Tommy_Flanagan

Art / Art Farmer

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 どこかに遊びに行くでもなく、写真を撮りに行くでもなく ・・・・・
 仕事の日は家と職場の往復、休みは家でゴロゴロ.

 何かまったく変化や刺激のない毎日が過ぎてます.



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 ● 2021.6.24 ●

 そんな代わり映えしない生活で見つけた、ほんのちょっといい風景.

 ちなみに上の写真、虹の手前にもう一本の虹が現れてるんですが、光の加減で濃い色にならない.
 10 分くらいカメラ持ってベランダにいましたが、ダメでした.



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 ちょっと前に Azumino さんの ブログ でも紹介されたアルバムです.
 ちなみに Azumino さんのブログの更新速度はボクの約 7 倍なので、ボクにとってはちょっと前ですが、彼にとってはずっと前のようです (笑)



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  " Art / Art Farmer "




  1. So Beats My Heart For You
      (P.Ballard-C.E.Henderson-T.Waring) ・・・・ 4:38
  2. Goodbye Old Girl
      (R.Adler-J.Ross) ・・・・ 4:24
  3. Who Cares ?
      (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 5:15
  4. Out of the Past
      (Benny Golson) ・・・・ 5:20
  5. Younger Than Springtime
      (O.Hammerstein II-R.Rodgers) ・・・・ 5:38
  6. The Best Thing for You (Would Be Me)
      (Irving Berlin) ・・・・ 4:06
  7. I'm a Fool to Want You
      (J.Herron-F.Sinatra-J.Wolf) ・・・・ 5:27
  8. That Ole Devil Called Love
      (D.Fisher-A.Roberts) ・・・・ 4:14



  Art Farmer (tp), Tommy Flanagan (p),
  Tommy Williams (b), Albert Heath (ds)

  Recorded at Nola Penthouse Studio, NYC, September 21 〜 23, 1960.



 このアルバムは アルゴ レーベルでの吹込みですが、このレーベルにはもう一枚 "Perception" というアルバムがあり、両方ともにワン・ホーンのカルテット構成.

 そちらのアルバムは、聴いた記憶がないので機会があれば ・・・・・



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 このアルバムは今一つジャケットが好きになれないので、あまり聴かないアルバムだったり.
 でも、その昔購入した時は演奏がよくて買ったと思います ・・・・ きっと.

 久しぶりに聴いてみると演奏全体がとても柔らかな感じ.
 す〜〜〜っと部屋の雰囲気に溶け込んできます.

 ボクの中でトランペットのワン・ホーンの演奏と言えば、真っ先に思い浮かぶのが "Blue's Moods / Blue Mitchell" ですが、今日のアルバムはそれにも負けないくらい素敵なアルバムかな.
 ちなみに "Blue's Moods" は何度も買い替えたりして、今手元にあるのは紙ジャケットの SHM-CD 版.
 定価 3,700 円もしたんだ、忘れてました.
 こちらも久しぶりに手に取ってみてみると、監修者が 塙耕記 でした.



 Art Farmer j0023

 アート・ファーマー との出会いは "Cool Struttin' / Sonny Clark" でした.
 こちらのアルバムは、ジャズを聞きかじっている人だったら誰でも知っているくらい有名なアルバム.
 その昔、ジャズ喫茶でも本当によくかかっていて、当時ジャズを聴き始めたばかりのボクもそこから彼の名前を覚えました.


 さてアルバムに戻って ・・・・
 1 曲目の "So Beats My Heart for You" がいいな.
 この演奏は、なんとなく "Blue's Moods" の "I'll Close My Eyes" のような感じを受けます.

 この曲聴いたことのない曲で、あまり演奏されていない気がします.
 Tony Bennett が 1957 年に、この曲のタイトルで "The Beat of My Heart" というアルバムを発表しています.



Damn Yankees  001

 2 曲目のスロー・バラードは 、映画 "くたばれヤンキーズ (Damn Yankees)" での挿入曲.
 Robert Shafer が眠っている妻に別れを告げ、悪魔によって若返る場面で使われていました.

 この曲も他の演奏はあまり聴いたことがないなぁ.
 でもとてもステキな曲で、このアルバムにはピッタリ.


 今まであまり聴く機会のなかったアルバムですが、いかにも アート・ファーマー といった感じのほのぼのとした雰囲気が素敵なアルバムです.

 1970 年代になると CTI などでフュージョン色の強い演奏をしたため、シリアスなジャズ・ファンからはちょっと敬遠がちなところもありますが、とてもいいトランぺッターです.



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 新型コロナ・ウイルスのワクチン接種の二回目も無事に完了.
 接種会場では職員から 「もう 65 歳ですか?」 なんて何人かから言われちゃいましたが、ボクの場合は 1 月生まれの数えで 65 歳.

 ちょっとだけ儲かった感ありかな (笑)



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 木曜日に二度目の接種でしたが、注射した部分は前回同様の痛みがあり、今回は翌日に軽い頭痛が続きました.
 すでに二日経ちましたが、今のところ発熱はないのでもう大丈夫かな.

 いい加減にこんな騒ぎをしないでも暮らせる世界になって欲しいですねぇ.


 さて来週火曜日は人間ドック ・・・・・ 一年で一番頑張らないといけない日です (笑)



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Booker Little

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 日差しが強くなりました




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 ● 2020. 8. 2 ●

 夏の空ですねぇ.
 職場はエアコンがキンキンに効いているので、外に出た時のギャップで身体の調子が今一つって感じです.



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 最近、暇に任せていろいろ漁りまくってます.
 外に出ないからお金を使わないというのは、このご時世当てはまらなくなっています.

 ウン十年ぶりに手にしたアルバムです.





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  " Booker Little "





  1. Opening Statement
        (Booker Little) ・・・・ 6:42
  2. Minor Sweet
        (Booker Little) ・・・・ 5:38
  3. Bee Tee's Minor Plea
        (Booker Little) ・・・・ 5:40
  4. Life's a Little Blue
        (Booker Little) ・・・・ 6:53
  5. The Grand Valse
        (Booker Little) ・・・・ 4:57
  6. Who Can I Turn To?
        (A.Wilder-W.Engvick) ・・・・ 5:25




  Booker Little (tp), Tommy Flanagan (p : # 1, 2, 5, 6),
  Wynton Kelly (p : # 3 & 4), Scott LaFaro (b), 
  Roy Haynes (ds)
  Recorded on April 13 & 15, 1960.





 その昔、幻の名盤とも呼ばれた TIME レーベルのアルバムです.





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 昔持っていたアナログ盤の LP レコードでも、なかなか演奏まで覚えているものはそんなに多くない.
 もちろん CD に買い換えたようなアルバムはそれなりに覚えてはいますが.

 今日のアルバムは 40 年位前にジャズ屋で知ってレコード購入しましたが、 CD は持っていませんでした.
 少し前にオークションで激安のものを見つけて、本命のアルバムのついでに購入.


 久しぶりに手にしてみると、 1 曲目から 2 曲目のフレーズが何となく頭の中で流れてる.
 そしてプレイヤーでかけてみると ・・・・・・・

 記憶のまんまの演奏じゃないですか.
 さすがに B 面だった後半の 3 曲は全く覚えてませんでしたが、最初の3曲はかなりしっかりソロの部分も覚えていたりして.

 でもこのアルバムって、好んで聴いたような記憶がないんですよね.
 なんでだろう ・・・・・




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 ブッカー・リトル 改めて聴いてみると、ものすごくいい.
 音色もいいし、演奏のスタイルもいい感じ.
 ポスト・クリフォード・ブラウン と呼ばれた一人だったんじゃないかな.


 でもなぜかそんなに聴いた記憶もない.
 理由は 23 歳という若さで亡くなったため、リーダー・アルバムが 4 枚しかないし、サイドメンとしてのアルバムもそんなには多くないこと.
 晩年 エリック・ドルフィー と共演した有名なアルバム "Eric Dolphy At the Five Spot" があるんだけれど、 エリック・ドルフィー が苦手なので、実は一度も聴いたことないんだな (笑)

 彼のリーダー・アルバムは "Booker Little and Friends" とこのアルバムのみなので、残りの 2 枚も買えるうちに買っておこうかなと思います.




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 このアルバムのベースが スコット・ラファロ .
 ビル・エヴァンス トリオのベーシストとしてあまりにも有名です.

 スコット・ラファロ は 1961 年 7 月 6 日、交通事故のため 25 歳という若さで亡くなっていますが、その 3 か月後の 10 月 5 日 ブッカー・リトル が尿毒症のために 23 歳で亡くなっています.
 このアルバムはそんな二人が亡くなる一年前に録音されています.


