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 土曜日の講習会終了後は、会場の隣の居酒屋で軽く忘年会のような飲み会.
 そして終了後は、 6 丁目まで歩いていつもの 7 階、そう "Bar le sept"

 この日はかなり寒かったですね.
 エレベーターを 7 階で降りると、ドアの横にとても素敵な花がたくさん並んでいたのですが・・・・・・・
 写真撮るのをすっかり忘れてました、大反省です.
 バッグにはカメラが入っていたというのに.



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 クリスマス・プレゼントの DVD をお届けし、 1 杯だけいただいて、早めにホテルです.
 その 1 杯は "いつもの" Tom Collins !

 どうもこういったところに、成長の跡がまったくみられません.
 帰りは、寒いのにわざわざ外までお見送りしていただき、恐縮してしまいます.
 ボクなんて見送っていただくほど、お店に貢献していませんし.
 今年一年、大変お世話になりました.
 来年はもう少しお酒の名前を覚えたいと思ってます(笑).


 Tom Collins と言えば、 "Raise High the Roof Beam, Carpenters / J. D. Salinger" なのですが、これについては以前も書いた記憶があるのでスルーしましょう.
 本来 Tom Collins は、Old Tom Gin を使ったことから、John Collins が今の Tom Collins になったというようなことが言われています.
 でも、ほとんどのお店は ドライ・ジン を使っているようですので、本当だったら、 John Collins と呼ぶのが正しいのでしょうか、でもなぜか ウィスキー・ベースのものが John Collins と呼ばれたりしています.
 こういったカクテルの名前の由来も、いろいろなドラマがあって面白そうですよね.

 ボクのような冴えないオヤジには、ショート・カクテル・グラスなんてまったく似合わないので、ストレートなコリンズ・グラスがいいです.
 それにお酒強くないから、時間かけてちびちびと ・・・・・.


 なんて、ちょっと偉そうにお酒に対する見解などを語ってしまいました.
 彼の見解はどうなんだろ ・・・・・






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  "My Point of View / Herbie Hancock" (BLP 4126)




  1. Blind Man, Blind Man
  2. A Tribute To Someone
  3. King Cobra
  4. The Pleasure Is Mine
  5. And What If I Don't Know
  6. Blind Man, Blind Man (alt-tk)





  Donald Byrd(tp), Grachan Moncur III(tb -#2,4,5),
  Hank Mobley(ts), Grant Green(g -#3,5), Herbie Hancock(p),
  Chuck Israels(b), Tony Williams(ds)
  Recorded March 19, 1963.







 「これが彼、 Herbie の見解です.」

 ジャケットに、 Blue Note としては珍しく、アルバム・タイトルや演奏者名といった必要なこと以外の文が記載されています.
 これも珍しいです、 Blue Note ってこういった余計なものを入れず、シンプルなデザインにまとめているところが、ボクは好きなんだけれど.
 それとバックの壁が、微妙に汚い感じがします.
 だから、どうもデザイン的にあまり好きじゃ無く、購入したのも比較的最近です.



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 いつもの International RVG 版で、6 曲目がボーナス・トラック.
 ジャケットを見ても、どうもロック・ビートの 1 曲目 "Blind Man, Blind Man" を売りにしているような部分があるんですが、どうでしょ.
 ボクは、 2 曲目以降の 4 ビートの演奏のほうが、はるかにいいように思えます.

 初リーダー・アルバムの "Takin' Off" での "Watermelon Man" のヒットの影響でしょうか.
 すべての編曲を Herbie が手掛けています、ここも 売り の一つでしょうね.
 そういえばこの年、 Herbie は Miles Davis のグループに入るんですよね、それ以降のことは有名すぎる.
 トロンボーンの Grachan Moncur III がどんな演奏するのか、聴く前はすごく興味があったのですが、ホーン・アンサンブルに徹しています.


 ひょっとすると、彼の見解は "Blind Man, Blind Man" じゃないんじゃないかと思うくらい、 Herbie の弾く 4 ビートは素敵です.
 今でもいろいろなことやってはいますが、 4 ビートもきちんと素敵に弾いちゃう、だから彼の演奏好きなんだよね.

 ボクにとっては、彼の 4 ビートの演奏のほうが印象に残るアルバムです.
 初期のアルバムで、特段人気がある訳ではありませんが、しっかり作られたアルバムです.



 今年もあとわずかですね、周りが少しばかり慌ただしいように思います.
 でもボクはいつもと全く同じ.
 違うのは年賀状がくるくらいでしょうか (笑).