WOWOW

UEFA EURO 2020

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今週ようやく梅雨入りしましたが、それっぽくない日が続いたりしてます.



0R9A0318
 ● 2021.6.15 電柱のある風景 ●

 15 日、火曜日の写真ですが、これ撮った 1 時間後には雷を伴ったどしゃ降り.
 なにか夏のようでした.

 今日は朝からの雨で、梅雨らしい日になりました.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 先日書いた プロジェクト・ランウェイ もそうですが、 4 年に一度 WOWOW でよかったと思うのが UEFA EURO の試合が観れること.
 ワールドカップはもちろんですが、この UEFA EURO も同じくらいエキサイティングで、ものすごく楽しい大会.

 本来は昨年開催でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大のため 1 年延期になりました.
 ただ大会名称はそのまま EURO 2020 になっています.



20210518223255

 すでにグループリーグも各チーム 2 戦目に突入しました.

 期待通りの結果を出しているチームもあれば、あれれれっと思うようなチームも.
 今回はグループ 3 位のチームも 4 チームが決勝トーナメントに勝ち上がれますので、この 3 位争いも興味あるところ.

 現時点ではこの 3 位に強豪国が入っているので、このままいくと決勝トーナメントでいろいろ波乱が起きるかもしれません.


 WOWOW では実況生放送も行っていますが、さすがにそれを観るだけの体力もないので、オンデマンドで PC からゆっくり観ることができるのは本当に有難い.



92819_ext_04_0_L
 ● from "www.soccerdigestweb.com" ●

 今年最初に観た試合が デンマーク vs フィンランド 戦.
 EURO 初出場の フィンランド が格上の デンマーク にどのくらいやるのかなぁ、なんて感じで軽く観てたんですが ・・・・・
 当然生放送ではなかったのですが、試合結果などの情報を全く入れないでいたので、この試合は本当に衝撃的でした.

 42 分過ぎの クリスティアン・エリクセン が倒れた場面.
 フリースローを受けようとした時に前に倒れこむように卒倒.
 ちょっと硬直したような感じで、表情は瞳孔散大.
 チーム・メディックの後に競技場のメディックが入って CPR !!!
 AED もきっと使ったんだろうけれど、さすがにこのあたりはカメラも自粛.
 ピッチから搬送されるときには CPR もなく、酸素マスクが着けられていたので、この段階で心拍再開や自発呼吸が出てたんでしょうね.

 結果的に意識は戻り、 ICD 手術も今後検討というのですので、心室性不整脈 (VT あたりか) かな.
 これほんとによかったなぁ.



20210618-00000015-jij_afp-000-2-view
 ● from "news.yahoo.co.jp" ●

 このグループ B は、 ベルギー 、 デンマーク 、 ロシア 、 フィンランド .
 ベルギー がダントツで飛びぬけていますが、他の 3 チームはみんな予選通過の可能性があるので、最終戦が気になるところ.

 個人的には EURO 初出場の フィンランド に頑張って欲しいんだけれど、最後の試合は ベルギー 相手だからなぁ.

 ベルギー vs デンマーク では前半 10 分に試合を中断し、 エリクセン に会場全体が拍手を送っていました.
 感動的なシーンでした.



pcimage
 ● from "web.ultra-soccer.jp" ●

 グループ F ですが、 ハンガリー 、 ポルトガル 、 フランス 、 ドイツ .
 初戦が ドイツ vs フランス というのがすごいですね.
 この試合、 ドイツ あまり魅力的じゃなかったなぁ.
 何か世代交代がいまいちって感じでした.

 というか、 フランス のサッカーがすごくいいなぁ.
 グリーズマン とか見ていてワクワクします.

 ドイツ は痛い黒星発進ですが、そう簡単には終わらないこの国なので、よもやの 3 位通過で台風の目玉になるか.



GettyImages-1323725216
 ● from "www.soccer-king.jp" ●

 このグループのもう一つの注目が前大会優勝の ポルトガル .
 初戦の ハンガリー に対して、結果的に 3:0 .
 ロナウド も相変わらずの存在感.

 第 2 戦は今日の夜 ドイツ .
 まだ予選リーグというのに、各試合がみんな決勝戦のようです.



5dc77e4eb0f720a37376712ca1417621
 ● from "www.football-zone.net" ●

 グループ D 、 イングランド 、 クロアチア 、 スコットランド 、 チェコ .

 2018 年 ワールド・カップ の準優勝国 クロアチア .
 モドリッチ 大好きなボクは、あの時の大会に燃えたなぁ.
 今回も クロアチア に凄く期待してますが ・・・・・・・ ちょっとヤバい.


 第 1 戦の相手が イングランド でしたが、勝てませんでした.
 今朝行われた第 2 戦も、 チェコ と引き分け.
 予選も危なげなく勝ち上がったはずなんですが、どうなんだろうな.
 こちらも何とか 3 位通過になってしまいそうですが、 スコットランド も決して弱い相手ではないから.

 その反面 イングランド がよかった.



20210617-44626531-gekisaka-000-5-view
 ● from "news.yahoo.co.jp" ●

 グループ A 、 イタリア 、 スイス 、 ウェールズ 、 トルコ .

 イタリア の強さがずば抜けてますね.
 イタリア と言えば守備面の強さがよく言われますが、今大会は攻撃力も備わっているので、試合観ていてもすごく面白い.

 2 試合消化ですでに決勝トーナメントは決定しています.
 現在チームの無敗記録が 28 (だったかな) で、次の ウェールズ 戦が楽しみ.
 これにもし負けちゃうとグループ 2 位通過になってしまうので、それなりに手は抜かないでしょう.



GettyImages-1323344835
 ● from "www.soccer-king.jp" ●

 観客の入場については、各競技場ごとに違っているようです.
 25 % のみで閑散とした感じもあれば、100 % まで入れている競技場があったり.


 一番気になったのが、ソーシャルディスタンスなんて全然関係ないって感じです.
 スタンドはほとんどマスクしてないし ・・・・ ただし、今大会は開催地が 10 か国なので、国によって着用率がかなり違ってますが.

 大声援は当たり前、ゴールすればみんな抱き合って喜んでます.

 ちょっと大丈夫なのかなぁ.



uefa_euro_2020_-_var_room
 ● from "www.uefa.com" ●

 VAR (Video Assistant Referee) も本大会導入されています.
 公平なジャッジするにはとてもいいと思います.

 が、試合の中での判定が結構遅れがちになるのがすごく気になります.

 オフサイドもプレイを流しておいてゴールした後にフラッグ上げたり ・・・・・
 VAR の影響あるんでしょうね、きっと.

 まぁここはいろいろ難しい部分もありそうなので.



93067_ext_04_0
 ● from "www.soccerdigestweb.com" ●

 他にも楽しみなチームがずらり.
 どこが優勝してもおかしくないような、ハイレベルな戦いです.


 もうしばらくサッカーにどっぷりしてみます.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

また、雨の日曜日

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 暑い毎日が続いてます.
 まだ梅雨入りもしないというのに、何か夏のようです.

 今日はどんより曇り空から雨降りになりました.
 来週は雨が続くようですので、いよいよ梅雨入りかなぁ ・・・



0R9A0311

 エアコンのないボクの部屋の温度は、ステレオアンプの放熱のおかげで、廊下などに比べ何度か高い.
 さすがに我慢できず、とうとう扇風機のお出ましです.

 まぁこれもほんの気休め程度、生暖かい風が吹く、狭く蒸し暑い部屋で "Ummagumma / Pink Floyd" なんかかかった日には、苦行以外の何物でもないな.

 今年は、冷風機っていうやつを導入しようか検討中.



 さて、いつの間にか大好きな "プロジェクト・ランウェイ" の最新シーズンが WOWOW で始まってました.



16135331372

 数日前から観始めましたが、やっぱりこの番組好き.

 この番組のホストと言えば ハイジ・クラム でしたが、前シーズンから カーリー・クロス にバトンタッチされています.
 ティム・ガン も クリスチャン・シリアーノ に変わりましたし、審査員の ザック・ポーゼン も出なくなっちゃいましたね.
 そう言えば クリスチャンクリスチャン・シリアーノ って第 4 シーズンの優勝者だったんだ.

 キャストが変わっても、参加者たちの個性がとても強いのでこの番組の面白さは変わらないかな.



karlie-kloss0032
 ● Karlie Kloss by SWAROVSKI ●

 現在、シーズンの第 8 話までオンデマンドにアップされています.
 今シーズンも自己主張絶対曲げないような強力な人たちが入っていて、参加者同士も結構ドロドロな感じです.
 自然と自分の中で 推しメン が決まってきちゃいます.


 実は最近この番組の見方がちょっと変わってます.
 できあがった服を観ながら、この服はどういう構図が似合いそうだとか、この服にはあんな光が映えそうだとか、あの服の動いた時のシルエットがいいとか ・・・・・ なんて、超変態的に番組鑑賞してます.

 ボクの場合、実際撮っている写真はファッションとは全く違ってるんですが、ファッショナブルでアーティスティックな感じの写真はいつも憧れなのです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 写真と言えば、いつもいろいろお世話になっている写真仲間たちが、この秋都内の喫茶店で写真の展示を計画してます.
 写真展というものではなく、あくまで展示スペースを借りてという感じ.



0R9A0360
 ● イメージ写真 ●

 すでにほとんどのみなさんが参加表明.
 ボクも同じフィールドに立ちたいのは山々ですが、新型コロナウイルスのこの先がまだ見通せないことや、地方在住ということものこともあり、ちょっと無理かな.


 モデル撮影もこんな状態で簡単にできないし、仲間の背中がどんどん離れていってしまう感じ.
 多少の焦りもないと言ったら嘘になりますが、こればかりはマイペースでいくしかないですしね.



 たださすがになにもしないで冬になってしまうのは、マ・ズ・イ.
 ということで、今年はちょっとした撮影プロジェクトを計画してます.



2021061200203
 ● 「土屋勝義の心理の解る・日々限定パワーアップ日記!」 から引用 ●

 ボクの師匠 土屋勝義 先生が 10 年前に撮った 「瞳の中の少女」 のような ・・・・ あくまで、ような撮影を画策中.
 この 「瞳の中の少女」 は、当時モデルになったばかりの 滝沢カレン を 土屋先生 が数年間撮影し、写真展を開催したものです.
 と言っても、その当時はボクも写真に興味なんかないころだったので、当然写真展も観てません.
 後でブログにアップされた写真を見た程度です.


 ちなみにボクが土屋先生を初めて見たのが 2016 年の CP+ .
 あの頃はほんとにポートレートの 「ポ」 の字もわからなかった頃で、セミナーの話もほとんど理解してなかったかな.



FO7A2039
 ● 2016.2.27 CP+2016 キャノンフォトサークル会員限定セミナー ●

 そんなんで、ある少女をボクも撮ろうと思っています.
 ほとんどパクっている感じですが、ボクのレベルだとたとえ真似しても到底足元にも及びませんので、パクったなんて言うのもおこがましいでしょう.


 まだちょっと先のことですので、予定通り撮影までに漕ぎつけるかわかりませんが、一応モデルとなる女の子のマネージャー (別名「お父さん」とも言う) とも調整開始.

 夏の 軽井沢 、初秋の 銀座 、冬の 長野 あたりを検討中.
 銀座 の撮影では、 土屋勝義 先生のテリトリーまで足を延ばして撮影する予定だったり.



1125055
 ● 2019.6.19 銀座四丁目 ●

 とにかく、何とか撮影までもっていかないことには始まらない.

 ガーリーな雰囲気なんだけれど、ちょっとスタイリッシュにエッジ利かせて ・・・・ 妄想は膨らむばかりなんですが (笑)


 ここに書いちゃったから、今更後戻りできない ・・・・・ なにげに自分にプレッシャーかけまくるのです.
 ヨドバシカメラ のモデル撮影会もこんな状況では秋の開催も無理そうですので、今年の撮影についてはこの計画がすべてと言ってもいいかな.


 そうだ、その前に赤ちゃん撮影も入ってました ・・・・・



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ちょっと前にスニーカー購入したこと 記事 にしました.
 それから数日後に気が付いたんだけれど ・・・・・・

 な、な、なんと、同じスニーカーをそれまでも履いていて、今でも持ってました.



0R9A0308-2

 黒いほうは 2010 年に購入したハイカット・モデル.

 先日の 東篭ノ塔山 も古いほうで歩いたんだけれど、さすがにグリップもなくなってきてるので、これで処分するつもりです.
 このハイカット・モデルはちょうど山歩きをするようになったときに購入したもので、本当によく履きました.
 もう少しハードな靴も持っていますが、こちらの ニューバランス のほうが履きやすかったのでメインといった感じです.

 とにかくこの軽さがいい、そしてグリップも良くてすごく気に入ってました.



DSC01203
 ● 2020.10 購入時●

 そんなことも知らずに、ローカットとはいえまた同じ靴買うとは ・・・・・・

 デザインは復刻版なのでほとんど一緒.
 ソール面の形状は写真にはありませんが、ちょっと違っていました.