 そんな意味でも何か因縁めいたものも見え隠れしていたりして ・・・・・・・



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 最近 TV 版 "West World" にハマってるんだけど、ストーリーがとても分かりづらい.
 一応いくつかの時代がクロスしているのはわかるんだけど ・・・・・

 難解なのだ (笑)



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 でも観ちゃうのはキャラクターかなぁ.

 特に写真の クレメンタイン はド・ストライク.
 この派手な顔がいいんだなぁ ・・・・ でもまた死んじゃった (涙)

 そういえば、 "Stronger / Britney Spears" の PV に出てたなんて.



 さて、そんなドラマの合間合間に観た 7 月の映画は 20 本.
 最近では結構観たほうでしょうね、内容もいい映画が多かった.



  亡国のイージス
  遊星からの物体X
  マスカレード・ホテル
  アンジェラ
  アド・アストラ
  フューリー
  蒲田行進曲
  トゥームレイダー ファースト・ミッション
  GODZILLA ゴジラ
  ワイルド・スピード/スーパーコンボ
  ホビット 思いがけない冒険
  ホビット 竜に奪われた王国
  ホビット 決戦のゆくえ
  新聞記者
  ザ・アウトロー
  フィフス・エレメント
  マトリックス リローデッド
  ジョーカー
  カメラを止めるな!
  マンマ・ミーア!





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 "ホビット" は前から観たいと思っていたんだけれど、タイミング悪くて.
 Blu-ray の廉価版が出ていたので一気に三部作観ました.

 とても面白かったけれど、やっぱり "ロード・オブ・リング" には敵わないかな.



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 こちらは話題の邦画.
 あえて原作者については触れませんが、なかなか面白かった.
 だけれど、少し消化不良というか、物足りなさがあるなぁ.
 もっと面白くなったような気がするんだが.


 そんな中の一本は ・・・・・・・・






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 文句なしにこれだろ.

 泣いたり、笑ったり、映画の楽しさが凝縮された感じです.
 セリフも、いちいちクサくてそれがまたいい.

 小難しいところもなく、本当に楽しめる映画です.
 こういうのがいい映画って言ってもいいんじゃないかな.

 最近こういう直球勝負の映画少ないからなぁ ・・・・・.




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 つかこうへい の舞台から抜擢された主演の二人がとにかく最高だな.
 TV や舞台などでいろいろな人がこの役を演じましたが、この映画の二人には勝てないなぁ.

 この映画も、古き良き時代の映画になりつつあります.




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Trompeta Toccata

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 この土日は ヨドバシカメラ で土屋先生のセミナーがあります.
 Facebook を見ると、いつもの写真友達の皆さんはすでに土曜日に聞きに行ったようですが、ボクは来週写真展に行くこともあり、さすがに毎週 東京 へ遊びには行けません.


 昨日の土曜日は天気も良く、春のような暖かさでした.
 セミナー聞けないので、せめて写真の練習にと山まで行ってきました.




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 ● Model: Tenpei Do S. ●

 ゲレンデにはほんの 2 時間ほどでしたが、結構顔が日焼け.
 おまけに、ここ数か月はデスクワークばかりなので、雪の上を少し歩いただけというのに足には疲労感ありありなのです.


 夜は地元の 海野宿 で雛祭りにちなんだイベントを開催しており、土曜日の夜だけ行灯に明かりを灯しているので、去年 に続いて撮影に行ってきました.




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 格子戸の向こう側に雛人形が飾ってあり、室内からライトアップ.

 昨年は三脚使って通りの写真など撮りましたが、今年は一脚だけ持参.

 19:00 頃出かけてみましたが、三脚持ったカメラおじさんたちがたくさんいてビックリ.
 昨年なんて、一般の見物含めても数人しかいなかったのに.


 通りが真っ暗なので、三脚立ててスローシャッター撮影しているのがわからないんですよね.
 結構三脚の前を観光客が平気で横切っていく風景があちこちに.




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 家の中の明かりもそれぞれなので、写真にするのは結構難しいなぁ.




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 久しぶりにジャズ・アルバムの話題.
 あまり写真のことばかり書いていると、冗談抜きで "雨の日だからカメラでも勉強しよう" にブログ・タイトル変えないといけなくなっちゃいます.

 そんなに有名なアルバムじゃないけれど、聴きこんでいくと結構楽しめるアルバム.






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  " Trompeta Toccata / Kenny Dorham "





  1. Trompeta Toccata
         (Kenny Dorham) ・・・・ 12:21
  2. Night Watch
         (Kenny Dorham) ・・・・ 5:44
  3. Mamacita
         (Joe Henderson) ・・・・ 11:02
  4. The Fox
         (Kenny Dorham) ・・・・ 7:59





  Kenny Dorham (tp), Joe Henderson (ts),
  Tommy Flanagan (p), Richard Davis (b),
  Albert Heath (ds)

  Recorded at Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, September 14, 1964.









 ケニー・ドーハム 最後のリーダー・アルバムです.
 このアルバムの後も演奏は続けていましたが、サイドメンとしてわずかに演奏しただけのようです.

 リリースされたのは 1965 年、 BST-84181 ・・・・・・ ボクの中ではこのくらいの番号は、 Blue Note 後期と勝手に思っています.






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 ともすると "静かなケニー" のイメージばかりが付きまとってしまいがちですが、こういうのも ケニー・ドーハム だよね.

 結構いろいろなリズムを取り入れた演奏してますし.
 あの "Blue Bassa" の作曲者でもあります.

 ジョー・ヘンダーソン とは 1963 年録音の "Una Mas" (BST 84127) から一緒にプレイしています.


 いろいろなところに、過小評価されたミュージシャンということが書かれています.
 でも 日本 では "静かなケニー" によって、今でも根強い人気があります.




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 このアルバムでは特に ジョー・ヘンダーソン がいいなぁ.

 最近は CP+ などで、どうもガッツリ聴く暇もなかったので、このアルバムの ジョー・ヘンダーソン のようなアグレッシブな演奏がとても新鮮さがあるなぁ.
 昔だったら、ちょっと厳しいかなぁと思える部分も、今では全然いいじゃん.

 そんな演奏に触発されてか、他のメンバーも結構アツい演奏を繰り広げています.
 特に最後の "The Fox" が ・・・・・・ トミー・フラナガン のソロもアツい.

 まぁこの時代のこういった演奏に トミー・フラナガン が加わっていること自体も、ちょっと意外だったりもします.
 この時代の Blue Note だったら、圧倒的に ハービー・ハンコック や マッコイ・タイナー が加わった演奏が多い.

 アンドリュー・ヒル が台頭してきたのも、ちょうどこの頃でした.




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 ボクが好きな ケニー・ドーハム は、"'Round About Midnight at the Cafe Bohemia (Blue Note)" や "
Quiet Kenny (New Jazz)" といった定番ものになってしまいますが、久しぶりにこういう演奏を聞いてみると、他のアルバムも全然捨てたもんじゃないなぁと思います.




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 ちょっと遅くなりましたが、 2 月の映画鑑賞.
 2 月も結構観たほうかな、 18 本でした.




  バトル・ロワイアル
  ブラックパンサー
  ボス・ベイビー
  リディック
  リディック:ギャラクシー・バトル
  インターステラー
  ドラゴン・タトゥーの女
  ワイルド・スピード ICE BREAK
  セッション
  ランボー
  キリング・フィールド
  アフリカの女王
  犬ヶ島
  心と体と
  ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜
  アリータ: バトル・エンジェル
  ラストエンペラー
  ONCE ダブリンの街角で



 この時期は WOWOW でも アカデミー賞 関係の名作が多く放映されるので、面白い映画がたくさん.



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 本年度の アカデミー賞 でも話題だった "ブラックパンサー" 、
 "インターステラー" も難しくてすべては理解できないけれど、かなり科学的な考証をベースにした作品ですし、
 "セッション" もようやく観ることができました、
 "キリングフィールド" は何年かぶり、

 名作 "アフリカの女王" や、結構好きな "心と体と" ・・・・・・


 そんな中での一番は ・・・・・・





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 上質の歴史大作ですね.
 映像もいいし、音楽もいいし、登場する俳優たちが子役も含めて魅力的な人ばかり.
 ジョン・ローン もとてもよかった.

 映画だけに、若干脚色してある部分もあるようですが、歴史大作として十分に楽しめます.

 今でも当時の予告編を覚えていて、「世界はラストエンペラーにひれ伏す」 の言葉がとにかく印象的でした.




The Last Emperor 006

 ずっと前に 200 何分かの ディレクターズ・カット版 を観たんだけれど、観ていて面白いので、時間的に長いと感じなかった記憶があります.

 坂本龍一 の演技は置いておいて、音楽がとてもいい.
 あのメロディーを耳にすると、紫禁城の場面が浮かんできます.




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 この映画の監督は、 ベルナルド・ベルトルッチ ・・・・・ といえば、なんたって 暗殺の森 !!

