・ ・ ・ ・ ・ ・



 5 月 23 日の火曜日は、せっかくの休みなのに雨.



IMG_0842
 ● EOS RP + Zeiss Planar T* 1,4/50 ZE : f 5.6 1/1600秒 ISO-400 WB-AUTO EV±0 ●

 この日は眼科の受信日、一年前に人間ドックで眼底出血があり、以来定期的に検査.
 でも出血もその時だけで、その後も全く問題なく 4 か月に一度程度の検査・診察になってます.

 この眼科はすごく混んでいます (高齢者が多いですね) が、 3 か月前から予約が入れられるので、火曜日も受付から検査、診察まで 1 時間もかからずに終わりました.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 またまた、また、 livedoor blog の 編集部の「推し」 に取り上げていただきました.
 もう何回目になるのか、数えられません.

 過疎化しつつある当ブログですが、こうやって陽の目を浴びるとやる気が出てきます.



2023.5.24 005-2

 ボク的には、どうせだったらあの記事を取り上げて欲しかった ・・・・・ なんていう気持ちもないことはありませんが、贅沢は言いません.

 これからも取り上げていただけるよう、キレイな写真載せていきたいと思います.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・



 さて、眼科診療が予定よりずっと早く終わったので、家に帰ってカメラをイジイジ.

 ブログタイトルは 50mm 対決のような感じですが、ほんの少しだけ Planar と SIGMA の画像を撮り比べて並べてみました.
 ものすごく単純に、 Planar と他のレンズって描写ってどうなんだろうと思い、たまたま手元にあった同じ明るさの 50mm が以前からお借りしている SIGMA だっただけのことです.

 下の写真は、向かって左が Planar 、右が SIGMA (スマホだと横並びに表示されないですが、最初が Planar 、次が SIGMA の繰り返し ) .


 撮影は三脚固定、絞り優先で、絞りを一段ずつ変更.

  Zeiss Planar T* 1,4/50 ZE
  SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art

 カメラは EOS RP ・・・・・ 三脚が Manfrotto の軽量のものしかないので、 R3 のようなヘビーな機種はちょっと揺れたりしてしまうためです.




 Planar                            SIGMA
 ● f 1.4 1/160秒 ISO-400 WB-AUTO EV±0 ●
IMG_0877pIMG_0882s


 ● f 2.0 1/80秒 ISO-400 WB-AUTO EV±0 ●
IMG_0878pIMG_0883s


 ● f 2.8 1/40秒 ISO-400 WB-AUTO EV±0 ●
IMG_0879pIMG_0884s


 ● f 4.0 1/20秒 ISO-400 WB-AUTO EV±0 ●
IMG_0880pIMG_0885s


 ● f 5.6 1/10秒 ISO-400 WB-AUTO EV±0 ●
IMG_0881pIMG_0886s


 レンズ口径も影響するのでしょうか、同じ明るさのレンズでも微妙に違います.
 最初に Planar をセットして絞りを変えながら撮った後、 SIGMA のレンズに交換.
 絞りとシャッタースピードを Planar 同じ設定にしても、カメラ内の露出レベル表示が 1/3 アンダーになってしまいます.
 そのため、カメラの露出で合わせると、今度はシャッタースピードが変わってしまいます.
 今回は絞りとシャッタースピードを同じにして露出のアンダーはそのままにしたため、明るさが違ってしまいました.
 こういうレビューの時ってどうしたらいいんだろ ・・・・ 誰か教えて欲しいな.



IMG_0025
 ● (左) SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art : (右) Zeiss Planar T* 1,4/50 ZE ●

 並べてみると大きさが大人と子供.
 Planar の全体が金属 !! って感じでいい.
 金属のフォーカスリングとそこに刻まれているスリットが、いかにもオールドレンズっぽい.
 まぁ shige 君だったら、この写真だけで缶ビール 500ml はいけますね.



 最初に感じたのは、いい意味で SIGMA ヤバいなぁ ・・・・・ さすが Art シリーズです.
 Planar は当然マニュアルフォーカスですが、 SIGMA のほうは AF なので、レンズ変えて何もしなくても勝手に顔に AF ポイント移動して簡単に撮れちゃいます.