 ファッション番組観るのは好きなくせに、自分のファッションにはとんと興味のないワ・タ・ク・シ.
 服なんかも全く冒険せずに、結局いつも同じようなものばかりなのです.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

女王陛下のお気に入り

  ・ ・ ・ ・ ・ ・


 今朝も青空です.
 望遠で 蓼科山 を撮ってみました ・・・・ パジャマで寝室の窓開けての撮影ですが (笑)




0R9A1107
 ● EOS 5D Mark lV + EF 70-200mm F2.8L IS lll USM: F6.3 1/640秒 ISO-100 WB-AW 70mm ●

 ここ数日いいお天気が続いていますが、日中の最高気温も一桁台になってしまいました.
 確実に寒くなってますねぇ.
 昨日ボクの友達が近所のゴルフ場に行ったようですが、朝は雪降っていたそうです.


 火曜日もいいお天気だったので、思い切ってスタッドレス・タイヤに履き替え.
 少し早い気もしますが、寒い日に交換するよりは暖かい日にしてしまうほうがいいで、毎年いつも早めの交換.



0R9A1046
 ● 2019.11.18 : EF 16-35mm F4L IS USM: F8.0 1/800秒 ISO-100 WB-AW 16mm ●

 これでとりあえず冬の準備も完了.

 今年も暖冬のようなのですが、スキー場はどうなんだろう.
 今年もスキー場に撮影に行くので、早く全面真っ白になればいいんだけれど.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 そんなタイヤ交換の前に映画鑑賞.
 この映画は劇場で観るつもりでしたが、気が付いたら上映終了.

 Blu-ray 購入しようか迷ってましたが、 WOWOW オンデマンドで公開になったので、さっそく観てみました.






The Favourite 0010
 (C)2018 Twentieth Century Fox





  " 女王陛下のお気に入り "





  監督: ヨルゴス・ランティモス
  脚本: デボラ・デイヴィス 、 トニー・マクナマラ
  製作: セシ・デンプシー 、 エド・ギニー 、
      リー・マジデイ 、 ヨルゴス・ランティモス
  製作総指揮:
      ダニエル・バトセク 、 デボラ・デイヴィス 、
      ローズ・ガーネット 、 ケン・カオ 、
      アンドリュー・ロウ 、 ジョシュ・ローゼンバウム
  原題: "The Favourite"
  出演: オリヴィア・コールマン (アン女王)
      エマ・ストーン (アビゲイル・メイシャム)
      レイチェル・ワイズ (マールバラ公爵夫人 サラ)
      ニコラス・ホルト (ロバート・ハーレー)
      ジョー・アルウィン (サミュエル・マシャム大佐)
      マーク・ゲイティス (マールバラ公爵ジョン)
      ジェームズ・スミス (シドニー・ゴドルフィン )
      ジェニー・レインズフォールド (メイ)
  撮影: ロビー・ライアン
  編集: ヨルゴス・モヴロプサリディス
  配給: 20 世紀フォックス
  日本公開: 2019 年 2 月 15 日
  上映時間: 120 分





The Favourite 0018
 (C)2018 Twentieth Century Fox

 この映画、予告編程度の情報しかなかったのでもっともっとコメディ・タッチだと思ってました.
 もちろん至る所に、ウィットの効いた演出があったりしてニコッなのですが、かなりダークなドロドロの愛憎劇です.
 「大奥」 のような、というような表現がどこかでされていましたがまさにその通りって感じ.
 そんなドロドロの恋愛感情が政治に介入しまくりなのです.


 今年の 第 91 回 アカデミー賞 で最多の 10 部門にノミネートされていました.
 結果的に 主演女優賞 のみの受賞でしたが、評論家たちの評価はとても高かった映画.


 観終わった後に知ったんですが、なんとこの映画の登場人物たちはみんな実在の人物たちらしい.
 もちろん映画ですのでいろいろ脚色はしてありますが、 アビゲイル も実在の人物とはビックリ.




The Favourite 0012
 (C)2018 Twentieth Century Fox

 そんな アカデミー賞 主演女優賞 を獲得したのが アン女王 を演じた オリヴィア・コールマン . 
 イギリス の女優さんですが、この方の映画は今まで一本も観たことがなくこの映画で初めて.
 だから アカデミー賞 受賞式でも見たことない顔だなぁ ・・・・・ なんて.


 この映画ではまさに怪演ですね.
 いろいろなトラウマ抱えてる アン女王 は感情的に威張り散らかしたりするものの、実権を握っているのは サラ .
 いろいろなところで優柔不断さが表れてしまいますね.

 アン女王 は病弱で頭の回転も速そうじゃない、ただ終盤は サラ や アビゲイル の言われるままだった姿が違ってきていました.

 最後の場面、二人の表情の変化がもすごく意味深でした.




The Favourite 0017
 (C)2018 Twentieth Century Fox

 サラ を演じたのは レイチェル・ワイズ 

 "ハムナプトラ" シリーズのヒロインを演じていたので、彼女のことは覚えてました.
 彼女の代表作品は アカデミー賞助演女優賞 を獲得した "ナイロビの蜂" ですが、この映画もずっと前から観たいと思っているんだけれど ・・・・・・ 観れてない.


 この映画での サラ は女王に対してもズバズバ意見言います.
 そして政治を実質執り行っているといっても過言ではないかな.
 まぁその根底には肉体関係で成り立っている部分があるのかもしれませんが.

 かなりプライドも高そう ・・・・ それだけに アビゲイル の登場でそれまでの立場やプライドまでもズタズタに切り刻まれてしまう.
 それでもラストではまだ強がっていますが.

 実在の人物も追放され ヨーロッパ 旅行 (お金はかなり持っていたようですね) 、 アン女王 死去の後イギリスの戻りそれなりの立場に復帰したようです.



The Favourite 0016
 (C)2018 Twentieth Century Fox

 ボクの推してる エマ・ストーン .
 映画の中の アビゲイル ですが、最初は結構可哀そうだなぁ ・・・・ きっとこの先女王様に気に入られてハッピーエンドなのかななんて思っていたんだけれど、したたかさがどんどん出てきて、最初のイメージとガラリと変わってきます.

 感情移入していたはずなのに、いつの間にか嫌な女って感じに、観ている方の気持ちも変わっていきます.
 この映画では、 アビゲイル だけでなくほかの二人もに対しても、観る側の感情がどんどん変化していくようにも思います.


 嫌々足をさすっていた顔でしたが、主従関係をはっきりさせるような現実を突きつけられだんだん変わっていく.
 アン女王 もアビゲイルを蔑むような攻撃的な顔から、どこかうつろに遠くを見つめる視線に変わっていきエンディング.




The Favourite 0015
 (C)2018 Twentieth Century Fox

 すごく意味深な終わり方をします.
 ドロドロした内容なのですが、映画としてはとても楽しめた映画でした.


 この映画でちょっと気になるのが、ところどころで魚眼レンズで撮った対角線魚眼の映像が入っているところ.
 どういう意図なのかはわかりませんが、奥行きのある独特な雰囲気の映像がちょっと面白かった.



 エンディングでは "Skyline Pigeon / Elton John" が使われています.
 この曲は彼のファーストアルバム "Empty Sky (エルトン・ジョンの肖像)" に入っていた曲.
 ハープシコードをバックにきれいな曲ですね.

 この曲は 1973 年に発売されたシングル盤 "Daniel" の B 面に収められてました.




Elton001
 ● "Empty Sky (1969)" ●

 この曲の後もテロップのバックに鳥のはばたきや鳴き声、風の音などいろいろな音が聞こえ、テロップ終わったらまた映像になるのかと思っていました.

 でもそのまま終わってしまいましたね (笑)


 あの音の意味は何なんだろう ・・・・・・・




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 最近空いた時間は、部屋でのんびり写真眺めたり、本を読んだり ・・・・・




0R9A1054

 木村伊兵衛 の書籍は写真集ではなく図録です.

 写真集は結構いいお値段しますのでなかなか買えず、いろいろ探していて見つけたものです.
 写真の印刷は写真集ではないのでそれなりになってしまいますが、しっかりした製本で紙も厚く、写真も主だった作品が結構入っているので、十分満足できます.

 初めてこの図録観たときに、ページめくっていたらいきなり 「信州 上田」 なんて写真が出てきてビックリ.
 今からちょうど 70 年前の 上田 だから場所はさっぱりわかりません.
 でもこの写真、子供たちの笑顔が素敵すぎる.



0R9A1110



 こんな古い写真見ながら、ちょっとモノクロのお勉強中なのです.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

For Django

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 すっかり秋の気配になりました.
 日中こそまだ暑いと感じる時もありますが、朝夕はちょっと肌寒い感じさえ.
 


0R9A1449

 味覚の秋らしい頂き物です.

 ちょっと見ると 巨峰 のように見えますが、 ナガノパープル というブドウ.
 種なしで皮まで食べることができます.

 出荷できないブドウで 「はぶき」 とも呼ばれていますが、食べる分には全く問題なし.

 結構お値段も高いブドウで、 2 房程度で 5,000 円くらいが相場でしょうか.

 こういった はぶき でもなければとても口にできません.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 ちょっと前に カーメン・マクレエ のアルバムを何枚か書きましたが、彼女のアルバムと言えば "The Great American Songbook"
 そのアルバムでご機嫌なギターを弾いているのが ジョー・パス でした.

 
 今日はそんな ジョー・パス の代表アルバムを.









Pass001






  " For Django / Joe Pass "





  1. Django
       (John Lewis) ・・・・ 3:22
  2. Rosetta
       (E.Hines-H.Woode) ・・・・ 3:07
  3. Nuages
       (D.Reinhardt-J.Larue) ・・・・ 2:35
  4. For Django
       (Joe Pass) ・・・・ 2:55
  5. Night and Day
       (Cole Porter) ・・・・ 3:46
  6. Fleur d'Ennui
       (Django Reinhardt) ・・・・ 2:57
  7. Insensiblement
       (Paul Misraki) ・・・・ 3:14
  8. Cavalerie
       (Django Reinhardt) ・・・・ 4:26
  9. Django's Castle
       (Django Reinhardt) ・・・・ 3:49
  10. Limehouse Blues
       (D.Furber-P.Braham) ・・・・ 2:14





  Joe Pass (g), John Pisano (g),
  Jim Hughart (b), Colin Bailey (dms)

  Recorded at Pacific Jazz Studios, Hollywood, October 1964.






 ジョー・パス のリーダー・アルバムはこの CD 一枚だけしか持ってません.
 彼は 1970 年代に入ってから Pablo レーベルに移籍し、多くのアルバムを残しています.

 このアルバムは Pacific レーベルでの 4 枚目のリーダー・アルバム.






Pass001-2

 なんで ジョー・パス 聴かないんだろう ・・・・

 よくわからないんだけれど、何となく聴かないんだなぁ.
 昔ジャズ屋では Pablo のアルバムとかよくかかっていたんだけれど.


 ジョー・パス も多くのジャズ・ミュージシャン同様に麻薬中毒の一人.
 学校を終えニューヨークに出て活動を開始してすぐに麻薬で逮捕、その後何度も刑務所を出たり入ったり ・・・・・ 20 代はほとんど刑務所生活だったようです.


 サンタモニカ の シナノン療養施設 で彼が演奏していたところを パシフィック・ジャズ の社長の目にとまり、 1961 年にレコーディングしたのが "Sounds of Synanon" .
 このアルバムが彼のリーダー・デビュー作で、すでに 32 才でした.

 その後 ノーマン・グランツ にも認められ、 「ヴァーチュオーゾ (巨匠)」と呼ばれるまでになりました.




Django Reinhardt0036

 ジャンゴ・ラインハルト の両親は旅芸人の一座でヨーロッパを回っており、1910 年 1 月 23 日 ベルギー の リベルシー に滞在していた時に ジャンゴ が生まれました.
 そんな旅芸人の中での生活でギターやバイオリンの演奏を身につけていったようです.

 1920 年代には パリ 周辺で暮らすようになり、その後 レコーディングなどにも参加するようになりました.
 1928 年 10 月 26 日未明、キャラバンで発生した火事を消そうとして半身に大やけどを負い、彼の右足は麻痺、左手の薬指と小指には障害が残り、ギター演奏も無理と言われましたが、独特の奏法を身に着けて復活、その後の活躍はあまりにも有名.
 上の写真の薬指と小指は拘縮したままで伸びません.


 作曲の才能もあり "Nuages" や "Minor Swing" など多くの曲を書いています.
 特に "Minor Swing" はボクが彼の曲の中でも一番好きな曲です.




Joe Pass 0023

 このアルバムは ジョー・パス が敬愛する ジャンゴ・ラインハルト をトリビュートしたアルバム.
 彼の代表アルバムの一枚.


 流れるように次から次へとフレーズが奏でられます.
 力んだ感じがなく、とっても軽快な感じですが、技巧的にはかなりスゴイ.