 一応 "ラスト・タンゴ・イン・パリ" も持っているけれど ・・・・・・
 他の作品も数作品観た記憶がありますが、あまり好きになれない.

 やっぱり "暗殺の森" 、 "ラスト・エンペラー" 、 "1900年" かな.


 昨年 11 月に 77 歳で亡くなっています
 今の時代、まだ若いのにねぇ ・・・・・ 合掌




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Motor City Scene

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 11 月です、ここ数日は朝夕の冷え込みこそ強くなってきましたが、穏やかな好天の日が続いてます.
 今年も残すところあと二か月.

 ちらほらと忘年会のお誘いもやってくるようになりました.




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● 11/1 7:45 電柱のある風景 ●

 今日は夕方から 東京 で姪っ子の結婚式.

 この機会にヨドバシカメラに寄ってフォトコンテストの写真を出してきます.
 撮影会の後の懇親会では 10 枚くらい出そうかなぁ、なんて話ましたが結局は 4 枚 + 1 枚.
 今回は初めての A3 印刷
 そして初めて職場の方にも見ていただき反応チェック ・・・・・ 見てもらったというより、無理やり見させた感も強いんですがね (笑)




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 地方だと撮影会に行くのはもちろん、 A3 サイズでの応募も結構大変なのです (笑)

 前回のリベンジできればいいのですが ・・・・・・・




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 今日はどんなアルバムを書こうか過去のデータを探っていたら、 Facebook でこのアルバムのことがアップされていたので選んでみました.
 結構地味なアルバムですが、どことなくほんわかした演奏です.






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  "Motor City Scene / Thad Jones "






  1. Like Old Times ・・・・ 8:09

  2. Minor On Top ・・・・ 8:43

  3. Let's Play One ・・・・ 9:27

  4. No Refill ・・・・ 5:39

   (All compositions by Thad Jones)





  Thad Jones (cor.flh), Billy Mitchell (ts),
  Al Grey (tb), Tommy Flanagan (p),
  Paul Chambers (b), Elvin Jones (ds)

  Recorded on October 24 & 31, 1959.





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 ジャケットの裏写真をアップしていますが、この写真のリストと、ボクの書いたリストの曲名が違っています.


 【11/4 修正・追記】
 実はこれって、アルバム制作の段階でアルバムの曲順や曲名を間違え、そのまま販売され、 CD 化になった際もそのままになっていたようです.
 つい最近になって tamae さんの Facebook にそんな記事がアップされていました.


 この話については tamae さんが トミー・フラナガン 本人から直接聞いたお話しでいろいろな裏話もあったようですが ・・・・・ ここではカット.

 上のリストは CD の演奏順を正しい曲名に修正してありますが、これだけでも 2 曲の曲名が違っています.

 まぁ曲名を間違えるのはほかでも結構ありますが、大きな問題は曲順が違っていること.
 いつかこのブログにも書いた記憶がありますが、曲順ってアルバム構成の上でとても大事で、特に一曲目にどんな曲持ってくるかでそのアルバムの方向のようなものが見えてきます.

 にも拘らず、このアルバムは サド・ジョーンズ の考えていた曲順ではなくなっています.


 正しくは

 1. Let’s Play One 
 2. No Refil 
 3. Like Old Times
 4. Minor on Top 



 そう、 A 面と B 面が入違っているんです.

 とてもややこしくて頭がこんがらがってしまいそうですね.
 ボクは 1 曲目が "Like Old Times" でも、ほんわかした感じがあって、それはそれでもいいかなぁなんて思って聴いていましたがね.

 ジャズアルバムでは似たようなことが結構あるので、聴く側としては別に驚きもしませんが、演奏したメンバーにとっては自身の考えとは全然違ったものが形になってしまうので、なんだかなぁ ・・・・ って感じでしょうね.   【ここまで修正・追記】




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 アルバムタイトルだけを聞くと、上のイラストの写真のアルバムを連想する人がジャズファンでは多いかもしれません.
 もちろん今日のアルバムとは全く別物.

 ただ今日のアルバムも下のアルバムも、デトロイト出身のミュージシャンをフューチャーしている点では一緒です.
 モーター・シティ という名前は、 アメリカ では ミシガン州 デトロイト のことを指しています.

 ジャズの世界ではこんな感じで同郷のミュージシャンたちでアルバム作って、タイトルに地名を入れたりすることが結構あります.

 サド・ジョーンズ が Blue Note に吹き込んだ "Detroit - New York Junction (BLP-1513)" もあり、 ビリー・ミッチェル と トミー・フラナガン はそちらのアルバムでも共演していました.




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 サド・ジョーンズ はどこかほんわかした雰囲気を持っており、当時のハードバップのトランぺッターたちに比べるとちょっと地味目な印象はありますが、好きな奏者の一人です.
 後年の サド & メル での都会的なアンサンブルももちろん好きですが、こういうアルバムでの演奏もいい.


 2010 年に国内で初 CD 化されたこのアルバムは、彼のアルバムの中でもちょっと地味目な印象を持ったアルバムかもしれませんが、聴いてみるとなかなかどうして.


 もちろん トミー・フラナガン らのリズム・セクションの演奏も.
 



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 10 月から仕事がフルタイムになったこともあり、ブログの更新も少ないし、映画鑑賞もぐっと減ってしまいました.
 こればかりは仕方ないかな、働けるうちに少しは働かないとねぇ ・・・・




  オリエント急行殺人事件
  ロッキー
  黙秘
  クリスティーン
  ダークタワー
  バーティカル・リミット
  68キル
  ブラッド・リベンジ
  ダーク・シャドウ



 実は他にも何本か観たのですが、つまらなくて途中挫折が何本も.

 一連の S・キング 作品も数回観ていますが、まずまずおもしろい.
 "ダーク・シャドウ" はその時代の音楽が好きで、特に出だしの "Nights In White Satin / Moody Blues" がとてもいいんだけれど、映画としては ・・・・

 思いのほか楽しめたのが "68 キル"


 どれにしようかなぁ ・・・・・・





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 リアルタイムで観ました.
 当時は結構楽しめましたが、さすがに今になって観てみるとクサさが鼻につきますし、有りえねぇ・・・部分が多いですね.

 そうは言っても、 1977 年の アカデミー賞 で 10 部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、編集賞の 3 部門を受賞しただけはありますので、映画としては面白いと思います.


 あの有名なテーマ曲を含め、映画の中で流れる音楽も好きでした.
 ただあんなに続編ができるとは思ってもいませんでした.




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 有名な フィラデルフィア美術館 前のシーン.

 今では美術館前に ロッキー の銅像まで立っているようです.
 もともと アメリカ 国内でもトップクラスの規模を持つ美術館でしたが、あの映画でさらに有名になったといっても過言ではないので、これくらいありかな.


 でもどうせだったら、トランクス姿ではなく、上の写真の小汚いスエットの姿で作ってほしかったなぁ ・・・・




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Overseas

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 大雨に続いて、今度は迷走する台風.
 今夜未明から明日の朝にかけてボクの地域にも接近するようです.




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● 7/28 15:30 いつもの電柱の見える風景 ●

 今は午前中の雨もやみ、雲の間から青空も見えています.
 でもこれから明日の朝にかけて関東甲信越に接近し、大雨を伴うようです.


 大きな被害のないことを祈るばかり.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 午前中雨も降っていたこともあり、今日はのんびりと休息.
 小気味よいピアノトリオの演奏を聴いています.

 そういえばこのアルバム、まだここにアップしてなかったんだ (笑)





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  " Overseas / Tommy Flanagan "





  1. Relaxin' at Camarillo
        (Charlie Parker) ・・・・・ 3:20
  2. Chelsea Bridge [Take 3] 3
        (Billy Strayhorn) ・・・・・ 3:45
  3. Eclypso
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 6:00
  4. Beat's Up
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 4:20
  5. Skal Brothers
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 2:30
  6. Little Rock
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 7:00
  7. Verdandi
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 2:10
  8. Delarna [Take 3]
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 4:35
  9. Willow Weep for Me [Take 2]
        (Ann Ronell) ・・・・・ 6:20
  10. Delarna [Take 2]
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 4:35
  11. Verdandi [Take 2]
        (Tommy Flanagan) ・・・・・ 2:10
  12. Willow Weep for Me [Take 1]
        (Ann Ronell) ・・・・・ 6:12





  Tommy Flanagan (p), Wilbur Little (b),
  Elvin Jones (ds)
  Recorded at Stockholm, August 15, 1957.






 トミー・フラナガン の初リーダー・アルバムで、彼の代表作.
 1957 年、 J.J.ジョンソン・クインテットでヨーロッパ巡業中、 スエーデン で録音されました.

 オリジナルは 9 曲目までで、あとの 3 曲は CD 化のボーナス・トラック.






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 トミー・フラナガン といえば、まずこのアルバムを思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか.
 ボクもジャズを聴き始めたころ、このアルバムはマスト・アルバムと言われましたから.

