明るさは正義なのか ・・・・・・・・ !?


 以前から検討に検討を重ねてきて、ようやく Click しました.

 カメラじゃないよ、レンズだよ.



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 Canon EF 50mm F1.8 STM ・・・・・・ 通称 「撒き餌レンズ」.

 開放値 1.8 という非常に明るい単焦点レンズですが、価格はこのレンズで 14,000 円弱.
 こういう明るいレンズを使い始めると、さらに新しいレンズで可能性を求めるようになり、さらに高額な L レンズを購入したりと ・・・・・・ 俗に呼ばれる "レンズ沼" という世界に足を踏み入れてしまうようです.
 そういう世界に踏み入れさせるため (?) に各メーカーは廉価で明るい単焦点レンズを用意しています.

 そんなところから 「撒き餌レンズ」 と呼ばれます.


 まぁボクの場合は、今まで L レンズを 2 本使ってきてからのこのレンズ購入だから、ある意味で レンズ沼 から抜け出たとでも思っておきます (笑)




 ちなみに上の写真、 エヴァ っぽくデザインしてみました.



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 エヴァンゲリオン や シン・ゴジラ で有名な マティス・フォント です.
 つい先日 4,000 円ちょっとで発売になりましたので、これは検討をする間もなく即 Click でした.






 さて、本題、本題 ・・・・・・・・・

 ジャケットは以前から知っていたものの、内容については ???
 数週間前に何となく ・・・・・ 1,000 円切っていたので買ってみました.
 このアルバム、ビックリな演奏だったのであります.





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  " Pike's Peak / Dave Pike "





  1. Why Not
            (Dave Pike) ・・・・・ 6:46
  2. In a Sentimental Mood
            (D.Ellington-I.Mills-M.Kurtz) ・・・・・ 6:32
  3. Vierd Blues
            (Miles Davis) ・・・・・ 5:59
  4. Besame Mucho
            (Consuelo Velazquez) ・・・・・ 6:54
  5. Wild Is the Wind
            (N.Washington-D.Tiomkin) ・・・・・ 9:33




  Dave Pike (vib), Bill Evans (p),
  Herbie Lewis (b), Walter Perkins (ds)
  Recorded at NYC, November 1, 1961.






 昨年 11 月に発売された "Sony Jazz Collection 1000" の中の一枚.
 このシリーズは 2014 年から一回 50 枚ずつ発売されていたもので、その中からポツリポツリ数枚ずつ購入していました.
 11 月に発売になった中では Carol Sloane の 2 枚のアルバムが目立っていましたが、この 2 枚はすでに持っていたので当初は完全スルー.

 少し前にこのアルバムだけを購入してみました.




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 まずビックリするくらいいい演奏です.
 後になって調べると、 デイヴ・パイク の代表作というのが定説のようです.

 中には ビル・エヴァンス の共演 ・・・・・ ビル・エヴァンス の演奏がいいから、というようなことも書かれているものがありましたが、ボクは デイヴ・パイク の演奏がすごいと思う.
 そこに ビル・エヴァンス のピアノがカチッと噛み合わさり、アルバム全体が独特なリリシズムで満たされた感じなのです.


 それとベースの ハービー・ルイス がしっかりしたベースでいいなぁ.
 ビル・エヴァンス にとっては スコット・ラファロ が亡くなった直後だったので、自分のグループの新しいベーシストを探していた頃になるのでしょうか.

 正直 ビル・エヴァンス のグループのベーシストとしては合わないような感じですが、このアルバムでの演奏はしっかりしたいい演奏だと思います.



herbie lewis 001
    (Herbie Lewis)

 ネットで見つけた唯一の写真.
 "Tender Moments / McCoy Tyner" (BST-84275) に参加していたためか、なぜか Blue Note 関連での写真です.


 このアルバムは選曲も面白い.

 1 曲目の "Why Not" は、明らかに John Coltrane の "Impressions" です (有名な演奏という意味で) .
 この曲は "Ease It / Rocky Boyd" にも収められており、そのライナーノーツには作曲者が Pete La Roca になっていました.
 ちなみに "Impressions / John Coltrane" では コルトレーン 作になっていました.

 さらに アーマッド・ジャマル が 1955 年に同じような曲を吹き込んでいるようです ・・・・・・・・

 どうも本当のところははっきりしないようです.


 2 曲目の "In a Sentimental Mood" もいいですが、やっぱり 4 曲目の "Besame Mucho" .
 1940 年 メキシコ の コンスエロ・ベラスケス によって書かれた曲で、すでにジャズ・スタンダードと言ってもいいくらい多くのミュージシャンに取り上げられています.
 ここでの演奏はすごく躍動感のある演奏で、好みだな.



Dave Pike 002

 そういえば デイヴ・パイク の演奏を聴いたのはこのアルバムが最初.
 だからアルバム買う時も、どんな楽器を演奏しているの ?? でした (笑)


 このアルバムの後、 ハービー・マン のグループに入ってラテン系の演奏をしたり、 ノイジー・サイレンス という名の自身のグループを作りソウル系の演奏をしたりしたようですが、やっぱりこのアルバムが一番なのでしょうか.


 まさにアルバム・タイトル通りのアルバムなのです.







 11 月の映画鑑賞は 15 本.
 何十年ぶりかで "リオの男" も観ました.
 "カトマンズの男" 同様まだ子供の頃観た時はすごく面白くワクワクした記憶がありますが、改めて観るとちょっと時代が違うなぁ ・・・・ 感が (笑)



  トランスポーター 3 アンリミテッド 、
  ボーン・アルティメイタム 、
  サバイバー 、
  戦場にかける橋 、
  サムライ 、
  珍遊記 、
  リオの男 、
  麻雀放浪記 、
  MYTHICA ミシカ クエスト・フォー・ヒーローズ 、
  キサラギ 、
  HELP!四人はアイドル 、
  七年目の浮気 、
  真珠の耳飾りの少女 、
  ヒトラー暗殺 13 分の誤算 、
  パリ 3 区の遺産相続人





 事前の知識まったくないまま観た "ヒトラー暗殺 13 分の誤算" と "パリ 3 区の遺産相続人" が結構面白かったなぁ.
 特に "パリ 3 区の遺産相続人" は クリスティン・スコット・トーマス の元気な姿を久しぶりに観れました. 

 そんな中での一本は ・・・・・・・・・・




真珠の耳飾りの女001

 スカヨハ のファンとしては 「これっ」 と言いたいところですが ・・・・・・・

 そういえば ファン・ライフェン の家に "デルフト眺望" が何気なく置いてあるのを、今回観て発見 !!



 今月はやっぱりこちらの映画かな.
 結構重いテーマを娯楽性豊かに映像にした映画です.
 このテーマ曲はあまりにも有名ですね.

 このテーマ曲 "ボギー大佐" は ケネス・ジョゼフ・アルフォード が 1914 年に作曲した行進曲で、吹奏楽でも演奏されるので誰もが一度くらいは聴いたことのある曲かもしれません.
 この "ボギー" というのは人の名前ではなく、ゴルフのボギーからきていると今回初めて知りました.



The Bridge on The River Kwai002

 第二次世界大戦中 タイ と ビルマ の国境付近にある捕虜収容所を舞台に、日本軍の捕虜となったイギリス軍兵士らと鉄道建設、 斉藤大佐 と シアーズ中佐 の対立と交流など、極限状態における人間の尊厳と名誉、戦争の惨さを表現した戦争映画です.


 フォース の力こそないものの、 アレックス・ギネス はやっぱり強かった.