 代表的なアルバムだけあってとっても聴きごたえありますが、変に構えなくてもサラリと聴くことができます.

 欲を言うともう少し長く演奏してほしいなぁ ・・・・・ でもそんなところが ジョー・パス っぽいのかもしれません.


 秋の夜にぴったりかな.





  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 秋の夜長は映画でも ・・・・・

 そんな感じで最近 WOWOW ばかり ・・・・・ US オープン が終わってからは海外ドラマにどっぷりなのです.

 特に北欧を舞台にしたドラマが面白い.

 今ハマっているのが スェーデン のドラマ "凍てつく楽園" シリーズ.




凍てつく楽園 002

 北欧のドラマと言えば "犯罪心理分析官インゲル・ヴィーク" があります.
 これは元 FBI プロファイラー を主人公にしたドラマで、 1 シーズンが 8 話構成で、 2 シーズンまで観ました.


 今ハマっている "凍てつく楽園" は、3 話で一つの物語が構成されています.
 そしてメインの出演者の人間関係がずっとつながっていくのが微妙に面白い.




Morden i Sandhamn0069

 ただ難点は、順番に見ないと面白さが半減してしまうのですが、その順番が微妙にわからないところです.

 それを知らなかったので、以前観た時に第 2 話から観た記憶があります.

 最近もう一度最初の話から順おって観ていますが、もう少し順番わかるようにしておいてほしいと思う今日この頃なのです (笑)




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Introducing / Milli Vernon

  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 酷暑お見舞い申し上げます.


 この週末からの暑さは本当に半端ない.
 外に出る気にもならないくらいの暑さです.
 かといって、家の中が涼しいかというとまったくそんなことない.




2018.7.15 002

 この連休の 3 日間、ずっと部屋に引きこもって新しいパソコンへのデータ移行.
 特に CD のインポートが ・・・・・・


 今までの PC に入れてあったジャズアルバムは、最初は一枚ずつインポートしてましたが、データごとお引越しできそうなので外付けハードディスクにノートパソコンの CD データを全部入れ、それを一気に新しい PC に入れたので時間は多少かかるものの、作業自体は楽でした.

 それが終わって考えたのが ・・・・・
 まだ HDD 容量がたくさんあるので、今まで入れることのできなかったロック関係のアルバムも全部入れよう.




0R9A0223

 やり始めたら、普段聴くことがないロックや J-Pop などのアルバムもせっかくだから入れようなんて考え始め ・・・・・ おかげでこの作業がとっても大変でした (苦笑)




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 インポート作業しながら、ブログ書いているので、なかなか記事が進まない.
 この記事も書き始めてもう四日目になるかな.

 最初はほかのアルバムのことを書こうと思っていたんだけれど、ちょっと前に届いたアルバムに針路変更.






Vernon001






  "Introducing / Milli Vernon"





  1. Weep For The Boy
       (J.Wilson-A.Frisch) ・・・・・ 2:27
  2. Moments Like This
       (F.Loesser-B.Lane) ・・・・・ 2:17
  3. Spring Is Here
       (R.Rogers-L.Hart) ・・・・・ 3:04
  4. St.James Infirmary
       (Traditional) ・・・・・ 2:54
  5. My Ship
       (K.Waill-I.Gershwin) ・・・・・ 3:21
  6. This Year's Kisses
       (Irving Berlin) ・・・・・ 2:11
  7. Moon Ray
       (A.Shew-N.Madison-A.Quenzer) ・・・・・ 3:09
  8. Everything But You
       (D.Ellington-H.James-D.George) ・・・・・ 2:43
  9. Every Time
       (H.Martin-R.Blane) ・・・・・ 3:10
  10. Blue Rain
       (J.Mercer-J.V.Hausen) ・・・・・ 2:59
  11. I Don't Know What Kind Of Blues I'Ve Got
       (Duke Ellington) ・・・・・ 2:46
  12. I Gluess I'll Have To Hang My Tears Out To Dry
       (S.Cahn-J.Styne) ・・・・・ 3:38





  Milli Vernon (vo), Ruby Braff (tp), Jimmy Raney (g),
  Dave McKenna (p), Wyatt Reuther (b), Jo Jones (ds)
  Recorded at NYC, February, 1956.





 故 向田邦子 さんの愛聴盤として有名なアルバムです.
 といっても、ボクは去年の暮れまで名前も知らなかったんだけれど.

 1956 年に Storyville レーベルで吹き込まれました.
 "St.James Infirmary" や "Moon Ray" といった選曲もすごく気になります.





Vernon001-2

 すごくノスタルジックな雰囲気が流れているアルバムです.
 バックの演奏も、彼女の歌い方なども ・・・・・ バックのスモール・コンボの演奏が彼女の歌をさりげなく引き立ててますね.


 そのノスタルジックな雰囲気がとても心地いいアルバムです.
 夜になってもとても蒸し暑い日が続いていますが、こんなアルバムをかけていると、しばしそんな蒸し暑さを忘れることができそうです.


 一部では 白人版 ビリー・ホリディ とも言われているようですが、 1 曲目の "Weep For The Boy" を聴いているとちょっと納得.
 ディブ・マッケンナ のピアノが マル・ウォルドロン を思う浮かべてしまう.


 アップテンポな曲もありますが、全体的にはしっとりした感じ.
 甘い感じではなく、どちらかというと淡々と歌い上げる感じかな.




MilliVernon003

 このアルバムをボクが知ったのは Facebook で Disk Union の 塙さん が LP 発売の アナウンス した時でした.


 ジャケットもいいし、なにより 向田邦子 さんの愛聴盤だったということですごく興味が湧きました.
 最近になって Azumino さんもブログで 記事 を書いたりしていました.


 本当は拘りぬいた限定版の LP を買えばよかったのですが、いかんせん購入しても聴くことができないので (涙)
 少し前にオークションですごく程度がよさそうで、価格もとてもお手頃なものを発見.
 渋いアルバムなので他の入札もなくすんなり開始価格でゲットできました.

 届いた CD も予想通りとてもきれいで大満足、内容も大満足のアルバムです.




e0022344_2019268

 このアルバム録音後次の録音もされたようですが、 Storyville レーベルが倒産し、テープも行方不明.
 その後も演奏活動は続けシングル盤数枚 (たしかこれらも寄せ集めのアルバムになったような) 録音、 1984 年には来日もしています.
 ただ、アルバム発売もなく幻の歌手的になってしまいました.

 その後、未発表だった音源を集めて作られたのが上の写真の "The Passion of Milli Vernon" .
 ただし、これは正式な録音という感じではなく、個人的な演奏だったようなことも書かれていました.


 またビッグバンドをバックにした演奏もアルバム化されていないようですので、これもいつか日の目を見るのでしょうか.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 家の下に幹線道路が走っているので、夜窓を開けるとうるさくてない元手眠れない.
 そのため新築した翌年にはエアコンを付けたのですが、今年はフル稼働といった感じです.


 早めに寝室に入って、エアコン利かせ、ノートパソコンで映画や WOWOW .



pic_wf_l

 ついつい最後まで観ちゃいましたが ・・・・・ なんだかなぁ.


 部分部分でよく理解できるところや、共感できる部分があっただけに、最後がモヤモヤ.
 なにか、みんな中途半端に終わった感じを受けました.
 原作は 村上由香 さんの有名な小説なんだけれど、これって原作に忠実なんだろうか.

 WOWOW のドラマは結構しっかり作られているものが多くあり期待していたんだけれど ・・・・・


 次回に大きく期待だな




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

ラスト・タンゴ

・ ・ ・ ・ ・ ・



 まだ 9 月ではありますが、今年は今まで生きてきた中でたぶん一番お金を使った年になりそうです.
 おかげで大散財 ・・・・・・・ ほとんど蓄えも無くなって、これからどうやって生きていこうか.



 昨日もボクの部屋の蛍光灯がとうとう点かなくなりました.
 といっても本体はまだ大丈夫で、蛍光灯管のみの交換.
 新築から一度も交換していないから、まぁこれは今までよくもったなぁって感じです.

 でもこんな感じのチェーン・リアクションでいろいろ出費って重なっていくんですよね.




0R9A2759-1

 もっと大きな出費が、最近行ったカーポート工事.
 家の駐車場の上を電線などのケーブルが走っているため、そこにたくさんの鳥がやってきます.
 一応各線に 鳥避け をしてもらったのですが、ほとんど効果なし.

 朝になると大量の糞が車の上にベタベタ.
 これってすごく精神的によくないんです.
 さすがにもう耐えられなくなり、ちょうど新車更新したこともありようやくカーポートを設置しました.



 これで鳥の糞に頭を悩ませる必要もなくなりましたし、雨や雪の日の乗り降りも快適になるかな.
 予算的にも思っていたより安い見積もりだったので、思い切ってやっちゃいました.



 上の写真は Canon から キヤノン・フォト・サークル 製品モニターで借りている EF 8-15mm F4L フィッシュアイ USM というかなりマニアックなレンズでの撮影.
 家の前は直線ですが、焦点距離 8mm で撮るとごらんのとおり 180° 以上飛び込んできます.




0R9A272201

 自分では買いたいと思うレンズではありませんが、どんな感じか一度くらいは使ってみたかったのでモニター応募.
 三週間ほどモニター期間ですが、ちょうど 銀座 でのフォト・セミナーもあるのでそこで使ってみるつもりです.


 かなり面白い写真を撮ることができますが、目的持って撮らないといけないような難しいレンズです.
 上の写真は完全逆光 (というか、どこでも太陽飛び込んできちゃう ・・・・) で絞りも開放でしたが、周辺の描写もすごくきれいでさすがは L レンズといったところかな.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 今日は ジャッキー・マクリ―ン のアルバムのことを書こうと途中まで書き始めたのですが、昨夜観た映画があまりにもステキだったので急きょ内容変更.







un-tango-mas_103941






   " ラスト・タンゴ "





  監督 : ヘルマン・クラル
  製作 : ニルス・ドゥンカー 、 ディーター・ホレス 、
       ヘルマン・クラル
  製作総指揮 :
       ヴィム・ベンダース 、 ロドリゴ・フュルト 、
       ヤコブ・アブラハムソン
  脚本 : ヘルマン・クラル
  原題 : "UN TANGO MAS"
  出演 : マリア・ニエベス (本人)
       フアン・カルロス・コペス (本人)
       パブロ・ベロン
       アレハンドラ・グッティ (壮年時代のニエベス)
       アジェレン・アルバレス・ミニョ (青年時代のニエベス)
       パブロ・ベロン (壮年時代のコペス)  
       フアン・マリシア (青年時代のコペス)
  撮影 : ヨー・ハイムフェリックス・モンティ
  編集 : ウルリケ・トルトーラ
  音楽 : ルイス・ボルダセステート・マジョール
  配給 : アルバトロス・フィルム
  日本公開 : 2016 年 7 月 9 日
  上映時間 : 85 分






 タンゴ史上、最も有名なダンスペア、 マリア・ニエベス と フアン・カルロス・コペス .
 二人の歩んだ愛と葛藤の歴史を、トップダンサーたちの鮮やかなタンゴ・ダンスで綴る美しきドラマティック・ドキュメンタリー.

 という文面が You Tube にアップされている予告編の説明に書かれていました.




Trailer-tango

 タンゴ ・・・・・・・・・

 この言葉で思い浮かべるのは
  "Tango In The Night / Fleetwood Mac" ・・・・
  "Last Tango In Paris" ・・・・・・・ くらいか.

 この映画に関しては、何となくネットで紹介されているのを見た記憶がある程度.


 最近こういったドキュメンタリーを観る機会がなぜか増えている気がする.
 ちょっと前にも ロバートフランク や ソウル・ライター の映画を観たばかり.
 以前はこういったドキュメンタリー、目もくれなかったというのにね.


 そんな タンゴ の知識もなく何となく WOWOW で観た映画でしたが、いろいろな意味でよかった.




3338864_orig

 映画は本人たちの回想や、それ基づいた再現シーン、さらに再現シーンを演じた役者さんたちと本人との会話などが交錯していきます.

 時々再現される場面に合わせたダンス・シーンが秀逸.
 雨上がりの橋の上や、三人が微妙に絡みながら踊る場面や、屋上でのシーンは特に好きです.
 本人が踊っている場面もありますが、 80 歳過ぎているというのにキレッキレッのダンスには、ただただビックリ.


 そして映画の内容にもビックリなのです.

 普通はこういった栄光を掴むまでの回想だったりするんですが、このカップルの場合思いっきりお互いの否定を平気でしてます.
 ドロドロ の愛憎劇が展開されてるんだからもう驚き.
 それも本人ががっつり語っているんだから ・・・・・・




Mūsu-pēdējais-tango

 ボクがこの映画を好きになったところは、その映像です.

 映画は夕暮れの大通りの俯瞰映像から始まりますが、これだけでもボクの感性にドンピシャ.
 アングルといい、色彩といい、まるで写真がコマ送りで映し出されているような感じなんです.