 
 代表的なバップ・ピアニストです.
 バラードではとても素敵なタッチで繊細なメロディラインを奏でますし、アップテンポな曲になると切れのいい演奏.

 特に好きなのが 8 曲目の "Delarna"
 ゆったりしたリズムの中でとてもきれいなメロディが流れます.
 途中からは小刻みなドラムの上をちょっとした高揚感持ちながら、それでもお喋りし過ぎないところがいいな.


 オリジナル曲が中心ですが、とても聴きやすい.
 よくスイングして、なにより歌心あふれるピアノが素敵なのです.


 そして、このアルバムではすべてブラシを使っている エルヴィン・ジョーンズ のドラムがいいんだな.




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 そんな "Overseas" のアルバムが、 LP 発売されます.

 仕掛け人はあの Disk Union ・・・・ といえば、 塙耕記 氏.

 少し前には "Introducing / Millie Vernon""Bash ! / Dave Bailey" といったかなり渋いアルバムを LP 化しています.

 マイナーなジャズを盛り上げている一人ですね.
 たまに 東京 に行って Disk Union のジャズ館などを覗くと、こんなにジャズ聴く人いるんだと思えるほど.


 180g の重量盤で、オリジナルマスターから新たにリマスター.
 ジャケットピンナップも 4 種類入っているようです.


 ボクの持っている CD もそんなに音悪くはないけれど、リマスター LP はどんな音になるんだろう.
 ピアノはもちろん、ベースや エルビン のブラシの音とかもすごいんだろうなぁ ・・・・ 聴いてみたいけど聴くことのできない哀しさか.




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 上の写真はこのアルバムのジャケット写真を 4 枚並べたものです.
 写真の 3 枚は スエーデン の メトロノーム 社から発売された、原版ともいえる EP アルバム3枚のジャケット写真です.
 アメリカ では プレスティッジ から、右下の C の字をデザインしたアルバムが LP として発売されました.

 ボクの持っている CD は輸入盤で 1999 年リマスターして作られたもので、緑地に C が並んだものです.

 オリジナル・ジャケットは左上のたばこを吸っている写真になるのでしょうか.
 最近のアルバムはこの写真が使われているようですが、ボクの中でこのアルバムのイメージはこの緑地に C ジャケットなんだなぁ.


 ただ、昔ボクが持っていたアナログ盤は、それらとは全然違う下のジャケットでした.
 当時、緑地に C のデザインのアルバムが欲しかったことを覚えています.




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 トミー・フラナガン は 1970 年代からリーダー・アルバムが多く並びますが、 1950 年代から 1960 年代はたったの 4 枚しかありません.

 そのせいか、サイドメンとしてのイメージがどうも強い感じ.
 特に エラ・フィッツジェラルド との演奏は有名すぎますね.



 このアルバムは多くの批評の通り、全編歌心あふれるとっても気持ちのいいアルバム.
 ピアノ・トリオを代表する一枚に間違いないですね.




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 それにしても ・・・・ 今日は朝から小雨模様ですが、昨日まで暑い日が続きました.
 昨日は勤務の都合で振替のお休み.

 結構暑い日でしたが、思い切って空き家になっている実家と休耕畑の草刈り.




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● 7/23 実家の近くの田園風景 ●


 数日前までの酷暑に比べると多少は気温も下がっていましたが、それでも激アツ.
 水分十分取っていても、頭はクラクラ、足は筋肉痛で、マジで熱中症の一歩手前.

 まだ 1/3 ほど残っていますが、この雨で今日はお休み.


 なんといっても全身筋肉痛で、晴れても身体動かす気になれませんでした (笑)




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

The Song Book

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 昨日からいよいよ無職生活が始まった感じです (笑)

 こんな定年後の無職というのも ニート とか プータロー というのと同じだと思っていたんですが、調べてみたら意味が全然違うんですね.



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 プータロー は、就労可能な年齢等にありながら無職でいるものの俗称.
 ニート は 15〜34 歳の未婚で、就業せず、職業訓練、就学、家事や家業の手伝いもしていない者.
 フリーター は一応の求職活動をしている者 ・・・・・・・

 ・・・・・・ なんて感じで書かれているものもありました.

 まぁ、厳密な線引きはできないと思いますが、一応定義付けされているようですね.
 そうなるとボクの場合はやっぱり 無職 が正しいのかな.


 ただ、今のところ今までやろうと思っていたことがいろいろあってバタバタ.
 無職って実感があまりはありませんね.



 昨日は カメラのキタムラ へ行き、以前撮った記念写真のプリント.

 じつはこの キタムラ のすぐ隣が 上田城跡公園 の駐車場になっています.
 普段は乗用車を停められるのですが、 4 月 1 日から 「第 14 回上田城千本桜まつり」 が始まっているため、観光バスだけしか駐車できず、乗用車は他の駐車場に誘導されてしまいます.
 お祭り期間中はこのあたりの道路は大渋滞、特に "真田丸" が放送されていた去年は市内がものすごいことになっていました. 

 きのう日中はかなり暖かくなったので、それでもと思い公園を覗いてみました


 ちなみに桜は ・・・・・・・・・・・



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 ごらんのとおり、全然 ・・・・・・・・・
 向かって右のしだれ桜が一番早く開花するようですが、完全につぼみ.
 でもこの暖かさが続けば、遅くとも今週末には開花しそうです.

 露店もかなりお店を出してはいましたが、半分以上は クローズ .



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 観光バスは一台も停まっていませんでしたが、一般のお客さんはかなり来ていて、市民体育館の駐車場はほとんど満車状態でした.

 ちなみに下の写真は昨年 4 月 8 日、満開になるとこんな感じになります.
 この時は若干遅かった感じで、結構散り始めていました.



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 さて、今まで取り上げていなかったミュージシャンです.
 少し前のブログで彼のことを書いてみたので、今日は彼のアルバムを取り上げてみます.





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  " The Song Book / Booker Ervin "





  1. The Lamp Is Low
          (P.Rose-M.Parish-M.Ravel-B.Shefter) ・・・・・ 7:13
  2. Come Sunday
          (Duke Ellington) ・・・・・ 5:37
  3. All the Things You Are
          (O.Hammerstein II-J.Kern) ・・・・・ 5:19
  4. Just Friends
          (J.Klenner-S.M.Lewis) ・・・・・ 5:53
  5. Yesterdays
          (O.Harbach-J.Kern) ・・・・・ 7:42
  6. Love Is Here to Stay
          (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・・ 6:25





  Booker Ervin (ts), Tommy Flanagan (p),
  Richard Davis (b), Alan Dawson (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, February 27, 1964.






 Prestige に 10 枚ほどリーダー・アルバムを録音しています.
 このアルバムは 1964 年の録音された Prestige での 4 枚目のアルバムになります.




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 イメージ的には、モーダルでちょっとフリーキー、かなり ゴリゴリ したテナー吹く感じです.
 彼のアルバムは Prestige に残したアルバムがやっぱり有名でしょうか.

 Blue Note での録音は、先日紹介した後日発売された "Back from the Gig" を除くと "The In Between" (BLP-4283) たった一枚です.
 この "The In Between" は 4200 番台の後期ということもあり、家の棚にはありません.

 何となく Blue Note のイメージに結構合っていると思うんだけれど、契約の問題でしょうね. 


 Prestige のアルバムはジャケットデザインもいいものがあります.
 中でも一番好きなのが "The Blues Book" で、その昔アナログ盤をジャケ買いした記憶があります.
 ただ、内容的にはあまり好きじゃなかったのか、よく覚えていません.
 機会があったら CD 購入しようかな.



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 ブッカ―・アーヴィン のアルバムは、彼のオリジナル曲で構成されるのが多いのですが、このアルバムはスタンダード・ナンバーだけ.
 そういう意味では、比較的聴きやすいアルバムで、ゴリゴリした感じが苦手な人にもすんなり入っていけるんじゃないでしょうか.


 2 曲目の "Come Sunday" の演奏がいいなぁ.
 ピアノの トミー・フラナガン の控えめな感じの演奏がいい.



 ブッカ―・アーヴィン は 1930 年 テキサス州 デニソン 生まれ.
 学校を出た後軍隊に入隊、沖縄に配属されました.
 兵役を終えた 1953 年、 バークリー音楽院 に入学、その後プロとして活動.

 1970 年腎疾患のため 39 歳で死去.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて、 5 月に家族旅行を予定しています.
 去年は下の娘の結婚式があったので行かれなかったため、当初は今年の 2 月頃冬の 金沢 へ行こうかという話になり調整していたんだけれどみんなのスケジュールが合わずに断念.

 そこでボクの定年退職のお祝いも兼ねて春に計画です.



