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Say You're Mine

 昨日の雪が、朝にはあたりの景色を変えていました.
 2 - 30 cm くらいの積雪 ・・・・・・ 今年初めての雪かきでした.
 かなり水分を含んだ重い雪で、 1 時間くらいの雪かき作業が応えました.


 今年のブログも、今日で 191 回目.
 今年は、大晦日にもう一つ書くので締めにはなりませんが、今年も一年間いろいろなものを聴いたので最後はいかにも Blue Note という感じの、正統派のハード・バップで ・・・・・・・

 そう言えば、去年のブログの締めは "Byrd In Hand / Donald Byrd" でした.





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   " The Cat Walk - Donald Byrd " (BLP-4075)





  1. Say You're Mine
          (D.Pearson) ・・・・・ 7:19
  2. Duke's Mixture
          (D.Pearson) ・・・・・ 7:01
  3. Each Time I Think Of You
          (D.Byrd-D.Pearson) ・・・・・ 5:34
  4. The Cat Walk
          (D.Byrd) ・・・・・ 6:40
  5. Cute
          (Neil Hefti) ・・・・・ 6:17
  6. Hello Bright Sunflower
          (D.Pearson) ・・・・・ 7:33




  Donald Byrd (tp), Pepper Adams (bs), Duke Pearson (p),
  Laymon Jackson (b), Philly Joe Jones (ds)
  Recorded at RVG Studio, Englewood Cliffs, NJ, May 2, 1961.





 一曲目の "Say You're Mine" から、もうヘロヘロ ・・・・・・ "The Cat Walk" も素敵ですが.
 この曲素敵ですねぇ、いかにも デューク・ピアソン という感じのマイナーな雰囲気がプンプン漂う曲です.
 こういう演奏には、完璧に弱いなぁ.






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 そして ・・・・・ ジャケットのデザインがとても素敵です.
 やっぱり Blue Note はこういう感じじゃないと ・・・・・・ と一人で納得.
 そう言えば、車と一緒に撮っているジャケットも数枚ありますね.
 
 このメンバーで、この時代の演奏 ・・・・・・ ヒットしたアルバムだろうと、マイナーなアルバムだろうと、もうそんなことはどうでもいいくらい、ホッとできる音が流れてきます.
 そういう意味でも、このアルバムはいい.
 期待した音が、期待したとおりに流れてきちゃうんですから.

 
 最近では 4200 番台も平気で聴いていますが、やっぱりこういう演奏を聴くと、 4000 番台だなぁ ・・・・・ なんてしみじみ感じてしまうのです.




donald-byrd-e-pepper-adams

 この Byrd & Adams の演奏を聴いていると、バリトン・サックスがまったく違和感なく演奏に融け込んでいます.
 なかなかバリトン・サックスは、楽器自体が陽の目を見ない感じなのですが、どうしてなんだろうね.
 演奏者も、アルトやテナーに比べると圧倒的に少ないですし.

 それだけにこのグループって独特感ありありで、なぜかホッとできちゃいます.


 ドナルド・バード は後年 "Black Byrd" で大ブレイクしたようですが、ボクは ペッパー・アダムス とグループを組んでいたこの時期が一番好きなのであります.







 少し前に iTunes をバージョンアップしました.
 かなり変わってしまって、最初はかなり戸惑ってしまいました.




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 アルバムに移動すると、こんな感じでアルバムの色をベースにした表示が現れます.
 これって、かなりステキですね.



 アルバムの色が変わると、こんな感じに ・・・・・・・・・



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 ちなみにジャケット写真は、ネットから拾ってきた画質のいいものを一枚ずつ貼りつけています.
 iTunes を使ってジャケット・アートを取ることもできますが、昔のバージョンでやった時にあまりきれいじゃなかったので、前からこんな方法で貼りつけています.




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 今朝の風景 ・・・・・・ 昨夜の雪で真白な世界に.

 昼ごろから陽が出て、気温も上がったので、道路の雪はあっという間に融けました.
 Type-R の苦手な季節がやってきました (笑)

On The Corner

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 昨日と同じような青空が広がってます、 蓼科山 もくっきり.
 遠くの山の上に少し雲がある程度で、家の周りは雲一つない快晴.
 気温も高く、日が差し込むリビングはポカポカ状態.
 まるで初春という感じでした.





 インフルエンザのほうはほとんど完治状態ですが、喉に痰が絡むような感じが改善せず、咳が少し出ています.
 仕事も問題なくできるのですが、一応マスクは手放せません.

 
 そんなんで、天気がいい休日もしばらくは家でゴロゴロすることに決めています.
 今日も何をしようか ・・・・・・・・ と思い付いたのが、 Miles Davis のアルバムを iTunes へのインポート作業.
 なぜか、 "Complete Columbia Album Collection" のアルバムは Sonic Stage (Sony だからということもありませんが・・・・(笑)) に入れてあったため、機会があれば移そうと思っていました.

  "Complete Columbia Album Collection" の 52 タイトル ( 70 枚) と、 "Complete Live At Plugged Nickle 1965" の 8 枚のインポート作業、ほぼ一日がかりでした.




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 結構疲れました ・・・・・・ こんなことで気持ちのいい一日が終わってしまった.
 まぁ、どこかに出かければお金もかかってしまうので、引きこもっているのも悪くないかな.