 それもボクが好きな色調や、とてもキレイな玉ボケなどなど ・・・・・・

 こういうのってうれしいなぁ.
 こんな部分だけでも、映画全体を好きになっちゃいます.



 欲を言えばタンゴの名曲をこれでもかと流してほしかった.
 バンドネオン、ピアノ、ヴァイオリン、ベースといった楽器から作り出されるタンゴはとても情熱的かつ哀愁を帯びた音色で、久しぶりに聴くとグッときちゃいます.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 今日 9 月 10 日は 京都 太陽が丘 で ヨドバシカメラ の撮影会.

 土屋勝義 先生はもちろんですが、ポートレート部の方たちもかなり 京都 に向かったようで Facebook などに新幹線の写真などアップされていました.

 そんな方たちを羨ましく思いながら、ボクは早朝 6:00 から自治会の草刈り作業.
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 疲れました !!

 午前中はとてもいいお天気だったので、ちょっとドライブがてら一人撮影会に ・・・・ (笑)

 ちなみに 10 月の ヨドバシカメラ 撮影会に初めて参戦します.
 雰囲気だけでも楽しんでくるつもりです.




0R9A2786-2

 ステキなモデルさんもいないので えぬころ で我慢.

 自分の影が簡単に入っちゃったりで ・・・・・・・ トリミングできないだけに難しいなぁ.


 今日は天気が良かったせいか、道路もかなりの車が走っていました.
 家から 10 分ほどのところにある 道の駅 も、入ろうとする車で大渋滞.



 本格的な行楽の季節到来でしょうか ・・・・・・・・・



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

TWIN PEAKS The Returns




 連日何という暑さでしょうか.
 草刈りをしようと思っていますが、こう暑いと熱中症確実なのでしばらく様子見.



 さて話は変わりますが、このたびフォトコンテストに 入賞 したようです.
 一昨日その案内が届きました.

 ボクが住んでいる 長野県 東御市 の観光協会主催のコンテストで、市内の名所に因んだ写真コンテスト.
 応募作のほとんどは当然風景写真ですが、ボクはそこで行われたイベントで女の子をポートレートっぽく撮ってみました.

 あくまでポートレートっぽいというだけ ・・・・・・ まぁ普通のスナップ写真で、今だったらもう少し違う感じで撮れたかな (笑)




F07A4492
   (入賞した写真はこれと似たカットです)

 いやぁ〜、とっても嬉しい連絡です.


 いままで写真コンテストと呼ばれるものに応募したのは、昨年の キヤノン・フォト・コンテスト (当然こちらはかすりもしませんでした) 以来二回目.

 それ以外ではもう少し限定されたキヤノン・フォト・サークル会員限定のコンテストが 9 打数 2 安打 (ホームページ公開).
 一昨年よく応募していた "撮るしん。" が 9 打数 6 安打 (テレビ紹介) ・・・・・・ ただ、こちらは写真の良し悪しでなくその時々の信州の風景が対象だったのでコンテストとはちょっと言いづらいかな.



 今回は 入選 の上の 入賞 ということで、来週データを届けに行きそこで賞状と、なんと賞金までいただけるようです.
 賞金なんていうものも初めて !!




img_mv_title_pc

 せっかくの賞金なのでせめて写真に関係したものを記念に買おう ・・・・・・・ SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM が買えればいいのですが、さすがにそんな高額賞金ではないので、以前から欲しかった ソール・ライター:Soul Leiter の写真集を買うことにしました。

 ちなみにボク、 ロバート・フランク より ソール・ライター のほうが好きかな.


 入賞した写真は昨年撮ったもので、応募も EOS学園 受講する前ですので、今だったらもう少し考えて撮れたり、手を入れて応募したかもしれません.

 また勘違いしながらでもやる気が出てきたなぁ (笑)





 久しぶりに海外ドラマの話題を ・・・・・・・・・・

 90 年代初め、大ブレイクした TV ドラマ "Twin Peaks" .
 当時は全世界で社会現象まで引き起こし、日本ではコーヒーの CM まで.

 なんと 25 年ぶりに 3 rd シーズンとして復活です.




Twin Peaks 00555

 これはもう、かなりハマりました.


 全 30 話で、第 1 話 (序章) から第 8 話 (第 7 章) までが シーズン 1 、それから後の第 30 話 (第 29 章) までが シーズン 2 .
 今回のシリーズは全 18 話の シーズン 3 になります.


 日本では WOWOW 独占放送のようで、オンデマンドではすでに第 4 話まで観ることができました.


 この物語は ツインピークス という架空の田舎町で起きた ローラ・パーマー 殺人事件を軸に、この町に住む人々のパズルのような人間関係が織りこまれ、物語は超常現象、宇宙などエスカレート (アメリカのドラマではこういう展開結構多いなぁ、最後は訳が分からなくなったり) しながら展開しました.




twin-peaks0037

 ハマったというか、正直よくわからないのでどんどん デヴィッド・リンチ ワールドの深いところに falling って感じでした.


 この物語を面白くしていたのは何といっても個性的な登場人物たちです.
 登場する人たちみんながあり得ないくらいの個性を持ち、さらにその裏にはダークな一面を持っていたりと.


 この ツイン・ピークス という町は人口 51,000 人ほどのようですが、物語を見ているととてもそんなに人がいるとは思えないんだな.
 ごく一部の人たちしか画面に現れず、その人たちが強烈すぎます.


 ジョスリン の退廃的な顔と キャサリン 、 ピート の遺体発見、泣き出す アンディ ・・・・・・・ 世界一美しい死体 と言われた ローラ の顔とバックに流れるテーマ曲.

 こんな感じで 序章 は始まりますが、最初はこの殺人事件の犯罪捜査がメインとなると思っていたのですが、物語はどんどん予測つかない方向に進んでいきます.




Twin Peaks 0066

 このドラマを語る上で避けられないのが登場人物のユニークさ.
 ちょっとやりすぎ感があるんですが、不思議と観ているうちに違和感なくなっていきます.

 序章こそはまだ抑え気味ですが、回を追うごとに人々のダークな部分までどんどん現れてきます.
 特に 丸太おばさん や ネイディーン なんかは本当に強烈だった ・・・・・・

 
 ボクが好きなキャラクターは、
 "ダブル R ダイナー" の ノーマ・ジェニングス と シェリー・ジョンソン 、
 保安官事務所の アンディ・ブレナン と ルーシー・モラン 、
 FBI の アルバート・ローゼンフィールド 、
 ローラのクラスメイトの オードリー・ホーン と ドナ・ヘイワード ・・・・・・・・

 そうそう、 デイル・クーパー捜査官 もね.


 面白い場面もたくさんありましたが、最終章のエンディング、よく見ているとコーヒーカップの中に ・・・・・・・・・・
 序章 と 最終章 、 "ダブル R ダイナー" で シェリー と ボビー が ハイジ を下ネタでからかうところも同じで、これもどういう意味なのか興味津々といったところ.




twin_peaks_evil_coop_2700.0

 さてここからが新シーズンのお話し、邦題は "ツイン・ピークス The Return"
 WOWOW オンデマンド で第 4 話まで観ることができました.


 感想ですが ・・・・・・・・・・・・・・


 かなり微妙だなぁ.


 丸太オバサン 老けすぎでしょ ・・・・・・・ まぁ 25 年だから、みんな年も取りましたよね.



 新シーズンの主な出演者たち

  Agent Dale Cooper : Kyle MacLachlan
  Sheriff Frank Truman : Robert Forster
  Chief Tommy "Hawk" Hill : Michael Horse
  Sheriff Andy Brennan : Harry Goaz
  Lucy Brennan : Kimmy Robertson
  Shelly : Madchen Amick
  Sheriff Bobby Briggs : Dana Ashbrook
  Benjamin Horne : Richard Beymer
  Audrey Horne : Sherilyn Fenn
  Dr. Will Hayward : Warren Frost
  Norma Jennings : Peggy Lipton
  James Hurley : James Marshall
  Ed Hurley : Everett McGill
  Dr. Lawrence Jacoby : Russ Tamblyn
  Margaret ("The Log Lady") : Catherine E. Coulsonas

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 みんなお馴染みの方たちばかり.

 ビックリしたのが ボビー ・・・・・・・・ たくさん前科ありそうなんだけれど.


 Amanda Seyfried も登場するようなのですが、どこで出てくるんでしょう.




Peaks03

 一応前のシリーズから繋がってはいます ・・・・・・・
 今までもよくわからない部分や微妙な部分はたくさんありましたが、舞台はツインピークスだった.

 新シリーズでは、その舞台さえいろいろなところになっていて、前シリーズとのつながりがよくわからない.
 おまけに変にグロな映像も結構あって ・・・・・・・・ 特に嘔吐の場面はキツイです.


 まぁこれからどういう展開になるのか、なんだかんだ言いながらもきっと観てしまいそうです.
 アンディ と ルーシー の 「変な」 息子も出てきたりして (笑)




Julee-Cruise0336

 Twin Peaks で結構気になるのが劇中にかかる音楽.
 あのメインテーマ "Falling" は鉄板 ・・・・・・ 前シリーズでは、あのテーマ曲とともに映し出される冒頭の風景や製材所の映像だけでも、この世界に戻ってきた気になるような感覚でした.


 ちなみに、このメインテーマは デヴィッド・リンチ が歌詞をつけ Julee Cruise が歌っているものもあります.


 各章のエンディングは "ローラ・パーマー のテーマ" が流れますが、数話だけ全然違うエンディングになっています.
 例えば 第 2 章 は小人のダンスだったり、第 14 章は Julee Cruise の歌で終わっていたりします.


 第 14 章では "The World Spins" と "Rockin' Back Inside My Heart" という 2 曲を彼女が歌っていますが、 "Falling" 同様歌詞は デヴィッド・リンチ です.

 さらに序章にも "The nightingale" という曲が使われていましたがこちらの歌詞も同じく.




0023

 このエンディング部分ですが、 3 rd シーズンでは "Bang Bang Bar" での場面としてドリーム・ポップの演奏が使われています.
 デヴィッド・リンチ はこんなドリームポップが大好きなようですねぇ.

 今回のシリーズ、まだ第 4 章までしか観ていませんが、

 第 2 章  " Shadows / Chromatics " (上の写真)
 第 3 章  " Mississippi / Torrey "
 第 4 章  " Lark / Au Revoir Simone "

 まだ観てはいませんが、第5章にはデヴィッド・リンチの息子のグループの演奏まであるようなことが他の記事で書かれていました.

 もうやり放題って感じです (笑)



 とりあえずついていけなくなるまで注目していこうかな.







 ここ最近、写真関係 (特に EOS学園) の記事が結構多かったせいか、すっかり 6 月の映画鑑賞を忘れていました.
 6 月は EOS学園 のことがいろいろあったり、さらには "攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIGU" を最初から観たりしたものだから、ビックリするほど少なかったなぁ.



  劒岳 点の記 、 金環蝕 、
  砂の器 、 アウトブレイク 、
  ジュラシック・ワールド 、
  ハイエナ・ロード 、
  クリミナルズ 、 X-MEN:アポカリプス 、
  ザ・クルー 、 テッド 2


 映画館に行く機会はたくさんありますが、どうも観たいと思うような映画がなく.
 これから "ダンケルク" 、 "ワンダーウーマン" 、 "プロメテウス" ・・・・・ などが公開されるので、今後に期待します.


 ということで少ない観賞作品の中での一番は ・・・・・・・・・





J01454_01


 当然と言えば当然かな.

 1974 年の作品ですので、もう 40 年以上も前の映画になります.
 DVD でもっていますので、すでに四・五回観ています.
 何度観ても面白いし、本当にいい映画だと思います.


 原作は 松本清張 、監督 野村芳太郎 、脚本 橋本忍 と 山田洋次 、音楽監督 芥川也寸志 ・・・・・・
 錚々たる方々の名前です.

 出演者も当時の日本を代表するようなみなさんで、映画は現在でも非常に高い評価を受けています.


 なかでも 加藤嘉 が本当にヤバイです.




20171019203417

 終盤の警視庁合同捜査会議の場面、オーバーラップする親子の姿が ・・・・・・・・・・ 何度観ても涙腺崩壊です.
 今の時代には全くピンとこないでしょうが、ここはスゴイ.
 この場面観ていると、不思議と "はなれ瞽女おりん" を思い出してしまいます.

 また "八甲田山" でもそうでしたが、こういった場面に四季折々の風景を描くのはこの当時流行っていたのかなぁ.


 この映画では音楽もとても大きな役割を果たしていますが、担当したのは 芥川也寸志 氏で映画の中にもほんのちょっと顔を出していました.


 こんな映画はこの先作られないのかなぁ.


Greensleeves / 横内章次

 久しぶりに全 20 話の連続ドラマを、ガッツリ全部観ました.

 WOWOW の開局 25 周年記念 "沈まぬ太陽" です.
 オンデマンド配信での鑑賞ですが、自室で好きな時に観れるのでとてもいいんだな、これが.




img_02222

 原作は 山崎豊子 の長編小説.
 事実に基づいたフィクション・ドラマですが、とても面白かった.
 こういった超大作が原作だと映画ではとても無理があるので、こういった連続ドラマが向いています.