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 北海道新幹線 での 函館 旅行です.
 飛行機で行けば時間的にも速く、金額的にも安いのですが、こんな機会でもないと新幹線乗ることもなさそうなので、あえて新幹線でのんびり行ってきます.


 暇なボクが旅行会社に行ったりして、結局はボクが楽しめる旅行になりそうな気配です.
 2 泊とも同じホテルなので、のんびり 函館 歩いてきます.



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 いい写真が撮れればいいのですが ・・・・・・・・




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

The Incredible Jazz Guitar

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 最近どうも写真を撮りたいと思うような、ステキなお天気の日がなくて.

 土曜日、久しぶりにいつもの風景を撮ってみました.



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  (EF16-35mm F4L IS USM : 17mm 1/2500sec f/8 ISO-100)

 と言っても、この日は朝から濃霧で、 10 時過ぎにようやく青空がのぞいてきました.




 実はこんな濃霧の土曜の朝、奥様を送る用事があったのですが、なぜか車のヒーターが回りません.
 時間が経つとほんの数秒ファンが回るのですが、すぐに止まってしまいます.
 原因はブロワー・トランジスターの故障.
 ちょうど 12 か月点検直後だったので工賃はサービスしてもらい部品代が 4,000 円程度でそれほど大きなダメージではなかったのですが ・・・・・・・・


 修理金額はともかくとして、この時期にヒーター効かないのはかなりヤバイ.
 この朝もかなり冷え込み、車の窓は完全凍結状態.
 当然車内も、我々夫婦の関係を表わしているな寒さで、往復で 40 分程度でしたがマジで風邪をひくかと思いました.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 先日購入したアルバムから、ホットな演奏を聴いてみましょう.
 ウェスのアルバムは今回 2 枚購入しましたが、この 2 枚は内容がガラリと違います.
 今日のアルバムは、シリアスなジャズ・ファンも唸るようなアルバム.





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  "The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery"




  1. Airegin
          (Sonny Rollins) ・・・・・ 4:26
  2. D-Natural Blues
          (Wes Montgomery) ・・・・・ 5:23
  3. Polka Dots and Moonbeams
          (J.V.Heusen-J.Burke) ・・・・・ 4:44
  4. Four on Six
          (Wes Montgomery) ・・・・・ 6:15
  5. West Coast Blues
          (Wes Montgomery) ・・・・・ 7:26
  6. In Your Own Sweet Way
          (Dave Brubeck) ・・・・・ 4:53
  7. Mr. Walker
          (Wes Montgomery) ・・・・・ 4:33
  8. Gone With the Wind
          (A.Wrubel-H.Magison) ・・・・・ 6:24





  Wes Montgomery (g), Tommy Flanagan (p),
  Percy Heath (b), Albert Heath (ds)

  # 1, 2, 4, 5 & 6 :
  Recorded at Reeves Sound Studios, NYC, January 26, 1960.
  # 3, 7 & 8:
  Recorded at Reeves Sound Studios, NYC, January 28, 1960.







 Riverside レーベル 2 枚目になるアルバムです.
 



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 ウェス がすごいのは当たり前なんだけれど、今回聴いてみて感じたのはピアノの トミー・フラナガン が何気にステキだったりします.
 1 曲目の "Airegin" ではすごく背中をピーンと張ったような、はっきりしたアドリブで.
 最近こういうピアノ聴いていなかったので新鮮さありありなのです.
 フレーズの終わりがとてもピシッとしているというか.
 7 曲目の "Mr. Walker" でのピアノも、一音一音がとてもはっきりしている感じ.

 
 6 曲目の "In Your Own Sweet Way" ・・・・・ この曲はステキな曲ですね.
 この演奏はとてもリリカルで、流れるようなピアノ.


 ギターが独特な少し曇ったような音色なので、なおさらそう感じるのかもしれませんね.



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 ウェス・モンゴメリー については、すでに幾度となく書いているのでパス.

 後年 CTI で独特の路線でブレイクしましたが、日本のシリアスなジャズ・ファンからは、その頃の作品は敬遠気味でした.
 ボクの通ったジャズ屋でも、一応 CTI の数枚が置いてありましたが、常連的にはリクエスト不可といった感じで、そんなことを知らずに訪れたお客さんがリクエストしたりしちゃうと、常連の白い眼の餌食になるのでした (笑)

 ボクもいつしかそんな常連風を吹かして白い目で見ていた記憶が蘇りました. 


 そんなボクも、今では普通に CTI も同時購入.
 あのころよりも軟弱になった今のほうがずっとジャズを楽しめているような気がします. 


 最初にホットな演奏と書きましたが、このアルバムでの演奏は淡々とした感じ.

 でもその温もりのある音色で淡々と演奏する "Polka Dots and Moonbeams" も ・・・・・・


 なにげにホッコリできる演奏だったりします.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて 11 月に観た映画は次の 19 本.
 これで今年のトータルは 215 本.


 当初目的にしていた 300 本には程遠く、途中で変更した目標 250 本にもこれでは届きそうにありません.
 目標達成できなかったことはどうでもいいのですが、問題は観たいと思う映画が非常に少ないことと、観たいと思う映画が地方の映画館にはやってこないことです.




  海月姫 、 スターリングラード 、 ホビット 決戦のゆくえ 、
  ハンガー・ゲーム 2 、 フランティック 、
  GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 、 天空の城ラピュタ 、
  ミュータント・タートルズ 、 ターミネーター 3 、 96 時間 、
  G.I.ジョー 、 96 時間 / リベンジ 、 ティン・カップ 、
  96 時間 / レクイエム 、トゥー・ウィークス・ノーティス 、
  ヘラクレス 、 ディファイアンス 、 魔女の宅急便 、
  フランシス・ハ




 どうも今月は今一つだったなぁ.
 "Modern Love / David Bowie" がとても懐かしかった "フランシス・ハ" も悪くないけれど ・・・・・・




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 やっぱりこれかなぁ.
 久しぶりに観たけれどやっぱり面白いし、とてもよくできている.
 あの頃の 押井守 はすごかったなぁ ・・・・・・・ 完全に過去形 (笑)


 企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても、国家や民族が消えてなくなるほど情報化されていない近未来 ・・・・・・・・・・・
 が舞台になっているんだけれど、現在そう言われた時代にすでになっています.



 いろいろな意味で、ここに描かれているものが現実にも起こっているように思えるのは気のせいなのでしょうか.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 最後は土曜日の夕焼けです.




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  (EF16-35mm F4L IS USM : 18mm 1/500sec f/8 ISO-100)

 夕焼けといってもそれほど赤くは染まりませんでした.

 そういえば今年、思いっきり赤く染まる夕焼けをあまり見た記憶がないなぁ ・・・・・・



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Hawkins! Alive! At The Village Gate

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 誰もいない いつものスタバ !



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 先日の日曜日、奥様が大学の同窓会とかでお泊まり.
 ということで一人のんびり、休日にしては珍しくちょっと早起きして朝一番の スタバ でした.


 開店直後だったのでお客さんだれもいない.


 最近、こんな感じで朝一の スタバ が結構お気に入りだったりします.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 先日部下の娘ちゃんの写真を撮ってあげたらかなり喜ばれました.
 撮ったボクとしても、思っていたよりもよく撮れたかなって感じ ・・・・・・・・
 まぁ 600 枚から撮れば、いい写真も数枚はあるのは当たり前ですが (笑)



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 その数日後 七五三 の記念写真を写真屋さんで撮ってもらったようです.
 ところがその出来栄えが今一つだったようで ・・・・・・・・・
 おまけに数枚で数万円という高額.

 その中の数枚ボクも見せてもらったんだけれど ・・・・・・・・・

 全くと言っていいほどアマチュアのボクが偉そうに言えませんが、そんなボクが見てもいかにも写真撮りました的な感じなんです.

 先日公園で撮った写真のほうが、もう少し子供らしい躍動感あると思うんだけれど.
 まぁ記念写真とスナップの違いなんでしょう.

 プロはプロなりの拘りもあると思いますし ・・・・・・・



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 とても懐かしいアルバムを買ってみました.
 そういえば、最近こういう演奏全く聴かなくなったなぁ.





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  Hawkins! Alive! At The Village Gate





  1. All the Things You Are
         (O.Hammerstein II-J.Kern) ・・・・・ 8:18
  2. Joshua Fit the Battle of Jericho
         (Traditional) ・・・・・ 10:44
  3. Mack the Knife
         (K.Weill-B.Brecht) ・・・・・ 8:53
  4. It’s the Talk of the Town
         (J.Livingston-M.Symes-A.J.Neiburg) ・・・・・ 9:29
  5. Bean and the Boys
         (Coleman Hawkins) ・・・・・ 7:04
  6. If I Had You
         (T.Shapiro-J.Campbell-R.Connelly) ・・・・・ 8:37






  Coleman Hawkins (ts), Tommy Flanagan (p),
  Major Holley (b), Eddie Locke (ds)
  Recorded at “The Village Gate”, NYC, August 13 & 15, 1962.







