強い少し後のほうが好きだという意見も多そうですね.
 でもボクは、このアルバムのように、あまり振り絞っていない歌い方のほうが好きです.

 そして ・・・・・・・・・・
 何と言っても "Ol' '55" なんですよ.



Waits001-2

 そもそもこの曲を知ったのは、 Tom Waits のこのアルバムではなく、大好きだった Eagles の "On The Border" に入っていたからです.
 ちなみにこの曲、わざわざ邦題まで付いてます ・・・・・ "懐かしき'55年"
 ちょっと違うだろう、という感じですが、当時はみんなこんな感じで邦題付けたりしてたから仕方ないですね (笑) .


 最初のピアノとスティール・ギターのイントロから Glenn Frey のちょっと甘い歌声 ・・・・ ここまではとってもグッドなのです.
 でも、途中のハモっちゃうところから、完璧 Eagles になってしまうわけですよ ・・・・ そうなると、やっぱり原曲のほうが数段ボクはいいと思ってしまいます.
 もちろん Eagles も偉大なグループで、大好きなグループなので、その演奏は決して悪くはありません.
 後は個人の好みの問題でしょうね ・・・・ さっぱり醤油味か、こってり豚骨味か ・・・・・.
 Eagles の演奏は、まるで下の写真のような演奏です.
 でも Tom Waits の演奏というか歌は、もっと小汚いオンボロ車と、埃っぽい乾いた雰囲気です.



Buick Roadmaster002

 この曲のタイトルは、 55 年式 Buick Roadmaster から付けられているんでしょうか.
 もしそうだとすれば、Eagles の邦題キツイでしょ.
 変な日本語付けるよりも、原題のままのほうがステキです ・・・・ これはジャズのスタンダード曲にも当てはまりますね.


 このアルバムには入っていませんが、 "Tom Traubert's Blues" は、TV 番組 「不毛地帯」 のエンディング・タイトルだったということを、今日初めて知りました.

 おまけに、映画にも結構出ていたことを、今日初めて知りました.
 以前 DVD で持っていた、 "Coffee and Cigarettes" にも出ていたなんて ・・・・ 全く気がつかなかったのです.
 そういえばこの映画には、 "Elizabeth" の Cate Blanchett も出ていました.
 何となくもう一度見てみたくなりましたが ・・・・・・ また購入する元気はないですね.

 おまけにおまけに、Francis Ford Coppola が監督したあの "Bram Stoker's Dracula" にまで出てるんですか? ・・・・・ あまりにイメージが ・・・・・.
 この映画、結構好きなんです.
 これは今夜、見ないわけにはいきませんね.

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 で、早速 DVD を流してみたら、なんと最初のほうに出てきたではありませんか.
 ある意味、イメージが合っているかも.


 でもね ・・・・ やっぱりこの人、映画より歌のほうがいいです.


 台風の夜、他の客がいなくなった Bar のカウンターに一人座って聴く Tom Waits ・・・・ 沁みます、それもドップリと.
 会話なんかいらなくなります.



 彼の運転する Ol' '55 に乗って、遠くの荒野へ
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

● Link ●
● 記事検索 ●
● PV Access ●
  • 累計:

● Photo Gallery ●
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • Hazard 4 Freelance
  • 上田城跡公園 さくら
  • 上田城跡公園 さくら
  • 上田城跡公園 さくら
  • 上田城跡公園 さくら
  • 上田城跡公園 さくら
  • 上田城跡公園 さくら
● お願い ●
•このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することはしないでください. コメントはすぐに反映されない場合がありますのでご承知ください.
  • ライブドアブログ