 以前 渡辺謙 主演で映画化されましたが、その時も 3 時間超え.
 日本アカデミー賞 を総なめにした作品ですが、この WOWOW の完全版ともいえるドラマを観ちゃうとどうしても時間的な制約を感じてしまいます.


 原作を読んでいないのでドラマだけの感想ですが、最後がちょっとモヤモヤが残る感じで、正直 溜飲が下がる という感じでははありませんでした.
 それでもドラマとしてはとてもよくできていたし、おもしろかった.
 ドラマにしては配役も豪華でした.
 WOWOW のドラマは、こんな感じで観応えのある面白いドラマが結構あります.




 さって、久しぶりの大人買いっ !!



F07A3175002

 と言っても、 CD たったの 5 枚だけですが ・・・・・・・・・

 がっ、金額的には久しぶりに高い買い物なのです.
 最近購入している CD のほとんどは 1,000 円前後なので、約 3 倍近い価格は本当に高いと感じます.

 ただ TBM (Three Blind Mice) のアルバムは、こういう時に購入しないと本当に購入できなくなる可能性がとても高いので、ここはもう 行くっきゃない のであります.
 今回 10 枚再販されましたが、残りの 5 枚は後日購入予定.



 TBM のアルバムはここ数年で多くのアルバムが再販されました.
 ですので今回のアルバム群は、結構マニアックなものが並んでいます.
 仕掛人の 塙耕記 氏曰く 「今回の 10 w はかなり渋いですが、隠れた名盤揃いです。」 だそうです.

 確かに渋いですねぇ ・・・・・・
 聴いたことのないアルバムがほとんどです.




 ところが、聴いてみるとビックリするくらいいい演奏がたくさんあって.
 今日はそんな中から一枚選んでみました.





TBM 501101






  " Greensleeves / 横内章次 トリオ + 1 " 





  1. Willow Weep For Me
             (A.Ronnell) ・・・・・ 5:34
  2. Moanin'
             (Bobby Timmons) ・・・・・ 5:22
  3. Misty
             (Erroll Garner) ・・・・・ 4:19
  4. Drink Up Vodka Martini
             (Shoji Yokouchi) ・・・・・ 3:43
  5. New Orleans Sunday
             (Shoji Yokouchi) ・・・・・ 6:04
  6. Greensleeves
             (Traditional) ・・・・・ 7:07
  7. Your Watch Is Ten Minutes Slow
             (Shoji Yokouchi) ・・・・・ 5:34






  横内章次 (g), 稲葉国光 (b), 石松元 (ds),
  田代ユリ (org)
  Recorded at EPICURUS Studio, Tokyo, September 6 & 8, 1978.





 このアルバムも初めて目にしたアルバムです.
 リーダーの 横内章次 氏はサイドメンに入ってアルバムが何枚かあったので名前は知っていたものの、どんな演奏だったっけ ・・・・・・・ 程度.



tashiro003
  ( 田代ユリ さんのホームページから)

 ギターももちろんですが、このアルバムで一番驚いたのが ハモンド・オルガン 弾いている 田代ユリ さんかな.
 このオルガンはいいなぁ.

 オルガンと言えば Blue Note (笑)
 そんな Blue Note らしいオルガン独特なノイジーな泥臭さはありませんが、ちょっと控えめでもメロディアスで軽快にスイングしてる.
 日本人好みの演奏っていうのかなぁ.

 ギターを引き立てるような、すごくいい絡み方している感じです.
オルガンも個性が強いので、ちょっと間違えると思いっきり前に出てしまいますが、ものすごく演奏にマッチしていて聴きやすいのです.


 一つ残念なのは、ソロ・パートの短さ.
 このアルバムを代表する 7 曲目の "Your Watch Is Ten Minutes Slow" でもほんの 1 コーラスで終了.
 ギターのソロがすごくアツいだけに、せめてもう 1 コーラス ・・・・・・・・
 聴きたかったなぁ. 


 今回同時購入した "Little Girl Blue / 中本マリ" のバックが、このアルバムと同じ 横内章次 トリオ + 1 .
 ただしドラムだけはメンバーが変更になっていますが.
 この + 1 が、このアルバムと同じく 田代ユリ さんなのです.




TBM 5011-2

 我が家にあるギターの 横内章次 氏の演奏は、 "アンフォゲッタブル / 中本マリ" 、 "サンライズ・サンセット / 福井五十雄" 、それと今回購入した 2 枚のアルバムのみ.
 どのアルバムも派手さはないんだけれどとっても好きなアルバムばかり.

 TBM のギターですぐに思い浮かべるのが、 "Jojo" こと 高柳昌行 、 和田直 、 中牟礼貞則 そしてデビューした頃の 渡辺香津美 あたりでしょうか.
 まるで TBM レーベルのような、ちょっと渋くていいギタリストがいます.



 一曲目、フォーク・ギターによる思いっきりブルース・フィーリング漂う雰囲気から始まります.
 このアルバムでは、 フォーク・ギター 、 ガット・ギター 、 エレクトリック・ギター を使っています.
 個人的には クラシック などでも使われる ガット・ギター のほうが、オルガンにピッタリと言った感じで好き.

 ただ、 1 ・ 2 曲目のような ブルース は フォーク・ギター がマッチするんだろうな.

 先にも書いたようにこのアルバムの白眉ともいえる 7 曲目の "Your Watch Is Ten Minutes Slow" のソロは本当に聴き応えがあります.
 ボサノヴァ調の軽快なリズムに乗ってアコースティクなギターの旋律がとにかく心地いいのです.

 この人のギター・ソロは結構長いフレーズを一気に弾いちゃうところでしょうか.
 聴いていて唸っちゃう感じなんだな.



40tbm
  TBM 創世記の広告です.

 この広告の文中には ニグロ 何て言う、今になっては表現できないような言葉も使われています.
 でもとてもよく当時の日本のジャズのことが短い文章になかに書かれていますね.

 ボクなんて偏見の塊でしたから (笑)
 それでも昔からなぜか TBM だけは好きだったなぁ.




 昨日は青空が広がったものの、今日はまた雨降りです.



F07A3205

 こちらの写真は日曜日の夕方ですが、すっかり秋の気配が強くなってきました.

 寒暖の差が本当に大きくなってきました.

 明日はスタッドレスタイヤでも見に行こうか.
 そろそろ冬の準備もしておかないと ・・・・・・・・・・・

John Jenkins with Kenny Burrell

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 昨日の土曜日は朝からお仕事.
 暑い日差しの中 ・・・・・・・・ まぁボクは特に何をするというのではではありませんでしたが微妙に疲れました.

 先週の土日も仕事でつぶれてましたので、今日は一日家の中に引きこもり、ブログ書いたり UEFA EURO 2016 の再放送分でも観ようかと思ってます.


 やっぱり UEFA EURO ですねぇ.
 まだ始まったばかりでこの先どうなるのかわかりませんし、ボク自身まだ数試合しか観ていませんが ・・・・・・・・
 生中継は深夜なのでとても観る気になれません、オンデマンドでのんびり観戦.



 やっぱり面白いぞ.



EURO2016 001

 前評判では ベルギー を優勝候補に挙げていた方が多かったのですが、蓋を開けてみたらいきなり イタリア に 0:2 で完敗.
 2 試合目で勝てたもののどうなるかなぁ.

 こういう大会って前評判いいチームが一次リーグで敗退したり、一次リーグやっと勝ち上がったのが決勝まで進んじゃったりと、なかなか予測付かないのが面白いところでもあります.
 だからまだこの先わかりませんが、ちょっとガックリ.


 やっぱり開催国の フランス が結構いい線行くんじゃないかと思っています.
 すでに 2 勝して一次リーグ突破を確実にしました.


 レスター・シティ FC で 岡崎慎司 とプレイする エンゴロ・カンテ もいいプレイしていますし、なんといっても ディミトリ・パイエ がとても調子いい感じ.

 そんな中でボクが注目している選手が ・・・・・・・・・



coman0012

 バイエルン・ミュンヘン の キングスレイ・コマン .


 彼のプレイは観ていてワクワクしちゃいます.
 1 試合目は途中出場で今一つでしたが、 2 試合目観ているとスピードやテクニックがすごいなぁ.
 これで 19 歳っていうんだから ・・・・・・・・・


 
 他にチームとして注目しているのは クロアチア .
 ルカ・モドリッチ を中心にした結構いいチームだと思います.


 ところが残念なのがサポーター.
 2 試合目の何でもない場面での発煙筒事件です.
 結果はこのあと試合再開され ビダ のハンドによる PK で同点にされちゃいました.
 そこまでグループリーグ突破確実的だっただけにねぇ.
 この行為による制裁も検討されているので、最悪試合ができない可能性さえささやかれています.



003225

 元々クロアチアは過激なサポーター多くて、過去に何度も問題を起こしては制裁を受けています.
 アツくなるのはいいけれど、こういうつまらないことはほんとにやめて欲しいなぁ.

 できればこのチーム、もっと観てみたいんだけれど. 



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて、一部の方たちからはいらないと言われているアルバム紹介です.

 言っておきますが、こちらがメインですので (笑)


 
 今日のアルバムは、最近になってようやく手に入れたアルバム.
 すでに店頭からは消え去り、オークションでたまに出品される程度で、当然価格もボクにとってはかなり高額なものばかり.


 今回欲しかった 1500 番台のもう一枚も出品されたため、思い切って同時に 2 枚購入.
 まぁ高いと言っても、 2 枚で 4,000 円ちょっとなんですがね (笑)






1573






  "John Jenkins with Kenny Burrell"





  1. From This Moment On
              (Cole Porter) ・・・・・ 7:36
  2. Motif
              (John Jenkins) ・・・・ 6:12
  3. Everything I Have Is Yours
              (H.Adamson-B.Lane) ・・・・・ 6:09
  4. Sharon
              (John Jenkins) ・・・・ 7:47
  5. Chalumeau
              (John Jenkins) ・・・・ 5:56
  6. Blues for Two
              (Kenny Burrell) ・・・・・ 4:41




  John Jenkins (as), Kenny Burrell (g),
  Sonny Clark (p), Paul Chambers (b),
  Dannie Richmond (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, August 11, 1957.







 ボーナス・トラックが入った CD も出ているようですが、今回購入したものはオリジナルと同じ 6 曲.
 

 手に入らないとどんどん欲しくなってしまうのが、ボクの お子ちゃま たる所以.
 特にこのアルバムは ケニー・バレル と ソニー・クラーク が結構いいという話を聞いていたので、欲求はますます高くなるばかりでした.




1573-2

 このアルバムは ジョン・ジェンキンス と ケニー・バレル の双頭アルバムですが、一般的には ジョン・ジェンキンス のリーダー・アルバムといったような受け取り方をされているでしょうか.
 確かにアルバムを聴いてみると ジョン・ジェンキンス のソロがクローズ・アップされています.

 1 曲目のスタンダード "From This Moment On" が流れた途端、「あれっ、ちょっと面白い (変な) アレンジだなぁ ・・・・・」
 と、いきなりの不安がよぎったのですが、ほんの最初のフレーズだけでその後は 「なかなかいいアルバムじゃん」 .


 そして 3 曲目の "Everything I Have Is Yours"
 この演奏だけでも、このアルバム買った価値あると思っちゃうほどボクのお好み.

 この曲、 ビリー・ホリディ や ジュリー・ロンドン の歌物でも聴くことができます.
 ちなみにボクは ジュリー・ロンドン のコテコテの甘さに軍配.



john jenkins 002

 前回の ジョニー・グリフィン も、今日の ジョン・ジェンキンス も シカゴ 出身のミュージシャン.
 アイラ・ギトラー のライナーノーツにも書かれていますが、この当時 ニューヨーク はもちろんですが、 シカゴ からも多くのミュージシャンが輩出されています.
 この頃の Blue Note だけ見ても ジョニー・グリフィン 、 クリフォード・ジョーダン 、 ジョニー・ギルモア など ・・・・・


 ジョン・ジェンキンス で有名なのが "Alto Madness (Prestige 1957)" や "Jenkins, Jordan and Timmons (New Jazz 1957)" でしょうか.
 今日の Blue Note のアルバムはワン・ホーンによるものですので、気兼ねなくのびのびと吹いている感じがします. 
 上記のほかに、 Blue Note では "Hank (BLP-1560)" と "Cliff Jordan (BLP-1565)" でサイドメンとして録音がありますが、どちらかというとマイナーなミュージシャンです.


 演奏スタイルは、当時たくさんいた チャーリー・パーカー 派 の一人とでも言えばいいのでしょうか.
 少し脚光を浴びたものの結局は音楽で生計を立てることは難しく、いろいろやりながら音楽も続けていたようです.



 ケニー・バレル と ソニー・クラーク は、ボク的にはまぁちょっと控えめな感じ.
 可もなく不可もなく、といった感じです.