 レーベルの枠を超えた名盤シリーズ 「ジャズの 100 枚。」 の第 3 弾!
 の中の一枚です.
 今回、このシリーズの同時購入は Annie Ross 一枚のみ.
 最近のボクの懐具合がよく反映されている購入ですな.




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 コールマン・ホーキンス の演奏としては、もう晩年に近く今一つという評価が多いのですが、ボクは結構好きです.
 ただ、最近聴いている Blue Note を中心とした 新主流派 などの演奏と比べると、ちょっと古い感じは否めません.


 でも、このちょっと古い感じがボクの聴いていた数十年前の思い出とオーバーラップして、微妙に懐かしいやら.
 そういえばこのアルバム、その頃ジャズ屋でも比較的かかっていたアルバム.
 だから以前から購入したい気持ちはありましたが、このアルバムのような廉価盤がなかったので今回ようやくの購入になりました.


 今回購入後、数年ぶりに聴いた ホーキンス は、思わず笑ってしまうほど昔のまんま.
 1 曲目の "All the Things You Are" ・・・・・・
 そして "ジェリコの戦い" ・・・・・・

 ほんとにもう ・・・・・・・・ って感じで思わず笑っちゃいます.
 懐かしすぎる.



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 tamae さんのブログ で コールマン・ホーキンス や ドラマーの エディ・ロック のことがたくさん書かれていますので興味のある方はぜひ覗いてみてください.
 何回にもわたって書かれており、とても読み応えあります.

 そして、もしあなたが大阪近郊に住んでいるとしたら、是非 Overseas にいって トミー・フラナガン の香りを肌で感じてみてください.
 ちょっと PR してみました (笑)


 上の写真、 tamae さんのブログにも使われていました.
 左から Tommy Flanagan 、 Coleman Hawkins 、 Major Holley 、 Eddie Locke .

  
 ベースの メジャー・ホリー の演奏は、最初 "Stardust" でベースを弾いている スラム・スチュアート かと思ってしまいました.
 ああいった弾き方が人気のあった時代なんでしょう.



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 オリジナル・アルバムは 4 曲目までで、A ・ B 面各 2 曲.
 5 、 6 曲目は CD 化のボーナス・トラックです.

 小難しくなくってとても聴きやすいアルバム.
 2 曲目の "ジェリコの戦い" なんて 「待ってました」 って感じなのです.


 そういえばこのアルバム、日本でのタートルは "ジェリコの戦い" なんですよね.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 明日から二日間休暇をいただいて、数年ぶりに家族旅行.
 本当なら明日もちょっと大事なお仕事があったのですが、この日ばかりはずっと前から決めてあったので変更できず、無理を言ってお休みいただいてしまいました.


 震災後の東北に行ったことがないので、ほんの少しですがお金を使ってこようと思います.

 ただ、お天気が ・・・・・・・・・・・


 遊覧船に乗るつもりだったのですが、荒れちゃうと無理だろうな.



 のんびり温泉にでも浸かっているとしようかな.


  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Detroit - New York Junction

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今日の午後はいつもの休日出勤の代休.
 休日出勤の代休が当たり前のようになっていてあまりよろしくはないのですが.


 雨の中いろいろ用事を済ませ スタバ で一休みしながらブログの下書きです.



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 微妙に用事も早く終わったので スタバ で休んだ後は TOHO シネマズ .
 今日は 1 日 (ファースト・ディ) ですので、 1,100 円で鑑賞できちゃいました.

 何を観たかは ・・・・・・・・・ あまりにもマニアックなので内緒です.






 さて、 東京 に行く時は必ずと言っていいほど新幹線を利用しているので、昨日の事件にはビックリ.

 最初、ニュースで煙が発生して車両が停止したという映像を観ても、てっきり何かの関係でちょっと煙が出ただけだろうな、なんて気楽にニュースを観ていたら ・・・・・・・・・・・


 心肺停止が 2 名、負傷者が何人も ・・・・・・・・
 さらには液体をかけて火を点けた ・・・・・・・・
 焼身自殺を図った ・・・・・・・・



 ただただ唖然とするばかりなのです.



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 大体が、新幹線の中で火災が発生するなんて思ってもいません.
 ましてやこういった可燃物を持ち込んで自殺しようとする人がいるなんて ・・・・・・・

 この車両に乗り合わせけがをした人はもちろんですが、運休などによって一体どれだけの人が迷惑を被ったんだろう.


 本当に迷惑な話だなぁ.
 巻き添えで亡くなった方までいます ・・・・・・・・

 不条理極まりない、絶対に許せないです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 気分をちょっと変えて、久しぶりの Blue Note .
 このアルバム、派手さはないんだけれどじっくり聴けるアルバム.
 おまけにジャケットもステキなのです.





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  " Detroit - New York Junction / Thad Jones "





  1. Blue Room
         (R.Rodgers-L.Hart) ・・・・・ 6:45
  2. Tariff
         (Thad Jones) ・・・・・ 5:30
  3. Little Girl Blue
         (R.Rodgers-L.Hart) ・・・・・ 2:48
  4. Scratch
         (Thad Jones) ・・・・・ 10:28
  5. Zec
         (Thad Jones) ・・・・・ 8:46




  Thad Jones (tp), Billy Mitchell (ts),
  Tommy Flanagan (p), Kenny Burrell (g),
  Oscar Pettiford (b), Shadow Wilson (ds)
  Recorded at Audio-Video Studios, NYC, March 13, 1956.









 ジャケット写真はボクの持っている輸入盤のジャケットなので、アルバムの番号がスゴイ番号になっています.
 このアルバム番号は BLP-1513 .




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 5 曲中 3 曲は サド・ジョーンズ の曲で、残り 2 曲はあの ロジャース & ハート の有名なスタンダード曲.
 その 1 曲が "Little Girl Blue" !!

 ただ、書籍によっては、この "Little Girl Blue" を除く 4 曲が サド・ジョーンズ のオリジナルと書いてあるものがいくつかありました.
 "Blue Room" は ロジャース & ハート の曲もあるので、同名の違う曲なのかはちょっと不明なのです.
 

 以前も この曲のことは書きましたが、この曲はとてもステキな曲です.

 でも歌詞の内容はとても明るい歌とは言いかねちゃいます.




   そこに座って数えてみなさい
   自分に降りかかる雨のしずく
   もう気づくべきなんだ
   自分にできるのは雨のしずくを数えることくらいだと
   不幸な少女に降りかかる雨のしずく
      ・・・・・・・・・・・・・・・




 いかにも ロレンツ・ハート の詩といった感じ.
 ハッピーエンドで終わらない歌詞は同世代の アイラ・ガーシュイン と比較されます.
 そして ハート 自身の人生もハッピーエンドとは言えないものかもしれません.


 このアルバムでは、この曲だけトランペット・ギター・ベースだけの演奏.



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 サド・ジョーンズ の ブルーノート と言えば、 "April In Paris" の演奏で有名な "The Magnificent Thad Jones (BLP-1527)" を思い出す方が多いでしょう.
 だからこのアルバムはちょっと通好みなのかもしれません.

 ハードバップやファンキー花盛りの頃の録音にしては、アルバム全体が独特の淡々とした演奏なのです.
 こういった演奏を物足りないと思うかどうかで好き嫌いが出てしまいそうですね.



 ボクが サド・ジョーンズ を聴き始めたのは サド & メル のビッグバンドでの演奏が好きになり、その後一連の ブルーノート 作品を聴くようになりました.


 このアルバムはそんな彼の ブルーノート 初レコーディング作品です.
 彼の出身は デトロイト 、脇を固めるメンバー Billy Mitchell 、 Tommy Flanagan 、 Kenny Burrell も デトロイト で活動していたミュージシャンたち.
 こういった同じ地域出身のミュージシャンが集まって作ったアルバムも、捜してみるといろいろあります.
 当然このアルバム・タイトルもそんなところから.



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 ちなみに サド・ジョーンズ は初期のブルーノートに 3 枚のリーダー・アルバムを残しています.
 その中の一枚 "The Magnificent Thad Jones, Vol.3 (BLP-1546)" がなかなか手に入らなくて ・・・・・・
 今だにどんな演奏なのかわかりません.
 きっと他の 2 枚同様にマイペースな演奏になっているんじゃないかな、なんて思っているんですがドラムスが実弟の エルヴィン・ジョーンズ なだけにねぇ.
 そして ジジ・グライス が一緒というのもとても気になります.


 このアルバム、共演者の演奏も派手さはないけれどとてもいい.
 トミー・フラナガン もとてもイカした演奏しています.


 ちょっと地味だけれど、ホンワカしたジャズの世界に浸れるアルバムなのです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 28 日の日曜日はとても素敵な空が朝から広がっていました.
 朝起きてベッドから見えた空がもうヤバイくらい 青い !!