 相変らずカリッカリの描写ですね.
 今年の EOS学園の実習でも、この SIGMA のレンズを使っていますが、ポートレートなどのリズムを重視する撮り方では絶対的に AF です.



IMG_0877-03
 ● Planar の f1.4 を等倍 ●

IMG_0882-02
 ● SIGMA の f1.4 を等倍 ●

 一番上の開放 1.4 の写真が全然違います.
 Planar はホワ〜〜〜ンとした感じの甘さというか柔らかさがありますが、 SIGMA は開放からキレッキレ.

 撮影は背面液晶で拡大して合わせたのですが、開放の時はそれでもかなり難しい感じがしました.
 どうもボヤっとした感じだったんですよね.


 上の写真は等倍にしたものをプリントスキャン.
 ピンボケとはやっぱり違いますよね、カメラのブレもないし、やっぱりピントは左目にほぼ合ってますよね.
 でも全体が柔らかなフィルターに包まれた感じです.

 これがこのレンズのオールドレンズっぽい持ち味だとしたら、まぁそれもありかな.



IMG_0880-02
 ● Planar の f4.0 を等倍 ●

 ちなみに Planar は 3 段絞るとこんなにカリッとします.

 Planar の開放では、周辺減光もわかります.
 Zeiss のレンズは開放近くのピント合わせが本当にムズイと思ってましたが、あるユーチューバーが開放でのピントがちょっとボワ〜とした感じになるのがこのレンズの特徴かも、なんて言ってましたが、なるほどそうなのかなぁなんて思えてしまいます.


 今回撮ってみて感じたのは、ピントがカチッとした感じではなくても、独特の柔らかさが出るのでポートレートなどで十分使えるんじゃないかな.
 あのボケのような柔らかさの感じ、すごくいいですよね.
 ただ、ピント合わせが難しいので、よっぽど慣れないとスムーズな撮影できそうもありません.

 だからそういう時は SIGMA にいっちゃうかなぁ ・・・・・ (笑)




 家の中で 草薙少佐 ばかり撮ってるのもなんだから、ちょっと小雨の中庭の花を撮ってみました.
 こちらは Planar だけです.



IMG_0860s
 ● EOS RP + Zeiss Planar T* 1,4/50 ZE : f 4.0 1/400秒 ISO-400 WB-AUTO EV±0 ●

 このアヤメの紫色、ヤバいです.
 まるで車の塗装のメタリックのような感じで色もすごいです、レタッチはしてありません.
 ピントは真ん中の花の向かって左側の水滴あたり.

 これは小雨の中手持ちで撮影.
 防滴機能がないレンズなので、雨の撮影は神経使います.
 少しだけトリミングしたので隅の収差についてこの写真では分からないですが、元の写真を見てみると、等倍で確認しても問題なし.

 やっぱりこのくらい絞った方が撮り易いので、普通のスナップだったら 4.0 〜 11 くらいの範囲かな.



IMG_0849
 ● EOS RP + Zeiss Planar T* 1,4/50 ZE : f 5.6 1/200秒 ISO-400 WB-AUTO EV±0 ●

 こちらのツツジはかなりトリミングしてます.
 透き通った花びらに見える水滴がいいですね.
 ピントはおしべ.

 Planar やっぱりいいなぁ、写真撮ってるぅ〜って感じなんです.
 出来上がった写真観てもニヤッとできるのもいい.



IMG_0845
 ● EOS RP + Zeiss Planar T* 1,4/50 ZE : f 5.6 1/80秒 ISO-400 WB-AUTO EV±0 ●

 RF レンズに比べれば価格的には安いものの、それでも一般の人たちからみれば高い趣味の世界.
 Zeiss ってそんな高い買い物ではあるものの、所有した満足感だけではなく、撮っている時の満足感もあるので、価格以上の満足感がある気がします.


 沼 、まっしぐら.



  ・ ・ ・ ・ ・ ・