 やっぱりこのアルバムは ジョン・ジェンキンス のアルバムですね.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



F07A1313

 今朝の風景ですが、曇り空.

 ただ風はとても爽やかで気持ちいい
 とても梅雨時のジメジメした感じとは全く違います.


 こんなにも爽やかな曇り空なので、ウッドデッキに出て EURO でも観ることにしようか.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Taking the Long Way

  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 気がつくともう 6 月.
 今月はいろいろな行事で土日がほとんどつぶれてしまいます.

 仕事もとてもバタバタする月なので、あっという間に過ぎてしまいそうな気配.



F07A0453

 家から見える水田の田植えもほとんど終わりました.

 年々田植えをする水田が少なくなっている感じ.
 家の周りでも、水田や畑の休耕地がどんどん増えています.
 特に小規模な農業だけではとても生計建てていくのが難しい時代になっています

 この先、日本はどうなるんだろう ・・・・・・
 まぁその頃にはボクの存在もなくなっているから関係ないと言ってしまえばそれまでですが.





 さてお気楽な話題に戻しましょう
 最近 WOWOW のドラマにハマってます.

 民放のドラマは全く観る気にもなりませんが、 WOWOW のドラマは以前から結構観ています.
 ドラマの作りがしっかりしているので観ていてとても面白いし、オンライン・デマンドなのでいつでも観ることができるのが魅力.
 国内ドラマだと、大体が 6 回くらいで完結するところもいい.

 少し前に "ナイトメア" を紹介しましたが、これもまだ継続中.
 さらに最近では "ブラインドスポット タトゥーの女" の第一回を観たらこれも結構面白くて、ハマってしまいそう.
 こちらは 23 回シリーズがまだ始まったばかり.


 そして国内ドラマで特に気に入っているのがこれっ.



沈まぬ太陽002

 渡辺謙 主演で同名映画が作られ、日本アカデミー賞など多くの賞を獲得しました.

 こちらもなんと 20 回シリーズでのドラマ化 !! ・・・・・・ ちなみに WOWOW のドラマは 6 話くらいで完結が多いので、それを考えると特別感ありあり.
 
 上川隆也 と 渡部篤郎 はもちろんですが、 板尾創路 が微妙な味を出してます.
 極め付きは 國村隼 の悪役ぶり、存在感がハンパありません.
 昔の サントリー・オールド の CM に出てきたステキなお父さんとは程遠いのです.

 映画では表現できなかったところまでしっかり踏み込んでいけそうな気配がするので、今後もかなり期待しています.




  ・ ・ ・ ・ ・ ・




 今回は トニー・ベネット の "Duets" について書こうかと思っていましたが、 1 曲目の共演者 ディクシー・チックス を聴いたらそちらのアルバムを久しぶりに聴いてみたくなり、急きょ方向転換.


 ディクシー・チックス のアルバムは "Fly" と "Taking the Long Way" を持っていますが、ポップ感あふれるカントリー・ミュージックで時々無性に聴いてみたくなります.

 特に車で何時間も移動するときなんかはマスト・アイテムなのです.





Dixie001







  " Taking the Long Way / Dixie Chicks "




  1. The Long Way Around ・・・・・ 4:33
  2. Easy Silence ・・・・・ 4:02
  3. Not Ready to Make Nice ・・・・・ 3:58
  4. Everybody Knows ・・・・・ 4:18
  5. Bitter End ・・・・・ 4:38
  6. Lullaby ・・・・・ 5:51
  7. Lubbock or Leave It ・・・・・ 3:54
  8. Silent House ・・・・・ 5:23
  9. Favorite Year ・・・・・ 4:29
  10. Voice Inside My Head ・・・・・ 5:52
  11. I Like It ・・・・・ 4:34
  12. Baby Hold On ・・・・・ 5:04
  13. So Hard ・・・・・ 4:27
  14. I Hope ・・・・・ 5:25





  Dixie Chicks : 
  Natalie Maines , Martie Maguire , Emily Robison







 2006 年 5 月 22 日に発表されたアルバム.
 このアルバム以降、新しいアルバムが発表されていませんので現時点での最新作となるのかな.




Dixie001-3

 ディクシー・チックス (Dixie Chicks) は カントリー・ミュージック の女性 3 人組グループ.

 メンバーは エミリー・ロビソン (Emily Robison) 、 マーティ・マグワイア (Martie Maguire) と ナタリー・メインズ (Natalie Maines) の 3 人.
 全ての音楽ジャンルで販売枚数が最も多い女性グループ (女性グループ自体が極めて少ないのですが ・・・・・・) と言われています.

 ディクシー・チックス は グラミー賞 のカントリー関係部門で何度も受賞経歴がありますが、本アルバムによって 2007 年の グラミー賞 では、主要 4 部門中 3 部門を制覇しました (最優秀アルバム賞 、 最優秀レコード賞 "Not Ready to Make Nice" 、 最優秀楽曲賞 "Not Ready to Make Nice") .


 このアルバムは、全体にロック色が強くなっています.
 カントリーの香りのするポップなロックとでもいった感じかな.



dixie 002

 彼女たちの語る上でどうしても避けて通れないのが、 2003 年に起こった アメリカ による イラク攻撃 に対して ナタリー・メインズ が行った G.ブッシュ 大統領 への 「ブッシュ と同じ テキサス 出身で恥ずかしい」 旨の批判.


 元々カントリーの世界は保守的かつ右翼的なリスナーの多いアメリカ南部が中心です.
 カントリーは古きよき西部の人々の音楽.


 彼女たちも南部出身で、バンド・デビューも ダラス .
 そんな彼女たちが イギリス でのコンサートの MC でこんな発言をしたため、今でいう大炎上.

 特に ブッシュ に巨額の献金をしていた クリアチャンネル (巨大なメディア企業で、 1000 以上のラジオ局と 30 以上のケーブルテレビ局、さらには米国最大のチケット発券企業を支配しているようです) が、彼女らの演奏をすべて放送禁止にしたため、結果的にほとんどのラジオ局から彼女たちの音楽が消えてしまいました.
 さらにこれらの DJ に扇動される形でリスナーたちの大バッシングに発展.
 彼女らの CD は焼かれたり、ブルドーザーでひき潰されたり ・・・・・・・

 とうとう殺害予告まで届けられ社会問題にまで発展.


 その後 ナタリー・メインズ は謝罪し、G.ブッシュ 大統領 も大人の対応を示したものの、その後もいろいろな反響や影響を残しました.



dixie 003

   Traitors : 裏切り者
   Saddam's Angels : サダムの天使
   Boycott : 拒絶
   Free Speech : 表現の自由
   Patriot : 愛国者
   Dixie Sluts : ディクシーの淫売
   Big Mouth : 大口叩き
   Shut Up! : 黙れ!
   Peace : 平和
   Brave : 勇気
   Hero : ヒーロー
   Proud Americans : 誇るべきアメリカ人



 こんなスローガンを体に印刷して 5 月 2 日の エンターテインメント・ウィークリー (Entertainment Weekly) の表紙をセミヌードで飾り、彼女たちの考えを主張し始めました.

 ナタリー・メインズ は前回の謝罪を撤回したり ・・・・・・・


 そんな騒動をまだ引きずっていた 2006 年に発表されたのがこのアルバム.
 いろいろな意味で注目を浴びていましたが、発売してみると大ヒット.
 改めてこのグループの人気を知らしめました.


 さらにこの一連の騒動からアルバム "Taking the Long Way" の グラミー賞 受賞までを記録したドキュメント映画も作られました.
 ちなみにこちらの映画 (DVD) は手に入れそびれてしまい、現在オークションなどで出展されるのを密かに待っている状態.



dixie 005

 グラミー賞 を獲得した "Not Ready to Make Nice" もいいのですが、ボク的には次の "Everybody Knows" が一番好きです.
 彼女たちらしい、軽快でカントリーの香りがプンプンする演奏が好きです.


 自分たちの考えを言うのは全然いいと思うし、そういった発言に対してあまりにも過激な反応を示すのは逆にどうかと思ってしまう.
 ただ アメリカ という超大国には、こんな感じの保守層の人たちもかなりいるんでしょう.


 今回の大統領選挙とも変にオーバーラップしてしまいます.






 さて、いいお天気の土曜日.

 明日は午前中また仕事が入っているので、今日の午後はまったり普段聴かない音楽でも聴いてみようかと ・・・・・・・・・・・




  ・ ・ ・ ・ ・ ・

Conversation

 今日は午前中、家のボイラーの定期点検で業者が来宅.
 家のボイラーは今日行ったお風呂等の給湯のものと、室内暖房用のボイラーがあり、それぞれ別の業者に点検を頼んでします.
 毎年それなりのお金がかかってしまいますが、保険だと思って ・・・・・・・

 すでに新築から 10 年以上経過しているので、いつ壊れてもある意味おかしくありません.
 同じくらいのボイラーだといくらくらいか聞いてみたら、なんと 40 〜 50 万円 !!
 とてもそんなお金がないので、せめて点検をしっかりやって騙しながら持ち堪えるしかなさそうです.


 午後は少しお勉強でもしようと思っていたのですが、ついつい点けた TV の映画を観てしまい、気がついたら夕方になっていました.

 折角のお休みが、またまたダラダラと終ってしまいました.






Inaba001






  " Conversation / 稲葉国光・中牟礼貞則 "





  1. Autumn Leaves
       (J.Kosma) ・・・・ 4:16
  2. Old Folks
       (W.Robinson-D.L.Hill) ・・・・ 5:00
  3. Alone Together
       (A.Schwartz-H.Dietz) ・・・・ 7:36
  4. Day Dream
       (D.Ellington-B.Strayhorn-J.Latouche) ・・・・ 4:32
  5. Day By Day
       (A.Stordahl-S.Cahn-P.Weston) ・・・・ 5:23
  6. My Foolish Heart
       (V.Young-N.Washington) ・・・・ 5:29
  7. Who Can I Turn To ?
       (L.Bricusse-A.Newley) ・・・・ 5:42
  8. Our Love Is Here To Stay
       (G.Gershwin-I.Gershwin) ・・・・ 4:33





  中牟礼貞則 (g), 稲葉国光 (b)
  Recorded at AOI Studio, Tokyo, April 5, 1975.






 ギターとベースのデュオと言って思い出すのが Jim Hall & Ron Carter の "Alone Together" .
 このアルバムは昔アナログ盤持っていたんだけれど、 CD はいまだに観購入.
 かすかな記憶をたどると、たしかこの "Conversation" と同じような曲が演奏されていたと思います (後で調べたら、どちらもスタンダード中心の選曲で、 2 曲同じ曲が演奏されていました).
 残念なことに、演奏についてはほとんど記憶にないのです ・・・・・ 涙

 奇しくも "Conversation" のライナーノーツを読んでみたら、なんと "Alone Together" のことも書かれていました.
 これはもう、 "Alone Together" 再購入するしかないかな (笑 ).






inaba002

 実はこのアルバムについても、過去にこのブログで取り上げていますので、データだけを記載し、感想などいいですね.
 一言言うとすれば、このアルバムの全体的な雰囲気は ジワ〜〜〜〜 ・・・・・・・・ なのです.

 敢えて説明なんか書かなくても、静かに聴いていると、癒されてしまうような演奏なのです.

 このアルバムも TBM からのダイレクトメールで購入したものです.
 xrcd 盤でしたが半値くらいだったでしょうか.
 今ではオークションなどでも結構いい値段で出品されています.
 再販も望めないようなアルバムだけに、大事に聴かなくては.



   



 さて、午後観た映画ですが、アニメの実写版映画.
 公開時もまったく興味無く、 「そう言えば、そんな名前の映画あったかなぁ ・・・・・」 とテレビの前に座ったのが運の尽き.





gantz001



gantz002

 "GANTZ" と "GANTZ PARFECT ANSWER" の二本です.

 WOWOW で 13:00 から 17:45 まで ・・・・・・・ なんと 4 時間 45 分 (合間に 番組CM などが入りましたが) !!


 事前の情報全くなし !!
 アニメが原作で、アニメと実写版では内容的にもかなり違っているようです.

 TV 点けたら ジュニアねぎ星人 を追いかけまわす少し前の場面でした.


 最初は 「何だこれっ」 だったのですが、いつの間にか最後まで観てしまいました.
 よくわからないんだけれど、何となく観てしまったという感じでしょうか.

 原作アニメ読んでいたら、もっと楽しめるかなぁ.


 後編の "GANTZ PARFECT ANSWER" でいきなり 伊藤歩 登場したので、ちょっとテンションが上がり、ついつい最後まで観る気になりました.
 伊藤歩 ・・・・・・・・ 結構好きです.



 そんな後編なのですが、ボクがビックリしたのは ・・・・・・・・・・



DSC_0888

 吉高由里子 演じる 小島 多恵 の使っているペンケースが、なんとボクが使っているものと同じだったのです !!!
 これにはビックリ !!