 6 月 28 日 7:13
28 007
  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/500sec f/8 ISO-100)



 さらに夕方も、この微妙な雲がなんとも言えないなぁ.

 6 月 28 日 17:56
28 030
  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/320sec f/8 ISO-100)



 そして最後はこんな感じ、こういう空見ていると飽きないなぁ.


 6 月 28 日 19:08
28 050
  (EF16-35mm F4L IS USM : 16mm 1/80sec f/10 ISO-100)





 さて 7 月です、一年の折り返し.
 先月観た映画は ・・・・・・・・・・・・


  理想の結婚 、 下妻物語 、 ノーカントリー 、
  スティーヴン・キング ファミリー・シークレット 、
  キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー 、
  ターミナル 、 エリア 52 、 メラニーは行く ! 、 ポンペイ 、
  アンディフィーテッド 栄光の勝利 、 聖職の碑 、
  インファナル・アフェア lll 、 チェ 28 歳の革命 、
  グランド・ブダペスト・ホテル 、 猿の惑星:新世紀 、
  マッドマックス 怒りのデス・ロード 、 ケープタウン 、
  チャイルド 44 森に消えた子供たち 、
  クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち
  

 以上 19 本で、 WOWOW オンデマンド での鑑賞が増えています.
 そんな中で一番は ・・・・・・・・・・



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 やっぱりこれかな.
 いろいろな発見が今回もありましたし、いろいろな意味で楽しめる映画です.


  
 これで 1 月からの本数は 127 本.
 目標の 300 本はやっぱり厳しいので、修正して 250 本にしようかな (笑)



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Tippin' on Thru

 ありえないくらいヤバいです.
 こんな大雪は記憶している範囲では初めて.
 長野県も完全に陸の孤島化しています.

 とにかく道路の除雪が進まないので、大半の道路は一車線状態ですれ違いができないので、そういったところで渋滞発生.
 高速道はもちろん、一般道も 軽井沢 から 群馬 に抜けれないので、登り方面 (東京方面) は完全渋滞.
 おまけに高速道開通まで待とうとする車がインター周辺に並んでいるので、これまた大渋滞.
 歩道はまったく除雪されていないから、歩行者が車道を歩くのでこれまた渋滞の基に.

 この雪は当分溶けそうもありません.



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 15 日の朝の様子です.
 ウッドデッキの上に大量の粉雪.
 もうこの段階で 「うそだろ ・・・・・・・ 」




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 外に出ると雪かきの意欲を完全に無くしてしまうくらいの雪です.
 向かって左の雪の塊の下には Type-R があるんですが ・・・・・・・・
 前日ワイパー立てておいたはずなのですが ・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・ Before 




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 ・・・・・・・・・・・・ After

 やっぱりワイパーは立ってました (笑)
 先っぽが全く見えないくらいの雪.
 この写真は、午前 3 時間、午後 2 時間雪かきをやった後の写真.   
 雪はサラサラの粉雪 ・・・・・・・
 "こなーーーーーーゆき、ねぇ ・・・・・" なんて歌っている分にはロマンチックなのですが.
 とにかく雪かきしにくくて.
 かといってほっておくと、後で硬くなるので作業はもっと大変になってしまいます.



 シンシンと雪が降り続いたピュア・ホワイトなバレンタインは、一夜で悪魔のような姿に変わりました.
 まぁ見た目はとってもキレイな白い世界ではありましたが ・・・・・・・ キレイなものに何度も泣かされたボクには真っ白な世界が悪魔に見えたりして.


 そういえばこのアルバムも、とてもピュアなピアノから始まります.






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  "Gettin' with It / Benny Golson"




  1. Baubles, Bangles & Beads
         (A.Borodin-G.Forrest-R.Wright) ・・・・・ 6:16
  2. April in Paris
         (V.Duke-E.Y.Harburg) ・・・・・ 5:06
  3. Blue Streak
         (B.Golson) ・・・・・ 6:55
  4. Tippin' on Thru
         (B.Golson) ・・・・・ 6:40
  5. Bob Hurd's Blues
         (B.Golson) ・・・・・ 12:17




  Benny Golson (ts), Curtis Fuller (tb),
  Tommy Flanagan (p), Doug Watkins (b),
  Art Taylor (ds)
  Recorded at the RVG Studio, NJ, December 23, 1959.







 このアルバム最初に聴いた時、ちょっとビックリ.
 だって思っていた演奏とは全然違う、ピアノの音がとてもリリカルに流れてくるんです.
 あれっ、これって Tommy Flanagan

  ・・・・・・・・ Bingo !

 ジャズ屋でこういう感じで演奏者をあてると、妙にうれしくなったりします.
 そう、自分が少しはジャズわかってきたなぁなんて感じの自己満足なのですがね (笑)
 知らず知らずのうちに、レコード聴きながら心の中でミュージシャンを当てることなんかしちゃいます.
 そしてわからないと、おもむろにジャケットを取りにいき、さもわかったようにウンウンと頷いてしまう.
 こうなると完璧に常連風がどこからか吹きまくっちゃうんですね (笑)

 さらには常連じゃない人たちのリクエストを、あれこれ心の中で批評
 「こんなところで Coltrane リクエストするなよ ・・・・・・」
 「このアルバムだったら絶対 B 面だろう ・・・・・・」
 「おいおい、彼女と来て "アランフェス" かぁ ・・・・・・・」

 なにか批評というよりも、やっかみ半分のような気がしますが (笑)
 そうやって 自称 シリアスなジャズ・ファン に成長してくのですね ・・・・・・


 ちょっと脱線しました ・・・・・・・・
 このアルバムはそんな感じで、ずいぶん前にジャズ屋で出会いました.
 ただ、その後このアルバムあまり聴くことはありません.
 アナログ盤も購入しませんでした.
 この CD も 1500 円という価格、メンバー、年代、レーベルなどで何となく買ったように記憶してます.


 だから購入後、聴いた時に 「あっ、これ昔聴いた」 .



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 いかにも Golson ぽいとボクが思うのが 4 曲目の "Tippin' on Thru" .
 こういう曲、絶対的に弱いですね.
 美女とマイナー・ブルースにはイチコロなのです.
 こういうホーン・アンサンブルが Golson だよなぁ ・・・・・・ なんてわかったような振りをしています.

 最近、いろいろなところで Tommy Flanagan のことを目にしていますので、以前よりも演奏が気になったりします.
 そうすると、今まで聴いてきた Tommy Flanagan の加わっている演奏 ・・・・・・・ 前は単なるリズム・セクションという感じで聴いていたものが、全然違うような捉え方に変わっています.

 ただ、これはあくまで感覚的なもの.
 評論家でもないし、音楽理論がある訳でもないので、感覚的には何となくに棒を振ったようなもの.
 でもまぁ、ジャズ ・・・・・・ というか、音楽なんて所詮自分が気持よくなれればいいんで、理論や知識がなくたって十分楽しめたりするわけ.
 そこに知識や理論が加わるとさらに違った世界が見えてくるんでしょうね.


 ボクの脳内には、残念ながらさらなる知識や理論を収めるキャパシティがないようなので、これからも何となくをモットーに.
 わかったような振りをしながら、広く浅くいくのが楽でしょうかね.





benny-golson002

 ジャズのアルバムには出身地に合わせて、同郷のミュージシャンで演奏しているものが何枚もあります.
 例えば、
 "Jazzmen Detroit / Kenny Burrell"
 "Boston Blow Up / Serge Chaloff"
 "Benny Golson And The Philadelphians"
 ・・・・・・・・・・


 Benny Golson は ペンシルバニア州フィラデルフィア生まれで、ハイスクール時代に John Coltrane , Red Garland , Jimmy Heath , Percy Heath , Philly Joe Jones , Red Rodney といった、今ではビックリするようなミュージシャン (と言っても当時はまだまだミュージシャンと言えなかったかも) と演奏していたりしたようです.
 この Benny Golson と John Coltrane のことについては、 こちら に Benny Golson 自身が書いています.

 で、 Miles Davis が John Coltrane を自身のグループに招き入れたことに関しても、 Benny Golson が一役も二役もかっていたというのは、以前 小川さん の "ON ゼミ" で紹介された通りです.

 Benny Golson と言えば、きっと多くの人が "I Remember Clifford" というかもしれません.
 もちろんボクもこの曲は大好きですが、ボクにとって Benny Golson は "ON ゼミ" で聞いた 「いい人」 というイメージが強いんですよね.

 太めのテナー ・・・・・・・ やっぱいいです.






 さてまた雪の予報です.
 今週末いつもの講習会 ・・・・・・・・・ なのですが.