 そういえば、最近 Miles を聴いていなかったので聴いてみることにします.
 作業用に聴いちゃうので、こんなアルバムがいいかもしれません.
 この手のアルバムは、ジャズという固定観念なんか捨てて、単純にリズムや音を楽しむほうがずっと向いていそうです ・・・・・ しかめっ面しながらのシリアスな聴き方は、似合いません.







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  " On The Corner / Miles Davis "





  1. On the Corner / New York Girl /
    Thinkin' One Thing and Doin' Another / 
    Vote for Miles  ・・・・・ 19:55
  2. Black Satin ・・・・・ 5:16
  3. One and One ・・・・・ 6:09
  4. Helen Butte / Mr. Freedom X ・・・・・ 23:18

    (All Compositions by Miles Davis)





 #1: Recorded at Columbia Studio, New York, June 1, 1972.
  Miles Davis (tp), Dave Liebman (ss), Teo Macero (sax),
  John McLaughlin (el-g), Chick Corea (el-p), Herbie Hancock (el-p),
  Harold I. Williams (org.synth), Collin Walcott (el-sitar), 
  Michael Henderson (el-b), Billy Hart (ds), Jack DeJohnette (ds), 
  Al Foster (ds), Don Alias (ds), Badal Roy (tabla)


 # 3,4: Recorded at Columbia Studio, New York, June 6, 1972.
  Miles Davis (tp), Carlos Garnett (ts.ss), David Creamer (el-g),
  Herbie Hancock (el-p), Harold I. Williams (org.synth), 
  Collin Walcott (el-sitar), Michael Henderson (el-b), Billy Hart (ds),
  Jack DeJohnette (ds), M'tume (perc), Badal Roy (tabla)


 #2: Recorded at Columbia Studio, New York, July 7, 1972. 
  Miles Davis (tp), Cedric Lawson (key), Reggie Lucas (el-g),
  Khalil Balakrishna (el-sitar), Michael Henderson (el-b), 
  Al Foster (ds), M'tume (perc), Badal Roy (tabla)







 演奏に関するデータは、 "Complete Columbia Album Collection" に付いている解説書からのデータを録ってみたのですが、 Wikipedia 等に掲載されているものとは、若干演奏者の名前が違っています.
 どちらが正しいかはボクは不明なので、 "マイルス・デイヴィスの真実 (小川隆夫 著)" で調べてみましたら、 こちらのデータもまたまた違っています ・・・・・・・・・・ 一応 小川さん に敬意を表して 小川さん のデータをここでは掲載しておきます.
 当時のいろいろな証言から推測すると、 小川さん のデータが一番正しそうですね. 



 iTunes や CD プレーヤーでの再生では、きっと 8 曲と表示されるでしょうが、アルバムなどの表記は 4 曲.
 1 曲目に 4 曲、 4 曲目に 2 曲が一緒になっています.
 だから 1 曲目から 4 曲目までは全く同じりズ目で演奏が続いていくので、どこが曲のつなぎかボクはまったくもってわからないです ・・・・・ 一応、表示は変わるんですがね.
 でもこの一連になった曲の区切りって、誰が決めているんだろう???
 曲を作った Miles 自身も、そんなこと気にしてなかったんじゃないかと思うんだけれどねぇ.




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 このアルバムの収めれている演奏は、 Miles 自身の言葉で言う 「どこにも分類して押し込むことができない」 音楽.
 そして 「黒人のストリート・ミュージックに通じる喧騒感の表現」 ・・・・・・・ この喧騒感というのは聴いていてもわかるなぁ.
 ただ、先にも書いたように一つずつの音を拾いながら聴くような音楽じゃないでしょう.
 どんどん変化しながら音楽が進みます、テーマ部がどこにあるのかさえもわからなくなりそうです.

 このアルバム録音の数カ月後、コンサートツアーの模様が "In Concert" として録音され、そこで "Black Satin" も演奏されていますが、この辺りの演奏も聴き比べてみると面白いですね.
 Miles はメンバーに 「自分とは同じことをするな、他のメンバーとも違うことをしろ」 というようなことを言っていたようですが、それがフリー・ジャズのような混沌とした音楽にならず、ファンク色の強い一つの音楽になってしまうところがスゴイ.

 
 トランペットをリズム楽器のように使ったこのアルバムに対して、評論家の 油井正一 氏は酷評したようですが、まぁそんなに目くじら立てずに聴けばいいんじゃないでしょうか.
 ある人は、メロディ楽器として ワウワウ 使っていると感じるでしょうから.



 こういった音楽をジャズに結びつけようとしている人たちは「こんなのジャズじゃない」ってそっぽを向いてしまうでしょうが、結びつけること自体が間違ってるよね.
 それはもう、 1970 年に発表した "Bitches Brew" なんかもそう.
 全く新しい音楽だと思って最初から聴けばいいだけのお話し、後はそれが好きか嫌いか.
 偉そうなこと言ってますが、こんなことを言いながら、こんな音楽を違和感なく聴けるようになったのはここ数年のお話です.



 この時代も何となく聴いてみると結構面白いぞ ・・・・・ ただルーキーの皆さんにはちょっとお勧めしませんが.
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la_belle_epoque

 ジャズ・アルバムの紹介を中心に始めたブログでしたので、こんなタイトル付けていますが、最近では完全に写真やカメラの話題が中心になっています.

 最近になって 沼 という場所にハマっていることに気が付き、脱出のためもがき苦しんでいます。
 金銭感覚も社会通念上の常識とはどんどん離れていってるようですが・・・・・・

 いつもおいでいただく皆様に、感謝です。

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