 画面からは書かれている文字を確認できませんでしたが、きっと "DELFONICS" だよね.
 おまけに色も同じ イエロー です.

 こういうのがあると、単純ですから一気に感情移入して "しっかり見届けるぞ ! " モードに突入しちゃいます.



 ということで、折角の土曜日もそろそろ終了です.

Blowing In From Chicago

 本当に暖かな ・・・・・・ というか、暑いくらいの一日でした.
 もう半袖でも全然大丈夫なくらいです.
 夜になっても暖かく、家の中は半袖シャツ一枚でもまったく寒くありません.



 ずいぶん前に簡単に取り上げたアルバムです.







1549
 






  "Blowing In From Chicago / Cliff Jordan , John Gilmore"
                          (BLP-1549)





  1. Status Quo
         (J.Neely) ・・・・・ 5:34
  2. Bo-Till
         (C.Jordan) ・・・・・ 5:54
  3. Blue Lights
         (G.Gryce) ・・・・・ 6:35
  4. Billie's Bounce
         (C.Parker) ・・・・・ 9:32
  5. Evil Eye
         (C.Jordan) ・・・・・ 5:12
  6. Everywhere
         (H.Silver) ・・・・・ 5:42
  7. Let It Stand
         (C.Jordan-J.Gilmore) ・・・・・ 7:44

   ( # 7 Bonus tracks, not part of the original album.)





  John Gilmore (ts), Clifford Jordan (ts), Horace Silver (p),
  Curly Russell (b), Art Blakey (ds)
  Recorded at RVG Studio, Hackensack, NJ, March 3, 1957.






 なんと言っても、 ジジ・グライス の作った "Blue Lights" がいいですねぇ.
 とても素敵な曲です.


 家のアルバムを捜してみたら、

 "Jazz Lab / Gigi Gryce-Donald Byrd"
 "When Farmer Met Gryce / Art Farmer"
 "The Talented Touch / Hank Jones"

 といったアルバムに含まれている、演奏が見つかりました.




1549-2

 一昔前、 ジジ・グライス なんてまったくと言っていいほど聴かなかったのですが、数年前から彼の楽曲の美しさが気になるようになりました.
 とても素敵な曲が多いんですよねぇ.



 クリフォード・ジョーダン については前にも書いたし、結構有名ですので、今日はもう一人の ジョン・ギルモア について簡単に書いてみましょう.


 ジョン・ギルモア の生年月日などは Wiki 見ても出ていませんでした.
 シカゴ 出身で 1953 年には San Ra と出会っているようです ・・・・・・ この San Ra という人がまた調べてみると面白い.


 San Ra は個人名ですが、一般的にはオーケストラ (Arkestra) としての名前のほうが有名でしょうか.
 ボクはこの音楽をまったく聴いたことがありませんが、 San Ra の名前は耳にしたことがあります.
 この出会いがあったからか、 ジョン・ギルモア はフリー・ジャズ系の演奏をしていたようです.




Gilmore005

 この写真は San Ra and his Arkestra での演奏風景ですが、この写真見ただけでモダン・ジャズとはかけ離れたものだと容易に想像がついてしまいます.
 物は試し、と You Tube で演奏を捜し "'Round Midnight" や "Shadow World" を聴いてみましたが ・・・・・・・・・・


 カオス !!!!


 エレクトリック Miles はようやく聴けるようになったものの、こういったフリー・ジャズ系はいまだにダメです.



 そんな彼のバリバリのハード・バップを収めたのがこのアルバム.
 San Ra の映像を見た後に聴いてみると ・・・・・・・
 なんともジャズらしいジャズじゃないですか.

 
 チャーリー・パーカー の曲 "Billie's Bounce" の演奏なんか、完璧な ハード・バッパー なのにねぇ.
 ミュージシャンの考えって、ボクら凡人には想像もつかないような部分があるんでしょうね、きっと.

 そういえば、 クリフォード・ジョーダン も晩年はフリーっぽい演奏結構してました.






 さて今夜は奥様が所用で帰りが遅いため、一人で外食.
 と言っても、いつものように らーめん です.


 どこに行こうかいろいろ考えてはみるものの、結局いつものお店になってしまいます.
 今日は木曜日、このらーめん屋さんは木曜日が特別な日です.




DSC_0146

 おなじみ、上田市の "はち" というらーめん屋さんです.
 普段は豚骨スープなのですが、木曜日はメニューがすべて変更になり "とりはち" になります.
 鶏がらベースのスープです.
 麺もいつもの太麺から細麺に ・・・・・ 一部太麺もありますが.



 木曜日の代表らーめんは "とりぱいたん" や "とりそば" ですが、今夜は "とりみそ" にチャレンジ.
 いつものようにチャーシューなし、ネギ多めを注文.
 さらに細麺なので最後まで伸びないようにやや硬めを注文です.



 数分後、らーめんがやってきたので写真を撮ろうと思ったら ・・・・・・・・・
 スマホの温度が上昇したのでカメラが起動できない旨のメッセージ.
 数回チャレンジしたものの、カメラが起動しないので止むなく食べることに.



DSC_0147

 食べ終わった後再度起動してみると、今度は OK .
 食べ終わった後を激写しておきました.

 以前 "みそらーめん" を食べた時にも書きましたが、ここの みそらーめん はさっぱりした感じの みそらーめん です.
 今夜の "とりみそ" のスープも、ちょっとドロッとした感じがあるのですが、飲んでみるとかなりあっさり.
 ほのかに味噌の香りが口の中で広がってきます.

 いつもはこんなにスープを飲まないのですが、今夜はがっつりいただいてしまいました.


 お腹が空いていたので 中盛 (普通のお店の大盛) を注文しましたが、よくよくメニューを見たら 並 を注文して、さらに 替え玉 を頼んだ方が金額が安いことを見つけちゃいました.
 これだったら、後のほうも麺が伸びないですし.

 次回から 細麺 の時はこの作戦で行こうと思います (笑) .






 最近、プレゼントなどがちょくちょく当たっています.
 TOTO に関しては、なんと 2 週連続で当選 !!!!!

 ・・・・・・・・ といっても、 570 円が連続でしたが orz


 先日は WOWOW からこんな雑誌が届きました.




DSC_085811

 あまりプレゼントの応募していないにも拘らず、結構いい確率でヒットです.

 でも、できればもっと欲しいものが当たって欲しいのですが ・・・・・・




 できれば TOTO 6 億円を 2 週連続で ・・・・・・・ 人生変わるんだけどなぁ (笑)

ウエスタン

 昨日はアカデミー賞授賞式でした.
 WOWOW で生中継していたようですが、仕事でしたので見ることはできず、インターネットの情報を仕事中にチェックでした.

 すでにいろいろな所に結果がアップされていますが、一応ボクも ・・・・・・ 主だったところを.

 作品賞 : アルゴ
 監督賞 : アン・リー "ライフ・オブ・パイ トラと漂流した 227 日"
 主演男優賞 : ダニエル・デイ=ルイス "リンカーン"
 主演女優賞 : ジェニファー・ローレンス "世界にひとつのプレイブック"
 助演男優賞 : クリストフ・ヴァルツ "ジャンゴ 繋がれざる者"
 助演女優賞 : アン・ハサウェイ "レ・ミゼラブル"
 脚本賞 : "ジャンゴ 繋がれざる者"
 脚色賞 : "アルゴ"
 主題歌賞 : "007 スカイフォール"
 作曲賞 : "ライフ・オブ・パイ トラと漂流した 227 日"
 美術賞 : "リンカーン"
 編集賞 : "アルゴ"
 視覚効果賞 : "ライフ・オブ・パイ トラと漂流した 227 日"
 撮影賞 : "ライフ・オブ・パイ トラと漂流した 227 日"
 音響編集賞 : "ゼロ・ダーク・サーティ" 、 "007 スカイフォール"
 録音賞 : "レ・ミゼラブル"
 メイクアップ&ヘアスタイリング賞 : "レ・ミゼラブル"
 衣装デザイン賞 : "アンナ・カレーニナ"
 外国語映画賞 : "愛、アムール"
 長編ドキュメンタリー映画賞 : "シュガーマン 奇跡に愛された男"
 長編アニメーション賞 : "メリダとおそろしの森" 
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 かなりの混戦模様の中で、終わってみればまぁ順当という感じなのでしょうか.
 "アルゴ" はボクのよく行く映画館にやってこなかったので Blu-ray 予約してありますが、これもまぁ予想通りでしたね.

 "ライフ・オブ・パイ トラと漂流した 227 日" はいくつかの賞を受賞していろいろなところの評判もいいのですが、すでに映画館では回数も少なくなっています.
 どうしようか ・・・・・・・・・ この手の映画は苦手意識があったので観ませんでしたが、これだけ高評価だとねぇ ・・・・

 
 苦手と言えば、 "愛、アムール" もテーマが重いので、きっと映画館で見ることはないでしょうね.
 "世界にひとつのプレイブック" ・・・・・・ ちょっと重めのテーマをラブ・コメディに仕上げてあるようですので、これはできれば映画館で観てみたいかな.



 ボクの大好きな タランティーノ 作品、 "ジャンゴ 繋がれざる者" も二部門受賞.
 久しぶりの西部劇ですね、最近ではほとんど見かけなくなってしまいました.




 じゃあ、家ではもっと古い映画でも観てみます.
 それも マカロニ・ウエスタン と呼ばれるような作品.
 この映画のインパクトもかなりのものでした ・・・・・・・・







once-upon-a-time-in-the-west001






   " ウエスタン "





  監督 : セルジオ・レオーネ
  脚本 : セルジオ・レオーネ 、 セルジオ・ドナティ 、
        ミッキー・ノックス(英語版台詞)
  原案 : ダリオ・アルジェント 、 ベルナルド・ベルトルッチ 、
       セルジオ・レオーネ
  原題 : "Once Upon a Time in the West"
  製作 : フルビオ・モルセッラ
  製作総指揮 : ビーノ・チコーニャ
  出演 : チャールズ・ブロンソン (ハーモニカ)
       クラウディア・カルディナーレ (ジル・マクベイン)
       ヘンリー・フォンダ (フランク)
       ジェイソン・ロバーズ (シャイアン)
       ガブリエル・フェルゼッティ (モートン)
       フランク・ウルフ (ブレット・マクベイン)
       ウディ・ストロード (ストーニー)
       ジャック・イーラム (スネイキー)
  音楽 : エンニオ・モリコーネ
  撮影 : トニーノ・デリ・コリ
  編集 : ニーノ・バラーリ
  配給 : パラマウント映画
  日本公開 : 1969 年 10 月 4 日
           新宿プラザ劇場 オープニング上映作品
  上映時間 : 165 分






 家にあるのは DVD ですが、映像がかなりクリア ・・・・・・ まるで Blu-ray のようです.
 2008 年に発売された 2 枚組の "スペシャル・コレクターズ・エディション" .
 リマスターについてはよくわかりませんが、とにかく綺麗な映像です.


 上映時間 175 分のイタリア版というものもあるようですが、ボクの DVD は 165 分.




once-upon-a-time-in-the-west006

 オープニングの場面から、緊張感ありあり.
 とにかく長いアップの映像や少ないセリフが、逆に緊張感をどんどん高めていきます.
 この 15 分弱のオープニング場面はすごい、ボクの中では西部劇の名シーンの一つ.

 ロング・コートが決まりすぎです.


 ストーリー自体は、こういった西部劇によくあるストーリーで、ともすると過去の同じような映画と同じになってしまいますが、そこは セルジオ・レオーネ ・・・・・・・・・ 超一級の娯楽作品に仕上げています.
 一緒に構想を練ったのが、まだ若かった ダリオ・アルジェント と ベルナルド・ベルトルッチ というんだから、これまたスゴイのです.
 ダリオ・アルジェント は "サスペリア" 等のホラー映画監督として有名ですし、 ベルナルド・ベルトルッチ はボクの大好きな "暗殺の森" や "ラスト・タンゴ・イン・パリ" 、 "ラスト・エンペラー" などの超有名監督です.




Once-Upon-A-Time-in-the-West003

 この映画、とにかくスゴイのが ヘンリー・フォンダ .
 1946 年の "荒野の決闘" で ワイアット・アープ がとっても有名ですが、そんな役とは正反対に、この映画では初めての悪役.
 それも、ハンパではない極悪非道 ・・・・・・・ 笑いながら子供を撃ってしまうような悪役なのです.
 この演技がスゴイ ・・・・・・・ この演技がなければ、きっとこの映画はこんなにも評価されなかったでしょう.