DSC_031611

 すでに参加予定していたインストラクターが参加できなくなりました.
 山梨 から先週末 青梅マラソン のため 東京 に来ていたのですが、マラソンは当然のように中止、今日になっても 山梨 に帰ることができず 八王子 で足止めです.
 数日中に 山梨 に帰れたとしても、それまで休んだことや、また 東京 に出てくるのは厳しいので止むなくキャンセル.

 ボク自身も、こちらの状況が数日では改善しそうもないので土曜日だけ日帰りで参加する方向で調整中です.
 さすがに金曜日から 3 日間は行けそうもないので ・・・・・

 最大の問題は、受講者がみんな来てくれるかです.
 ほとんどが関東近郊なので大丈夫とは思うのですが ・・・・・・・・ 前回キャンセルがたくさん出たので、ちょっとトラウマ (笑)


 先週のような天気にならないことを祈るばかりです.

Velvet Moon

 しばらく暖かい日が続いていたのですが、昨日から冬らしい天気.
 関東では積雪もあったようですが、ボクの地域はまったく雪もなく ・・・・・・
 ただ、気温はグッと下がって風が刺すように冷たくなりました.


 職場ではインフルエンザが蔓延.
 とりあえずは業務遂行に支障ないのですが、さらに被害が拡大するようだと人員調整が手詰まりになりそうです.
 昨日はそんな人のやりくりで一日が終わりました.


 

 さて、最近ハマっているのが中国ドラマ "三国志 (Three Kingdom) " .
 これはもう、最高なのです.
 昔から 三国志 大好きだったので、吉川英治 のシリーズも完読しております.
 このドラマは 三国志演義 をベースに作られており、 吉川英治 のシリーズとは若干解釈的に違う部分もありますが、基本的な部分は同じですので、昔読んだところが映像となって再現されちゃうと、もうある意味の感動さえあったりするわけです.
 現在 47 集まで観たので、ちょうど折り返し.

 これについては別の機会に少しアツく書こうかと思っています.



 それでもう一つハマっているのが、とあるブログ.
 このブログに関わりのあるアルバムでも聴きながら書いてみましょう.








Flanagan02





  " The Tommy Flanagan Trio "



  1. In the Blue of the Evening
        (T.Adair-A.D'Artega) - 3:44
  2. You Go to My Head
        (J.F.Coots-H.Gillespie) - 4:30
  3. Velvet Moon
        (E.DeLange-J.Myrow) - 5:22
  4. Come Sunday
        (D.Ellington) - 3:38
  5. Born to Be Blue
        (M.Torme-R.Wells) - 4:24
  6. Jes' Fine
        (T.Flanagan) - 5:34
  7. In a Sentimental Mood
        (D.Ellington-I.Mills) - 6:39



  Tommy Flanagan (p), Tommy Potter (b),
  Roy Haynes (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, May 18, 1960.






 アルバム・タイトルが一見 "MoodsVille" と思えてしまいますが、この Moodsville というのはレーベル名で、大手 Prestige 傘下のレーベルの一つで、 Moodsville 、 Swingsville 、 Bluesville というようなレーベルがあり、 Moodsville は新鋭ミュージシャンのアルバムを中心に発表していたようです.
 ちなみに Prestige といえば一番有名なのは New Jazz の作品群でしょう.


 基本的にジャケットはこのデザインで、下半分に演奏者と曲名が書かれているようです ・・・・・・ ただし数枚のジャケットしか見ていないので、すべてがそうかどうかは不明です.
 このアルバムはそんな Moodsville の 9 作目.
 1 作目は Red Garland + Eddie "Lockjaw" Davis .

 このジャケット・デザインは正直 ・・・・・・・・・・・・ どうなのよ. 




  flanagan002

 持っているアルバムは数年前に 1,100 円という廉価価格で発売されたもので、そのせいかライナーノーツの作りなどは ・・・・・・・ 今一つ.
 まぁ基本ライナーノーツ読まないボクとしては解説がほとんど書いてないことは許せるのですが、一つ注文をつけるとすればオリジナルのジャケ裏写真を載せて欲しかった.
 英文で Roy Eyre の文章が書いてあるので、きっとこの文章はオリジナル版のものだろうけれど、できれば ・・・・・・


 最近貼りつけているジャケ裏写真がないので、仕方なく若かりし頃の Tommy Flanagan の写真を張り付けておきます.
 こういう撮り方の写真、ボクは結構好きです.



 このアルバムは Tommy Flanagan のリーダー名義としては 4 枚目になります.
 1 枚目は "Overseas" (Prestige 7134 : 1957 年録音)
 2 枚目が "The Cat" (New Jazz 8217 : 1957 年録音)
 3 枚目が "Lonely Town" (Blue Note 《UA》 GP-3186 : 1959 年録音)
 そしてこのアルバムが 4 枚目で、これ以降 1970 年代半ばまでリーダー・アルバムを録音していません.

 サイドメンとしての録音は、ビックリするくらい多くて、多くの名演の陰に Tommy Flanagan ありといってもおかしくないくらいなのです.


 "Lonely Town" は Blue Note 名義になってはいますが、元々は United Artists のアルバム.
 このアルバムは現在絶版.
 ただ最近 ユニバーサル・ミュージック でこのあたりの作品がどんどん再版されているので、陽の目をみる日も近いのかな.
 今度 小川さん に会ったら、 行方さん にお願いしてもらうように頼みますか.
 もし再販されれば、当然買おうと思ってます.


 話をこのアルバムに戻しましょう.
 このアルバムはメロディが素敵なスタンダード曲を中心に演奏されています.
 "Velvet Moon" がボクは大好き.
 聴いていてうっとりしちゃいます.
 "Overseas" とは雰囲気がちょっとばかり違っています.
 このアルバム全体が、ゆったりとした演奏ですので、初心者の方にもとても聴きやすいんじゃないでしょうか.






 さてさてもう一つ最近ハマっているのが、このブログ.


Interlude002

 といってもこの写真はボクの作ったバナーを大きくしただけですので、ここからジャンプはできませんが (笑)
 気になる方は、右側のバナーを ポチッ としてみてください.


 このブログはとあるライブ・ハウスの奥様が書いているブログなのですが、ボクの書いているブログのような広く浅い内容とは違い、しっかりした音楽理論や、ライブ・ハウスにまつわるいろいろな人間模様をとてもうまい文面で綴っています.
 実はボク、一番古い 2007 年から逆に読んでいるんですが、とにかく面白い.
 下手なジャズ書籍読むよりも、ずっとおもしろいんだな.


 映画と同じで、どこがどうに面白いかなんてことはここには書きません.
 ネタバレはしない主義なので (笑)



 ボクも同じような体験があったり、ちょっと繋がりがあるようなことがあったりと、おもわずニヤッとしてしまうのです.
 例えば、お店を開業した当時のことを読んでは、ボクがその昔通っていたジャズ屋のライブ・ハウスのことを思い出し、思わずニヤッ.
 そのことは 以前 書きました.
 ライブやり始めた頃って、当然テーブルなんか足りないので、ピアノの横で座ったりして聴いたりもしました.
 音響的にどうのなんていうレベルじゃなかったけれど、とにかくライブの迫力だけは今でも思えています.

 例えば Billy Happer の話題なんかがあったりして、そういえば Billy Happer 、2012 年に来日して京都のお寺でライブしたんだよなぁ ・・・・・・・ とボクの思い出も湧いてきます.
 あの時、とある方から招待していただいたものの都合つかず行けなかったなぁ ・・・・・・・・・ なんて.



 このブログ始めてから、いろいろな人との繋がるようになりました.
 ボク自身は、いつまでたってもジャズのルーキーなので、理論なんてまったくですが、少しずついろいろな人の影響を受けつつ大人になろうとしています (笑)
 ジャズ・ヴォーカルも気がつけば大好きになっていますし.
 フュージョンなんてまったく聴かなかったのに、今では CTI どんと来い ! です.

 今回も、こんな素敵な出会いがありました.

 No music, no life.



 そうそう ・・・・・・
 どうしてこのブログと今日のアルバムが関係あるのか.
 どうしてバナーはこんなデザインなのか ・・・・・・・・・


 なんてことを気になる方は是非ブログを覗いてみてください、すぐにわかるはずですから.
 ついでにお店にも顔を出していただければ、きっと大歓迎されるはずです.


 ただし、ボクの名前を出しても割引や特典はありませんので、あしからず.



 ボクもお店に行きたいんだけれど ・・・・・・・ 大阪は.
 街も人もみんな他の惑星のようなのです、 「大阪のおばちゃん」 と呼ばれる異星人もいるという話ですよね.
 それでも何人かの友人がいるので、大阪で会いたいのですが ・・・・・・・・・ .


 頑張って今年行こうかなぁ、そうしたら静かにライブを聴きに行ってみようかな.

 ベルベットな月明かりが照らしていたら、何も言うことないだろうな ・・・・・・・・
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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