 ところが話が進むにつれ、完全なる悪人にも拘らずどこか彼の気持ちに惹かれてしまったりするんですねぇ ・・・・・・ この辺りの演技はさすがにという感じです.




once-upon-a-time-in-the-west008


once-upon-a-time-in-the-west009


once-upon-a-time-in-the-west-010

 チャールズ・ブロンソン 、
 ジェイソン・ロバーズ 、
 クラウディア・カルディナーレ 、

 みんな一癖も二癖もある連中ばかり.
 どこかしらみんな悪人なのでしょうが、どこか憎み切れない部分があったりして.
 一番したたかで逞しかったのが クラウディア・カルディナーレ かな ・・・・・・・ (笑)

 この映画は、そういった人間的な描写がとてもうまく描かれているんです.
 ただガン・ファイトだけの西部劇とは違います.
 勧善懲悪とも言えない内容ですし ・・・・・・



 "ウエスタン" 、 "夕陽のギャングたち" 、 "ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ" の三作品は、 "ワンス・アポン・ア・タイム三部作" とも言われ、 セルジオ・レオーネ を代表する映画なのです.

 この "ウエスタン" も、アカデミー賞には縁がありませんでしたが、とても素敵な映画で、最近のアカデミー賞受賞作品と見比べてもまったく遜色ありません.

 昔の映画は、素敵な映画がたくさん ・・・・・・・ やっぱり製作費じゃないんですよねぇ.

Rollin' With Leo

 先日書こうと思っていて、届いた "Alien" に話題をさらわれた格好になったアルバム.
 かなり渋い ・・・・・ と言うか、マイナーなアルバムって言ってもいいんじゃないでしょうか.


 でもこのマイナーさが、逆に良かったりします.
 特にこのアルバムで演奏されている、マイナーな曲がいいんです.






4095






   " Rollin' With Leo / Leo Parker " (BST-84095)





    1. The Lion's Roar
          (L.Parker) ・・・・・ 4:52
    2. Bad Girl
          (S.Conover) ・・・・・ 6:15
    3. Rollin' With Leo
          (L.Parker) ・・・・・ 6:23
    4. Music Hall Beat
          (I.Jacquet) ・・・・・ 4:56
    5. Jumpin' Leo
          (L.Parker) ・・・・・ 4:29
    6. Talkin' The Blues
          (L.Parker) ・・・・・ 6:29
    7. Stuffy
          (C.Hawkins) ・・・・・ 5:40
    8. Mad Lad Returns
          (L.Parker) ・・・・・ 4:36





  # 3 & 4 :
  Dave Burns (tp), Bill Swindell (ts), Leo Parker (br),
  John Acea (p), Stan Conover (b), Purnell Rice (ds)
  Recorede at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, October 12, 1961.

  # 1-2, 5-8 :
  Dave Burns (tp), Bill Swindell (ts), Leo Parker (br),
  John Acea (p), Al Lucas (b), Wilbert Hogan (ds)
  Recorede at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, October 20, 1961.






 このアルバムは、 Blue Note に何枚かある、演奏はもちろんジャケットやレコード番号まで決定されていたにも拘らず発売されなかったアルバムの一枚です.
 発売されたのは 1980 年、マイケル・カスクーナ の発掘した一連のアルバムの一枚として LT-1076 で発売されました.
 その後、このアルバムのようにオリジナル・ジャケットでの再販になっています.




4095-2

 LT シリーズのジャケットは、正直あまりいいと思いませんので、こういったオリジナルがあるものはこちらのほうがずっと素敵だと思います.
 少し前から LT シリーズが再版されていますが、この辺のジャケット・デザインがボク的には今一つで、演奏を聴く以前に欲しいという気持ちがあまり湧いてきません.


 レオ・パーカー は 1925 年 4 月 18 日 ワシントン DC 生まれ、 1962 年 2 月 11 日心臓発作で 36 歳の若さで亡くなっています.
 1950年代の彼は、多くのミュージシャン同様に薬物依存さらに結核治療のため満足な活動を行っていません.
 復帰後の 1961 年、 Blue Note に迎えられ "Let Me Tell You 'Bout It" と 今日のアルバム "Rollin' With Leo" を立て続けに録音しました.

 彼の楽器がバリトン・サックスという、かなりマイナーな楽器だったことを考えると、復帰後すぐに 2 枚ものアルバムを作ってくれたというのは Blue Note の先見の明 ・・・・・・ だったはずなのですが、このアルバムの数カ月後に帰らぬ人になってしまいました.




parkerL003
 そんなアルバムの中の一曲、 "Bad Girl" の演奏がとても素敵です.
 曲はこのアルバムにベースで参加している Stan Conover が書いた、マイナーなミディアム・テンポのブルースです.
 まず最初に流れてくる Dave Burns のソロがとてもいいんですね.
 このアルバムに参加しているメンバー、ほとんど知らない人ばかりですが、グッとくる演奏と言うのは決していいメンバーが揃った時だけではないねぇ ・・・・・・・ なんて、思わずニヤッとさせてくれるような演奏です.

 もう、この手の曲は大、大好き.
 後半の Leo Parker のアーシーなソロもいい ・・・・・・ ちょっと短すぎるのがとても残念です.






 奥様がスキーでいない間に、ちょっと家のことを片付けようと.
 毎年年末の大掃除のボクの担当、お風呂掃除 !!
 なぜかこういうのって、誰もいない時にやってしまうのが好きです.


 11 時 30 分頃に終了 !!
 一休みのつもりで、リビングの TV を点けると ・・・・・・・・・




Stones

 そうです、今日は The Rolling Stones の生放送の日でした.


 The Rolling Stones は 超 がいくつも付くようなビッグ・グループ.
 ヒット曲もたくさんあるので、ボクも何曲かは知っています.
 ただ、ボクは熱狂的な Stones ファンではないので、最初は軽く TV 点けていたのですが、観ているうちにやっぱりこのグループのすごさを思い知らされました.

 グループの平均年齢が 68 才 !!!
 それであれだけのステージ・パフォーマンスをするって ・・・・・・・ 驚きですね.

 昨年東京ドームで観た "Eagles" もよかったけれど、今日の Stones もイカしていました.
 世界で認められるグループというのは、やっぱりスゴイんだなぁと ・・・・・ しみじみ.
 

 往年のヒット曲は、やっぱり盛り上がります.
 ボクの大好きな "Brown Suger" の演奏も聴けましたし.

 今日のセット・リスト


  Get Off of My Cloud
  The Last Time
  It’s Only Rock ‘n’ Roll (But I Like It)
  Paint It Black
  Gimme Shelter (with Lady Gaga)
  Wild Horses
  Going Down (Don Nix cover) (with John Mayer and Gary Clark Jr.)
  Dead Flowers
  Who Do You Love? (Bo Diddley cover) (with The Black Keys)
  Doom and Gloom
  One More Shot
  Miss You
  Honky Tonk Women
  Before They Make Me Run (Keith Richards on lead vocals)
  Happy (Keith Richards on lead vocals)
  Midnight Rambler (with Mick Taylor)
  Start Me Up
  Tumbling Dice (with Bruce Springsteen)
  Brown Sugar
  Sympathy for the Devil
  Encore:
  You Can’t Always Get What You Want
  Jumpin’ Jack Flash
  (I Can’t Get No) Satisfaction



 テレビ点けた時、ちょうど "Wild Horses" ・・・・・・
 と言うことは、この直前に Lady GAGA の "Gimme Shelter" だったのね (涙) .
 "Brown Suger" と同じくらい好きな "Gimme Shelter" ・・・・・・・・・ それも Lady GAGA と一緒に.
 これは聴きたかったのです.


 彼女が出ることを事前に知らなかったので、この後ステージ下で似たような女性の踊っている姿が映っていたので、 「あれっ ? 」 って思っていたのですが ・・・・・・・


 再放送も決定しているようですので、次は最初から観てみます.

A Ghost Of A Chance

 昔、 CATV や BS なんてものがなかった頃、年末年始の深夜に放映する映画がすごく楽しみでした.
 夜中の 23 時頃から、ほとんどノーカットで結構大作が放送されていたように思います.

 今では映画専用チャンネルや他の有料チャンネルで、ほとんど新作といってもいいようなものまで、どんどん放送されているので、年末年始の深夜帯に映画を放送するなんて局はなくなってしまいました.
 観た記憶のある映画には 「リオの男」 、 「カトマンズの男」 、 「八十日間世界一周」、「007 シリーズ」 ・・・・・・

 あの頃観た映画は、本当に夢を与えてくれました.




123655

 今日の午前中何気なく点けた WOWOW で 「我が家の楽園」 を放送していました.
 途中からでしたが、ついつい最後まで見てしまいました ・・・・・ この映画、もう何十回と観ているんですがねぇ.
 やっぱりこの映画は本当に面白いし、いい映画です.
 こういう映画が年末年始に観られると、ホッとします ・・・・・ 最近はどうもこういった映画が少なくって、自然と昔の映画ばかりになってしまいます.


 いつもより暖かな冬の日差しを浴びながら、こんな心がほんわかする映画は、なにか新年に相応しい気がします.
 この映画については、もう幾度と書いているので今日はやめ ・・・・・ 映画のお話も今日はなし.




 じゃあ、先日の写真のアルバムの続き ・・・・・・ ではなくて、まったく違うアルバムを引っ張り出しました.


 今日観た映画のような、ほんわかしたトランペット.
 昨日の Lee Morgan のような "華" は無いかもしれませんが、こういったほんわかしたトランペットもいいです.






29212653






  " Soundin' Off / Dizzy Reece " (BLP-4033)





  1. A Ghost Of A Chance
         (Crosby-Washington-Young) ・・・・ 5:03
  2. Once In A While 
         (Edwards-Green) ・・・・ 7:54
  3. Eb Pob 
         (Navarro-Parker) ・・・・ 7:27
  4. Yesterdays 
         (Kern-Harbach) ・・・・ 7:44
  5. Our Love Is Here To Stay 
         (I.Gershwin-G.Gershwin) ・・・・ 7:08
  6. Blue Streak 
         (D.Reece) ・・・・ 6:21




  Dizzy Reece (tp), Walter Bishop Jr. (p), 
  Doug Watkins (b), Art Taylor (ds)
  Recorded RVG studio, Englewood Cliffs, NJ, May 12, 1960.






 Dizzy Reece ・・・・・・ 1931 年 1 月 5 日ジャマイカ生まれ (ボクと誕生日 1 日違いでした).
 1948 年にロンドンに移住し、ヨーロッパで演奏活動をしていました.
 1959 年、ニューヨークに移り、アメリカでの本格的な活動を開始します.
 Miles Davis や Sonny Rollins らに認められてのアメリカ活動でしたが、底辺の広いアメリカで一流と呼ばれるには、道は遠かったようです.
 しばらくして、ニューヨークを離れてしまいました.




4033-2

 Blue Note には4枚のリーダー・アルバムを吹き込みました.
   " Blues in Trinity " (1958)
   " Star Bright " (1959)  
   " Comin' On! " (1960)
   " Soundin' Off " (1960)
 ただし 3 番目の " Comin' On! " は、なぜかリリースされず後年発売されました.
 ですから、アメリカで活躍していた頃に陽の目を見たアルバムは 3 枚 ・・・・・ もちろん、他のレーベルやサイドメンとしての演奏は何枚もあります.


 このアルバムのメンバーは、この吹き込みが行われる直前に Village Vanguard に出演していたメンバーです.
 そしてこのアルバムに録音された曲すべてが、 Village Vanguard で演奏された曲です.
 "ザ・ブルーノート ジャケ裏の真実 (小川隆夫著)" に書かれている Dizzy の言葉では、本当はライブ録音をしたかったようですが、できなかったため同じメンバーで同じ曲目を演奏するに至ったようですね.



 ボクは一曲目の "A Ghost Of A Chance" の演奏が、何と言っても大好き.
 この演奏だけでも、このアルバム持っている価値があるように思えてしまいます.
 アルバム・タイトルの "Soundin' Off" とは、 "大きな音で吹きならす" らしいのですが、タイトルとは裏腹にいきなりの一曲目に朗々と吹く演奏をするなんて、心憎いばかりです.

 そして二曲目の "Once In A While" も軽快で透き通るようなトランペット. 
 Walter Bishop Jr. を含めたバックの演奏も、派手ではなく、ほんわかとした感じ.




 こういうジャズもいいなぁ ・・・・・・・ ジン・トニックでも作ってきて、もう一度ゆっくり聴くことにします.
 ジンは ・・・・・・・ ボンベイ・サファイア です.
 でもなんとなく今夜は、 キングスバリー ビクトリアン・バット でも飲みたい感じです.
● プロフィール ●

la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

● Link ●
● 記事検索 ●
● PV Access ●
  • 累計:

● Photo Gallery ●
  • お花見ウォーキング
  • お花見ウォーキング
  • お花見ウォーキング
  • お花見ウォーキング
  • お花見ウォーキング
  • お花見ウォーキング
  • お花見ウォーキング
  • お花見ウォーキング
  • お花見ウォーキング
  • お花見ウォーキング
  • お花見ウォーキング
  • お花見ウォーキング
  • お花見ウォーキング
  • お花見ウォーキング
  • お花見ウォーキング
  • お花見ウォーキング
  • お花見ウォーキング
  • お花見ウォーキング
● お願い ●
•このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することはしないでください. コメントはすぐに反映されない場合がありますのでご承知ください.
  • ライブドアブログ